皐月賞で圧倒的な破壊力を見せつけたドゥラメンテ、その前に立ちはだかるのが東京の2400m。ダービーの難しさは距離だけではない。大観衆の前からのスタート、ここで平静さを失って戴冠し損ねた人馬は少なくない。それでも勝つのが名馬、名馬でも勝てないのがダービー。逃げたいスピリッツミノルが外枠、思いきって行くしかない状況。コメートやコスモナインボールが積極的に行くようだと、思わぬハイペースになりかねない。
◎17キタサンブラック 関西馬ながらデビュー2戦が東京、実はダービーを見据えたローテーション。スプリングS勝ちで器用なタイプと思われているが、東京での2戦が実に強い内容。過去4戦全て自在さを見せつける自分のレース。末脚勝負型全盛の時代、自在なこの馬が風穴を開ける。
○14ドゥラメンテ 強さは認めざるを得ない、それでも危うさを併せ持つ(だから皐月賞で無印にした)。あっさり勝ったらゴメンナサイ。その時は素直に新たな怪物登場を喜びたい。
△11サトノクラウン ○が危うさを秘める分、この馬の器用さを押さえたい。
△13リアルスティール 勝つイメージが湧かないが、デビュー2戦目で共同通信杯勝ちは動かしようのない事実。
注15ミュゼスルタン 骨折開けの馬がダービー2着、そんな場面も見てみたい。
京都10R 安土城ステークス ハンデ 予想
ダービーの裏のオープン戦。こういうレースを買っている競馬ファンは手強い、それでも狙いたくなるのがハンデ戦の魅力。1枠にホウライアキコ、逃げ争いを挑む馬はいないとみる。
◎⑧ウリウリ55キロ 前走は窮屈な競馬で勝ち損ね、おかげでGⅠに出損ねた。一つ勝って出直し。
○①ホウライアキコ53キロ 和田騎手がダービー騎乗のため「ワダアキコ」コンビは解消。最内枠で単騎逃げ、乗り替わりは気にする必要なし。
▲③ニンジャ54キロ この距離なら千二よりは前に行けそう、後ろの有力馬が牽制しあう間に内からスルスルと…。
△⑦メイショウヤタロウ54キロ 前走はビックリ。「競馬にフロックはない」当然、押さえる。
△16ランリョウオー54キロ このハンデなら…。
本日のレーシングプログラムです。