この日、最初に乗車したのが、まさにこの列車でした。

 

 

「二人」で乗るのは「初めて」でしたが、今回は、私が「通路側」に座り、「車窓の解説」をしました。

(ちなみに、「2倍速」で見ると、「リニア」の速度となります...笑)

 

 

福井駅到着(19:20~)

 

福井駅出発(21:50)

芦原温泉駅通過(27:55~)

加賀温泉駅通過(32:00~)

小松駅通過(35:50~)

金沢駅到着(43:35~)

 

 

 

(*記事中のすべての動画は、説明のため、お借りしているものです)

 

 

 

 

 

何と、事前に「この情報」をチェック出来てはいなかったのですが、元日の「能登半島地震」で被災した「金沢21世紀美術館」、この6月22日に、「全面再開」となったばかりということでした...。

 

 

こちらは、「地震直後」(1月11日)の「周辺の様子」だということです...。

 

 

 

これまでの記事

 

 

 

 

さて...

 

 

 

「北陸新幹線」が、「敦賀」まで「延伸開業」して早や「3ヶ月」...。

 

 

 

今回はついに、母を新幹線に乗せて、「旅行」へ連れて行くことが叶いました!!

 

 

 

 

母とは、2015年9月27日、当時「一般公開」された、「北陸新幹線白山総合車両所」(石川県白山市。「加賀笠間駅」から徒歩約20分)、および、新幹線「金沢駅」「見学」に行ってもいますが、今年4月17日、「車」で「越前たけふ駅」を一緒に見に行ったことがきっかけで、「よし、今度は、実際に乗ってみよう!!」ということになったのでした。

 

 

(母は、「越前たけふ駅」を、列車が「高速」で通過していく様子を、「とても気に入った」ようでした)

 

 

 

見に行ったのが「越前たけふ駅」だったこともあって、最初は、「福井-敦賀間」の乗車を予定していたのですが、やはり、同区間の大半が「トンネル」ということもあり、同じ100km圏内の移動」ということで、最終的に、「福井-金沢間」に落ち着きました。

 

 

 

私自身、「ここしばらく」は、新幹線利用は原則「片道(1区間)」のみ、としていたのですが、今回は、久しぶりに「往復(2区間)乗車」を「(限定)解禁」とし、新幹線「福井駅」の利用も、「乗車(出発)」が何と「4月7日」以来、「下車(帰着)」も、「4月21日」以来ということになりました。

 

 

(これまでにも書いている通り、福井駅はやはり、「素通り」というケースが「多かった」ですね。「地元」なのに...)

 

 

 

 

もともと、福井駅を10時20分に出発する、「はくたか560号」(5月29日、「敦賀-小松間」を乗車した列車と同じ)に乗る予定で、すでに、「発券」も済ませていたのですが、「駐車スペース」の都合で、今回は、「路線バス」にて駅に向かうことにしたため、それに合わせて、乗車列車も「変更」することになりました。

 

 

(「遅れる」ことも見込んで、本当に「早い時間」のバスにしたのですが、結局、「運行時刻通り」でしたね...)

 

 

 

ちなみに、「こちら」のバスです(どの系統かは、「ヒ・ミ・ツ」...笑)。

 

 

 

 

駅にも、若干の「早着」となり(乗降場は、「福井鉄道福井駅」のすぐそばで、「JR/ハピライン福井駅」の「真正面」でもあります...)、また、「みどりの券売機」も空いていたことから、「手続き」は、「素早く」完了させることが出来ました。

 

 

「変更後の列車」は、最初に挙げている動画とまったく同じ「かがやき508号」(福井駅発「9時39分」)となりましたが、「同じ条件」(「福井-金沢間ノンストップ」)の先行列車、「つるぎ6号」(同「9時28分」)にも、充分間に合うほどでした。

 

 

しかしまあ、「自由席利用」でしたら、最初から、「かがやき」(「全車指定席」)は選べなかったわけですから、「これでよし」ということでしょう!!

 

 

 

そこで、ホームで二人、「つるぎ6号」を見送ってから、あらためて、「かがやき508号」を待つことにしました...。

 

 

 

(ちなみに、「福井」「芦原温泉」「加賀温泉」「小松」の各駅では、「11番ホーム」が、上り「東京方面」、「12番ホーム」が、下り「敦賀」方面です。

 

私自身は、東海道新幹線「米原駅」の、「11番ホームは下り(「京都・新大阪」方面)」「12番ホームは上り(「名古屋・東京」方面)」という意識がすっかり「染みついている」せいか、どうも馴染めません...)

