9月23日に『谷山浩子 猫森集会2017』に行ってきました。
様々なゲストを迎えて9日間で7公演行われるうちの6公演目、ゲストは石野真子さんです。
会場は「全労済ホール/スペースゼロ」、新宿駅南口から徒歩10分。3年連続の参戦なので、さすがに迷わずに到着。
会場に着いて感じたのが「普段のコンサートと客層が違う」ということ。谷山浩子さんのコンサートはもともと「年齢層が高く濃い人が多め」なのですが、今回はさらに「高齢濃いめの人」多し。この人たちって石野真子さんのファン??
会場はステージを囲むように四方に客席があり、収容人員は500人くらい。かなりステージに近い感じですが、席によっては出演者の顔が見えなそうです。私の席はピアノを左45度に見る位置、谷山さんの顔がバッチリ見えそうです。
もうすぐ開演。私の席から少し離れた右前方に鉢巻きをした「親衛隊」風おじさん3人組が着席。どうなることやら…。
いよいよ開演。谷山浩子さんとシンセサイザーの石井AQさんが登場して1曲目。なんだ?この重い曲は?
『きれいな石の恋人』⇨きれいな"石野"恋人。この駄洒落のためにコンサートのオープニングとは思えない曲を演るとは…。
続いて3曲『意味なしアリス』『城あとの乙女』『のらねこ』。脈絡がありそうでない3曲。曲の最初の文字を続けて読むと「い」「し」「の」…。
次は当然「ま」⇨『まもるくん」、「こ」⇨「恋するニワトリ』。悪くない落ち…ではなく選曲ですが…。
いよいよ石野真子さん降臨‼︎
その美貌に会場がどよめきます。「登場」ではなく「降臨」としか表現しようがありません。
そしてデビュー曲の『狼なんか怖くない』。
「親衛隊」の野太い声と満場の手拍子が響く中、「アイドル全開」で歌い踊る真子さん。会場の雰囲気が一瞬で昭和に…
「あなた〜 狼に変わりますか〜♫」…5X歳とは思えないキュートさに、思わず狼に変わっちゃいそうです。
元アイドルの底力恐るべし。
さらにアイドル時代の真子さんに浩子さんが提供した曲。3X年前の曲なので歌詞カードを見ながら座って歌います。真子さん!こっちを向いて!でも横顔も素敵です〜
文章が変態じみてきましたが、実際に会場全体の視線が真子さんに釘付け…。
『猫森集会』が凄いのは、ゲストが自分の歌だけ歌って帰るのではないこと。後半は浩子さんの歌を真子さんも一緒に歌います。
真子さん選曲の2曲『ラ・ラ・ルウ』ではなくシングルのB面だった『O YA SU MI』、『風になれ〜みどりのために〜』ではなくB面の『なおちゃん』。渋いセレクトしますね。
さらに『カントリーガール』。相変わらずモノが違う美声の浩子さんと、優しい声の真子さん。全てを包みこむような浩子先生と、生徒のような真子さん。対比がいい感じです。続いて『河のほとりに』、この日のベストはこの曲でした。
最後は真子さんのヒット曲『春 ラ!ラ!ラ!』
なごやかなムードになったところで3者退場 した途端…。
「アンコール!アンコール‼︎」の大絶叫。
やってくれます親衛隊。最近は手拍子だけのアンコールが普通ですが、昔は声出していたよね。
妙に懐かしくていい感じ。再登場した浩子さんも「新鮮ですね〜」
親衛隊、Good job ‼︎
アンコール曲は『同じ月を見ている』。きれいにまとまったところで終演となりました。
楽しいコンサートでした。