この公演以降、まさに、「リアルタイム」での付き合いともなった、1987年9月のシャトレ劇場公演、その、「ライヴ映像」です。
「公式音源(CD)」も、あわせて載せておきましょう...。
(ライヴの「映像」、「音源」、ともに、この「シャトレ87」が、「唯一」のものではないかと思われます...)
こちらは、発表当時、1968年のものと思われる映像(テレビ)ですが、アコーディオンはすでに、その前年に交代している、ローラン・ロマネリ(1946-)であることも分かりますね...。
こちらが、「オリジナル録音」です(1968年6~7月録音/同年10月発売)。
1987年9月のシャトレ劇場公演(「ライヴ録音」)のCDは、「2枚」で発売されています。
今回の曲、「le sommeil (du sommeil a mon sommeil) "ねむけ(眠りから眠りへ)"」は、「Vol.1」の収録です。
(参考)「Vol.2」
(参考)編集の異なる「DVD」も発売されていますが、「PAL」に対応している再生機器が必要です。
こちらは、2017年(「没後20周年」)に発売された「大全集」です。
(参考)2022年(「没後25周年」)にも、より「完璧」な大全集が発売されましたが、現在ではもう、入手は「大変厳しい」ようです...。
こちらは、いわゆる「文庫版」の全集です。
こちらは「全歌詞集」です(書籍)。
「未完」となった「自伝(回想録)」は、「日本語訳」も出版されています。
(参考)こちらは、私が「参考」としている「ファンサイト」です。
http://www.passion-barbara.net/
さて...
来たる6月9日は、昨年、2025年が、「生誕95周年」にも当たっていた(来年、2027年は、「没後30周年」)、フランスを代表する、偉大な女性歌手、バルバラ(1930-97, 本名モニック・セール)の「誕生日」ですが、「スケジュールの都合」により、今回の記事は、少し、「早め」にアップしておきたいと思います。
今回紹介する曲は、1968年、その創作において、まさに、「ひとつの頂点」を極めたとも言える、傑作アルバム、「le soleil noir "黒い太陽"」からの1曲、「le sommeil (du sommeil a mon sommeil) "ねむけ(眠りから眠りへ)"」。
昨年の6月、つまり、その「誕生月」には、「リテイク」として、あらためて、「アルバムタイトル曲」でもある、こちらの名曲を紹介いたしました。
「le soleil noir "黒い太陽"」。
(上掲最初の動画と同じく、1987年9月、シャトレ劇場公演からの「ライヴ録音」ですが、以下に挙げる記事には、前曲、「l'ile aux Mimosas "ミモザの島"」から、「引き続き」となっている動画も載せています)
この曲の記事(「歌詞対訳」も載せています)。
多分に、「神経質」なところがあるとも言えるバルバラですが、それは、「こちらの曲」を聴いても分かる通りです。
やはり、「眠り」に関する作品ですが、自身の、「不眠症」がもとで起こった、「大騒動」(1974年6月)をテーマに書かれた曲、「les insomnies "眠れぬままに朝が来て(不眠症)"」(1975-80)...。
(1980年11~12月に録音され、翌1981年2月に発売となった、アルバム、「seule "孤独と夜の中で"」に収録されたバージョンです)
...mourir ou s'endormir, ce n'etait pas du tout la meme chose
pourtant, c'est pareillement se coucher les paupieres closes
une longue nuit, ou je les avais tous deux confondus
peu s'en fallut, au matin, que je ne me reveille plus
死ぬことと眠ること、まるで違うことだけど
まぶたを閉じて横になるのは同じ
長い夜の間に、私は二つを取り違え
もう少しで、朝になっても目が覚めないところだった
...mais, si s'endormir c'est mourir, ah laissez-moi mes insomnies
j'aime mieux vivre en enfer que de dormir en paradis
si s'endormir c'est mourir, ah laissez-moi mes insomnies
j'aime mieux vivre en enfer que de mourir en paradis
...でも眠ることが「死」だったら、そのままでいたい
天国で眠るより、地獄で生きていたい
眠ることが「死」だったら、ああ、そのままでいたい
天国で眠るより、地獄で生きる方を望む!
(鳥取絹子訳)
この曲の記事(「歌詞対訳」も載せています)。
また、「幻想作家」としての一面もあるバルバラには、「非日常的な世界」を描いた作品も、数多く見られます。
「mille chevaux d'ecume "月に向かう馬"」(1980-81)。
...les terres sont brulees
les hommes sont malades
de folie en furie
on a honte de vivre
honte de vivre
大地は焼き尽くされ
人々は病気
狂気から狂暴へ
人は生きるのを恥ずかしく思う
生きるのを、恥ずかしく...
...joue
sur ton piano blues
quand tu joues
oh j'oublie tout
joue
j'oublie tout...
