【育児】民主的子育てスタイル!優しく、でもキチっと枠組みを! | 海外在住ママの育児と日本語教育☆彡

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2歳と4歳のママ。ノルウェーの幼稚園教師10年。ノルウェー人夫と国際結婚、ノルウェー在住。2024年から韓国に駐在。「楽しく☆彡」をモットーに、体験や遊びから学べるバイリンガル教育や幼児教育についてゆったり書いてます。

 

 

私の働いているノルウェーの幼稚園で、今取り組んでいる大人のスタイル、それは、

 

民主的子育てスタイルです。

 

 

 

以前の記事にも、毅然とした親になる、という話をしましたが、最近さらにこのスタイルの重要さを痛感し始めたので、改めて書かせていただきたいと思います。

 

 

 

スター花

この養育スタイルは4つに分かれます。

民主的スタイル、

消極的スタイル、

独裁的スタイル、

無関心スタイルです。

 

 

ここで理想とするのは、民主的スタイルです。

 

縦軸横軸があるのですが、

民主的スタイルは、

以下のAとBの両方を兼ね備えた状態です。

 

A) 愛情を持って温かく子供に接する❤️愛飛び出すハート照れ🌸

子どもの気持ちに寄り添って共感する。

 

 

B) どう子供が行動すべきかを示し、そこを揺るがさない。そうすることで子どものコントロールができている状態キメてるびっくりマーク

 

 

 

A)がない場合、子どもの気持ちは無視して、理解を示さず、厳しく接し、子供をコントロールしようとする体制、独裁的スタイルムキーになります。

 

B)がない場合、子どもの要望に応えすぎてしまい、甘やかし、子どもの態度を制御できていない状態、消極的スタイル酔っ払いになります。

 

AもBもない場合、無関心スタイル真顔になります。

 

牛ふたご座うさぎ

 

この4つのモデル、親のスタイルのうち、「民主的」というのは、温かみもあり、規律も守るというスタイルです。

 

 

 

 

具体的に簡単にどうするかというと、

 

 

【お菓子が食べたい】

 

子供が夕食前に「お菓子が欲しい」と言ったとします。

 

そしたら、

「そっか、お腹空いているんだね、お菓子が欲しいんだね。」と子供の気持ちを一旦受け止めて共感してあげます。

 

でもここでお菓子をあげてしまったら、ただの甘やかしです。これが「消極的、許容的スタイル」

です。

 

ここで「でも今食べたら、夜ご飯が食べれなくなるから、ご飯の後で食べようね(もしくは、今日は平日だから、土曜日になったら食べようね)」など、きちんとルールを掲示するスタイルのことを、「民主的スタイル」といいます。

 

逆に、「そんなのダメに決まってるじゃない!」といって持っていたお菓子を取り上げたり、共感せず叱ったり怒ったりすると、

「権威主義的スタイル」となります。

 



 

星流れ星ラブラブ

 

もう一つ、例を見てみましょう。

 

 

【長靴履きたくない】

 

小雨が降ったり止んだりする日、子供達と外の公園に出かけようとしました。

 

こだわりの強い息子は、

お気に入りのadidasのジョギングシューズを履きたくてたまりません。

 

ここであまりにもしつこい息子に、「もういいよ、濡れたら自分の責任だからね」と自分で体験させるやり方もありますが、

 



ここでのやり方は、

 

A) まず共感、理解をしてあげる🥰❤️

「adidasの靴がとても気に入っているんだね、大好きだから履きたいんだね」

 

B)ルール、枠組みを示すキメてる

「でも今日は雨で外はベチャベチャだから、長靴かウォータープルーフのvikingの靴だよ」

と、ハッキリ選択肢を示してあげます。

 




最初はぐずります。泣きます。叫びます。

でもそれでもいい。

 

とにかく、この親が決めた枠組みを揺るがさないことが大事です。

 

「泣いてるから、もうadidasでいいかな」

「少し雨も止んできたし、今日はadidasでもいいかな」

 

親が自分の決めたルールに歪んでしまうと、子供はさらに親の心の隙間や自信のなさに漬け込んできて、さらに泣き叫んだりしてきます。

 

うまく行く日ももあったり、うまく行かない日もあったりしますが、親がケジメをつけてさえいれば、徐々に徐々に子供もルールを理解し始め、最初の頃のように、年齢とともに子供も親に歯向かわなくなってきます。

 



ここでのポイントびっくりマークは、

何度言っても子供がいうことを聞かないので、親の心の余裕がなくなり、ついに親に限界が来て、カッと怒鳴ってしまったり、権威的な態度に出てしまうことです。

 

気持ちはとてもよく分かりますが、(私も何度もありますが)、良かった試しは一度もありません泣くうさぎスター花

 

とにかくAとBを穏やかに、そしてハッキリ示し、親はルールを曲げないことを、繰り返し伝えること。

 

最初は30分、1時間かかるかもしれません。でもある時、ふっと「あれ、もういうこと聞いてくれた?」という具合に、スッと物事が進むことが起こってきます。

 

この最初のプロセスは、かなり親にとって葛藤で苦しい時期ですが、ここにしっかり投資しておけば、

 

あとからたくさん利子がタダで返ってくる、と言った具合です。

 

とてもおすすめです歩く立ち上がるスター花

 

『最初からできなくていい』、

『怒りの限界に達しないためには』については、また次回書こうと思っています。

 

 スター花

 

こちらの理論の詳しい内容を書いた記事を見つけたので、リンクを貼っておきます。