今回の記事は、こちらの記事とも関連性があるため、その「リブログ」として書いています(「元の記事」もぜひ、ご覧ください)。
パリ、モンパルナス、「ボビノ劇場」でのライヴ録音。
「1967」とありますが、実際には、1966年12月13日から15日にかけてのテイクとなります(公演は、年明け「1月9日」まで)。
こちらは、1966年3月12日のテレビ出演の映像です。
こちらもテレビ出演の映像で、「1967年」と表記されていますが、「1965年」のものかも知れません。
そしてこちらが、「オリジナル録音」です(1965年7~10月録音/同年12月発売)。
(「モノラル盤」が1965年10月発売、「ステレオ盤」が同年12月発売)
この曲は、「日本盤ベスト」にも収録されています。
こちらが、1966年12月、「ボビノ劇場公演」の「ライヴ盤」です。
2022年、「没後25周年」の「記念」として、何と「29枚組」という、「最新の大全集」が「発売」されましたが、本当に、変わらぬその「人気」と「カリスマ性」を感じさせます。
なお、上掲の「ボビノ劇場公演」の「ライヴ盤」も、もちろん、このセットに含まれています。
こちらは、前回、2017年(「没後20周年」)に発売された「大全集」です。
こちらは、いわゆる「文庫版」の全集です。
こちらは「全歌詞集」です(書籍)。
「未完」となった「自伝(回想録)」は、「日本語訳」も出版されています。
これまでの記事
前回の記事(今回の曲と、「同じ年」に発表された作品です)
(参考)こちらは、私が「参考」としている「ファンサイト」です。
http://www.passion-barbara.net/
さて...
来たる「11月24日」は、今年「生誕95周年」でもある、フランスを代表する「偉大な女性歌手」、バルバラ(1930-97, 本名モニック・セール)の「命日」に当たりますが、その前に、「11月13日」は、あの「大事件(パリ同時多発テロ)」から、ちょうど「10年」...。
「元の記事」(今回の記事は、その「リブログ」です)には、「当時の様子」を、詳しく書いてもいますので、そちらも参照していただきたいと思いますが、あの、「バタクラン劇場」での、「89名」の観客をはじめとした、多数の「犠牲者」、また、「負傷者」も数多く出たことから、まさに「信じられない」、「地獄」のような有様となりました。
こちらは、ごく最近の「報道(ドキュメンタリー)番組」の、その「ほんの一部」です。
私は、「その日」も「夜勤」でしたから、翌朝出勤して来た、当時の同僚から話を聴いて、そのとき「初めて」、事件を知ることとなりましたが、それはもう、本当に、大変な「ショック」でした。
しかしその2015年というのは、年明け早々の「1月7日」から、パリで、「シャルリ・エブド襲撃事件」が起こるなど、「不穏」な空気に包まれており(日本の、「1995年」にも少し似ていた...)、「日本人2人がテロリストに殺害される」という、「衝撃的なニュース」もまた、「この頃」のことでした。
「8月21日」には、オランダ・アムステルダムから、ブリュッセルを通ってパリへと向かう、国際高速列車(ヨーロッパの「新幹線」)、「Thalys(タリス)」(現「ユーロスター」)車内において、「銃乱射事件」も起こりましたが、この列車は、私も利用したことがありますので、まったく「他人事」ではありません。
そして、この「11月13日の金曜日のテロ」をはさんで、2016年3月22日には、そのブリュッセルにおいて、関連する「連続テロ事件」が起こるなど、ヨーロッパも、本当に、「安全」とは言えなくなってしまいました...。
こちらは、「パリ同時多発テロ」の、ちょうど2週間後である、2015年11月27日に行なわれた「追悼式典」の模様で、フランス出身のソプラノ歌手、ナタリー・デッセイ1965-)が、バルバラの曲、「perlimpinpin "ペルランパンパン"」(1972)を歌っています(「元の記事の曲」です)。
バルバラ自身の歌唱映像は、シャトレ劇場公演(1987年9月)からどうぞ。
今回の記事では、「宗教対立(戦争)」についてはあまり触れたくありませんので、代わりに、やはり「この曲」を載せておきましょう...。
当時、「私の心境に最も近い曲」でもあり、絶えず、心の中で流れていたものです。
フローラン・パニー(1961-)「chanter "歌おう"」(1997)。
(「描かれる絵画」がモチーフとなった、大変「印象的」なMVです。)
「最初期の記事」(2016年1月27日付け)ですが、その「想い」を、「ストレート」に書いています。
「歌詞対訳」は、より詳しい、「こちらの記事」に載せています。
...「今回の曲」に戻り、その「カバー」をどうぞ。
二コラ・サルコジ元大統領(1955-)の「妻」としても知られる、カーラ・ブルーニ(1967-)によるカバーは、この曲の「設定」のこともあって、当時、大変「話題」にもなりました。
(2014年10月18日公開)
また、バルバラやブレルに憧れて、歌手活動を始めたという、マリー=ポール・ベル(1946-)も、2001年、その「カバーアルバム」の中で、この曲を歌っています。
それでは以下に、今回の曲、「si la photo est bonne "報道写真(もし写真が良かったら)"」(1965)の歌詞を載せておくことにいたしましょう。
今回のこの曲、「si la photo est bonne "報道写真(もし写真が良かったら)"」は、先に挙げている、「perlimpinpin "ペルランパンパン"」(1972)や、フローラン・パニー(1961-)の曲、「chanter "歌おう"」(1997)のような「重い曲」ではなく、どちらかと言えば、「しゃれた感じの軽妙な曲」であると言うことが出来ます。
この曲が書かれた当時、フランスにはまだ、「死刑制度」があり、しかも、かのマリー=アントワネット(1755-93)のように、「ギロチン(断頭台)」による「処刑」が、「現実」に、行なわれてもいました。
バルバラもまた、このような「死刑制度」には「反対」の立場だったようで、それは、後に、その死刑制度を「廃止」させた、フランソワ・ミッテラン新大統領(1916-96)の「誕生」を祝ったこちらの曲、「regarde "ごらんなさい"」(1981)にも、はっきりと表れています。
今回は、2022年、「没後25周年」の「記念」として発売された、上掲の「最新の大全集」に「初収録」となった、「シャトレ1987」の「未発表(未収録)バージョン」でどうぞ。
...しかし...