弾いて
あなたのブルースのピアノの上へ
あなたが弾くと
ああ、わたしはすべてを忘れてしまう
弾いて
わたしはすべてを忘れてしまう...
(鳥取絹子訳)
この曲の記事(「歌詞対訳」も載せています)。
そして、「今回の曲」や、名曲、「l'aigle noir "黒いワシ"」(1970)にも見られるように、バルバラの、こうした作品においては、「鳥」が、「象徴的な存在」となっている感も、強く、いたします。
un beau jour, ou peut-etre une nuit
pres d'un lac, je m'etaits endormie
quand soudain, semblant crever le ciel
et venant de nulle part,
surgit un aigle noir
ある日 夜だったかも知れない
湖のほとりで私は眠っていた
すると突然、空を裂くかのように
どこからともなく
一羽の黒いワシが現われた...
この曲の記事(「歌詞対訳」も載せています)。
さて、今回の曲、「le sommeil (du sommeil a mon sommeil) "ねむけ(眠りから眠りへ)"」ですが、Ann'So(アン・ソー)(1970-, 本名アン=ソフィー・クランテル)による、素敵な「カバー」がありますので、あわせて載せておきましょう。
バルバラの、「没後5周年」に当たる2002年、先述の、ローラン・ロマネリ(1946-)とのコラボにより制作された、「トリビュート・アルバム」です。
このアルバムについては、ユトリロさんが記事を書いています(2016年3月15日付け)。
( *私も、「コメント」していました...笑)
あらためて、今回の曲を収録しているアルバム、「le soleil noir "黒い太陽"」(1968)、その全曲のタイトルを載せておきますと、次の通りとなります。
(「太字」が、これまでに、「正式に紹介」している曲です)
1.le soleil noir 黒い太陽
2.plus rien もう何もない
3.gueule de nuit 夜の顔
4.le sommeil (du sommeil a mon sommeil) ねむけ(眠りから眠りへ)(*今回の曲)
5.tu sais 知ってるでしょう
6.le testament 遺言
7.mes hommes わたしの恋人たち
8.mon enfance 私の幼いころ
9.du bout des levres くちびるの端に(口先だけで)
10.l'amoureuse 恋する女
11.joyeux Noel 楽しいクリスマス
...もう、全11曲中、「8曲目」まで来ているんですね...。
なお、この「アルバム」は、「全曲」、「動画サイト」にて、聴くことが「可能」です。
それでは以下に、今回の曲、「le sommeil (du sommeil a mon sommeil) "ねむけ(眠りから眠りへ)"」の歌詞を載せておくことにいたしましょう。
ありがとうございました。
それではまた...。
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le sommeil (du sommeil a mon sommeil) ねむけ(眠りから眠りへ)
du sommeil a mon sommeil
je guette tout un long jour
la nuit qui me ramene enfin
enfin le sommeil
le reve et ses merveilles
ou de grands oiseaux blancs
tournoient lentement
oh, regardez, il neige
de grands oiseaux de neige
et de fatigue en fatigue
emportee, je navigue
oh, ne m'eveillez pas
des milliers d'oiseaux de lune
se posent sur la dune
ne les effrayez pas
眠りから眠りへ
私は、一日中、それを待っている
ようやく私のもとへ
眠りを返してくれる夜を
夢や、その素晴らしさを
そこでは、大きな白い鳥が
ゆっくりと、大空を舞っている
ご覧なさい、雪が降っている
大きな、雪の鳥たちが
疲れから疲れへと
私を運び、その中を、私は航海する
ああ、私を目覚めさせないで
たくさんの月の鳥たちが
砂丘の上に休んでいる
彼らを怖がらせないで
oh, laissez-moi dormir
mes oiseaux pour escorte
je vais, la fatigue me porte
plus loin, plus loin
vers le silence, silence, silence
ああ、私を眠らせたままにしておいて
鳥たちに見守られ
疲れが、私を誘う
遠くへと、もっと遠くへと
静寂の方へ、静寂の方へ、静寂の方へ...
oh, laissez-moi dormir
mes oiseaux pour escorte
je vais, la fatigue me porte
plus loin, plus loin
vers le silence, silence, silence
ああ、私を眠らせたままにしておいて
鳥たちに見守られ
疲れが、私を誘う
遠くへと、もっと遠くへと
静寂の方へ、静寂の方へ、静寂の方へ...
des fleurs geantes
du sable d'ambre
il neige des plumes
d'oiseaux de lune
un desert blanc
un continent
et puis si loin
si loin, la mer
大きな花
琥珀色の砂
羽の雪が降る
月の鳥の
白い砂漠
ひとつの大陸
そして遠く
遠くに、海...
du sommeil a mon sommeil
je guette tout un long jour
le reve
je reve
je reve
je reve...
眠りから眠りへ
私は、一日中、それを待っている
夢...
私は夢を見る
夢を見る
夢を見る...
(daniel-b=フランス専門)