 

 

 

 

そんなこんなで、「かがやき508号」に乗り込んだ私たちでしたが、「シートマップ」を活用した座席指定ですので、本当に、何ひとつ、「不都合なこと」はありませんでした。

 

 

 

これで、「車窓の解説」も、心置きなく、することが出来ます。

 

 

 

(「座席」は、「いつも」同様、「行き」も「帰り」も、「進行方向左手側」となります)

 

 

 

 

「北陸新幹線」は、福井駅を出発してからしばらくは、「在来線」(「ハピラインふくい」)と「並行」し、「えちぜん鉄道三国芦原線」を跨ぐあたりで、東の方にそれて行きます。

 

 

その後、7月に「イオン」がオープンするあたりで、「環状東線(道路)」と交差しますが、ここは、「福井コロナシネマワールド」へ向かう際、「いつも通っている道」でもあります。

 

 

そして、最初の動画の「24分12秒頃」に見える、大手家電量販店「ジョーシン」さんや、「ケーズデンキ」さん、そのすぐ後には、「鉄道・道路併用橋」として「話題」にもなった、「新九頭竜橋」(「24分45秒頃」から)を、「車窓のポイント」として挙げました。

 

 

他には、「難工事」だった「加賀トンネル」(5460m)を抜けた先の、「大聖寺(だいしょうじ)」(石川県加賀市)の街並み(「31分20秒頃」から)や、「加賀温泉駅」から近い「加賀大観音像」など、私たちにとっても大変「懐かしい」風景を、「ピンポイント」で解説しました。

 

 

 

いずれも、「新幹線」からだと、本当に「あっという間」ですからね...。

 

 

 

 

「しらさぎ」や「サンダーバード」など、「在来線特急」時代のおおよそ「半分」という、「24分」で金沢駅に到着した私たちは、さっそく「改札」を抜けて、東口の「北鉄バス」乗り場へと向かいました。

 

 

 

昔、二人でよく金沢まで通っていた頃(約45年前)とは、駅や、駅周辺の様子もすっかりと変わってはいますが、向かう「金沢21世紀美術館」は、かつての目的地の「途中」でもある「広坂」にあるため、私たちは、「昔懐かしい」、「花里方面行き」のバス(「18系統」3番乗り場)に乗り込むことにしました。

 

 

 

昔と「違う」のは、「リファーレ」が出来たことで、「武蔵ヶ辻」まで「一直線」となったことや、その「武蔵ヶ辻」にある、「名鉄丸越/スカイプラザ」が、現在では「金沢エムザ(m'ZA)」となったこと、そして、「バス停の名」も、「武蔵ヶ辻・近江町市場」のように、「複数併記」の形となったことでしょう。

 

 

「香林坊」でも、「アトリオ/香林坊大和前」と、「石川四校記念文化交流館前」の「2ヶ所」に停まるようになりましたし、私が「ひとり」で来るようになっていた、「約35年~20年前」とも、だいぶ「変わった」ようにも思います。

 

 

 

「特別名勝兼六園」の入口のひとつでもある「広坂」へは、約12分(210円)」で、この系統だけでも、実に「15分ごと」の運行となっていますが、このバス停の名も、現在では、「広坂・21世紀美術館」です。

 

 

 

 

詳しくは「こちら」(「北鉄バス」公式サイト)

 

 

 

 

 

2004年10月の開館以来、私自身も、「2回」は訪れている、この「金沢21世紀美術館」。

 

 

 

「前回」が、2018年10月14日の「新海誠展」(「市民ホールB」にて開催)でしたが、「常設展」は「長蛇の列」で、結局「入場出来なかった」ことから、「回数」としては、本当は、「入れてはいけない」のかも知れません...。

 

 

 

当時の記事(2018年10月18日付け)。

 

 

 

 

あらためて、「金沢21世紀美術館」の「紹介動画」をどうぞ。

 

こちらは、上白石萌音さん(1998-)のナレーションによる「紹介動画」です。

 

 

 

こちらが「目玉」の、「スイミング・プール」ですね(レアンドロ・エルリッヒ作)。

 

「上(地上)」からも、「下(地下)」からも楽しめる「アート」です。

(美術館公式動画)

 

 

 

この「スイミング・プール」も、元日の「大地震」により「被災」しましたが、「5月1日」より、「地上部分」に限り、入場が「再開」となり、6月22日の「全面再開」まで、「無料」で開放されました。

 

 