「死刑制度は廃止された」とは言っても、現在、大変「皮肉」な状況ではありますが...。
ありがとうございました。
それではまた...。
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si la photo est bonne 報道写真(もし写真が良かったら)
si la photo est bonne
juste en deuxieme colonne
y a le voyou du jour
qui a une petite gueule d'amour
dans la rubrique du vice
y a l'assassin de service
qui n'a pas du tout l'air mechant
qui a plutot l'oeil interessant
coupable ou non coupable
s'il doit se mettre a table
que j'aimerais qu'il vienne
pour se mettre a la mienne
もし写真が良かったら...
(新聞の)ちょうど2段目に
愛らしい顔をした
今日一番のならず者がいる
どんな容疑かと言えば
「殺人請負」
とてもそんな風には見えないし
むしろ、興味深い目をしている
「有罪」であれ、「無罪」であれ
もし、話すことがあるのなら
私は彼に来てもらいたい
ぜひ、私のところまで
si la photo est bonne
il est bien de sa personne
n'a pas plus l'air d'un assassin
que le fils de mon voisin
ce gibier de potence
pas sorti de l'enfance
va faire sa derniere priere
pour avoir trop aime sa mere
bref, on va prendre un malheureux
qui avait le coeur trop genereux
もし写真が良かったら...
それは、彼の人柄のおかげ
近所の家の息子みたいに
人殺しの顔をしていない
この極悪人は
いつまでたっても子どものまま
それは、母親を愛しすぎたせい
最後の祈りをさせましょう
つまり、私たちは
あまりにも寛大な心を持った、哀れな者を捕らえるのだ
moi qui suis femme de president
j'en ai pas moins de coeur pour autant
de voir tomber des tetes
a la fin ca m'embete
et mon mari le president
qui m'aime bien qui m'aime tant
quand j'ai le coeur qui flanche
tripote la balance
私は大統領夫人
私に慈悲がないからといって
頭が落ちるのを見るのは
やっぱりうんざりするもの
そして私の夫、大統領は
私をとても、それはとても愛していて
私の心が揺らぐと
彼の心も乱れるのだ
si la photo est bonne
qu'on m'amene ce jeune homme
ce fils de rien, ce tout et pire
cette crapule au doux sourire
ce grand gars au coeur tendre
qu'on n'a pas su comprendre
je sens que je vais le conduire
sur le chemin du repentir
pour l'avenir de la France
contre la delinquance
c'est bon je fais le premier geste
que la justice fasse le reste
もし写真が良かったら...
その若者を、ここへ連れて来てちょうだい
無名で、すべてで、最悪のその息子
この、優しい笑顔のならず者を
この、優しい心の、大きな子どもを
誰も理解出来なかったけれど
私なら、彼を
悔悟の道へと、導くことが出来るわ
フランスの未来のため
若者の非行に対して
私がまず、行動しましょう
その後は、司法にお任せするわ
surtout qu'il soit fidele
surtout je vous rappelle
a l'image de son portrait
qu'ils se ressemblent trait pour trait
c'est mon ultime condition
pour lui accorder mon pardon
qu'on m'amene ce jeune homme
si la photo est bonne
si la photo est bonne
si la photo est bonne...
何より、彼には誠実でいてほしい
何より、思い出してほしい
あの写真と
彼は本当に違いがないのだと
これが、私の最後の条件
彼に赦しを与えるための
その若者を、ここへ連れて来てちょうだい
もし写真が良かったら
もし写真が良かったら
もし写真が良かったら...
(daniel-b=フランス専門)










