日本は世界的に見ると停電が極めて少ない珍しい国です。
私自身、ここ何十年も日本にいる間は、停電で困った経験がありません。
子供の頃は、台風などで、停電することはありましたが。
停電が日常茶飯事の国では、家庭、商店、食堂レベルでもそれぞれの備えがあります。
私自身も海外にいる時は、単四電池三本使用のLEDヘッドランプが欠かせません。
例えば家庭の場合、冷蔵庫には氷と飲み物が入っているくらいで、食材は入っていません。
毎朝、市場で新鮮な食材を調達すれば良いからです。
停電になると、まず、冷蔵庫とエアコンのプラグを抜きます。
短時間で電気が復旧した場合、コンプレッサーの冷媒が噛みこむのを防ぐためです。
日本の製品は一応保護回路が備わっているようですが。
とりあえず、ろうそくなどを取り出して淡い灯りを点けます。
テレビを観たい時は小型ガソリン発電機を引きずり出して、スターターロープと「えいやっ!」とばかりに引っ張ります。
エンジン音が難点ですが、出力波形には問題がないらしくちゃんと映ります。
日本でも燃料が確保できる限りは小型エンジン発電機は便利だと思います。
日本ならではの静音仕様などもありますし。
900Wのものが税込み定価で100,000円程です。
正弦波インバータ付です。
1600W(電灯16A契約相当)のものが税込み定価で200,000円程です。
現在震災の影響により各メーカーさんは供給不足のようですが。
建設用レンタル機材の会社にも通常はガソリン100Vからディーゼル200V三相交流まで発電機があるのですが、この時期は押さえられないでしょう。
地下に自家発電設備がある豪邸にお住まいの方も安心してはいられません。
いざという時にディーゼルエンジンが始動しなかった例を結構見かけます。
どこかの原発みたいに。
最低でも一ヶ月に一度は定期点検は必要でしょう。
お金があるのだからつまらないところでケチらないことです。
さらに完全な代替発電設備を求めるならば、ソーラー発電も選択肢に入ってきます。
寿命も相当延びてきているようですし。
初期投資が高額ですが、他人をあてにしない独立した生活を送ることが出来ます。
小川や湧き水の流れがある環境ならば、趣味を兼ねて水力発電を試みるのも面白いでしょう。
北海道などでは、風力揚水の実績もあるようなので、家庭規模の風力発電ができるかも知れません。
温泉がある地域なら、地熱発電の可能性もあります。
家庭用原子力発電は、いくら趣味で原爆設計に成功した方でも無理だと思います。
隣近所の非難を浴びるからと言う意味ではなく、燃料がインターネットオークションでは買えないので。
退役原潜を購入して発電所替わりにした方が早いと思います。
5月8日追記
中国製のエンジン発電機が国産の半値程度であるようですが、出力は正弦波(サインカーブ)なのでしょうかね?
周波数はエンジンの回転数次第というやつですかね?
メンテナンスは?
興味があります(^^♪