また、「あまりの人気」のため、「地下部分」への入場は、2021年7月より、「事前予約制」となっています。

 

 

 

金沢21世紀美術館公式サイト

 

 

 

 

もし1週間「早かった」としたら、「入場」自体が「出来なかった」ということで、ホントに「アブナイ、アブナイ...」でしたが(「公式サイト」は、それ以前から見てもいたのに...)、「梅雨の中休み」ということもあって、訪れるには、まさに「絶好の日和」となりました。

 

 

 

この「金沢21世紀美術館」では、「1980年以降に制作された作品」を中心に展示しており、人によって「好みは分かれる」とは思いますが、「また新たな発見」があることも「間違いなし」であり、大いに、「芸術的刺激」を受けられることであろうとも思います。

 

 

 

まさに、「お薦めの美術館」です。

 

 

 

 

「全面再開」となった「現在」の「特別展」第1弾は、「Lines (ラインズ) -意識を流れに合わせる」(~10月14日)ですが、本展の観覧券で、もちろん、「コレクション展(常設展)」にも入場出来ます。

 

 

 

また、この日は「空いていた」こともあって、「スイミング・プール」も、入館してからの「順番待ち」でも「OK」でした。

 

 

 

もちろん、「すぐに」というわけには行かず、ひと通り見終わってからの「入場」となりましたが。

 

 

 

 

 

「金沢21世紀美術館」を後にした私たちは、再び「北鉄バス」に乗り込み、「金沢駅」へと戻りました。

 

 

 

来たときとは、「バス停の位置」が異なるので、これは、少し「注意」が必要です(帰りのバス停は、当館北側、「百万石通り」沿いの「2番」となります)。

 

 

 

予定より早く進んでいたこともあり、「帰りの列車」も、もちろん「変更」でしたが、「金沢の駅ナカを見たい」ということだったので、「余裕」を見込んで、ちょうど「1時間後」の発車となる、「つるぎ23号」(13時05分発。「富山」始発)に変更しました(「最初の予定」では、14時55分発の「(ノンストップ)つるぎ27号」)。

 

 

 

私自身も、「前回の旅行」(5月29日)でついに「王手」がかかった、「北陸新幹線弁当」(各1500円「全5種」)のコンプリートという「目的」がありましたから、先行列車である、「かがやき509号」(12時51分発。実は、4月10日、「加賀温泉-福井間」で乗車した列車)は、あえて選びませんでした。

 

 

 

(再掲)「北陸新幹線弁当」について(「石川テレビ」さん)。

 

 

 

「北陸新幹線弁当」について書いている記事

 

 

 

 

また、「金沢駅構内(駅ナカ)」は、このような感じです(2021年7月撮影)。

 

 

 

 

...とは言うものの、「金沢21世紀美術館」だけで「お腹いっぱい」となった感のある今回の旅行では、結局は、「時間が余る」ことになってしまいました。

 

 

 

「昼食」として(もちろん、「車内」では、「時間がなさ過ぎ」て、食べることは出来ません)、私は上掲の「北陸新幹線弁当」、「金沢駅」バージョン(「大友楼」さん)、「富山駅」バージョン(「源」さん)を購入し、母も、「姉の分」を含めて駅弁を選んでいましたが、これで、他にはもうすることがなくなってしまい、12時51分発の「かがやき509号」でも、「充分に間に合ってしまう」ほどになってしまいました。

 

 

(ちなみに、「金沢駅」では、「敦賀駅」バージョンのみ、見当たりませんでした)

 

 

 

一度指定券を「変更」しているので、「再度の変更」は出来ませんから、「来たときと同じ」ように、また、「先行列車を1本見送り」ということになりましたが(何だかなあ...)、「時間に余裕がない」よりは、はるかに「マシ」だというものでしょう...。

 

 

 

 

帰りの「つるぎ23号」「各駅停車」タイプですが、それでも、所要時間は「35分」と、「在来線時代」の「最速」である、「(ノンストップ)サンダーバード」よりも、「7分」ほどは、早く帰り着くことが出来るのです。

(こちらの動画は、「つるぎ13号」です)

 

 

金沢駅到着(25:20~)

 

金沢駅出発(28:20~)

小松駅到着(38:00~)

加賀温泉駅到着(45:50~)

芦原温泉駅到着(54:00~)

福井駅到着(1:02:20~)

 

 

 

この「帰り」では、もちろん、9年前に訪れた「北陸新幹線白山総合車両所」や、「手取フィッシュランド」も望める「手取川橋梁」(555m)、また、「新幹線ならでは」の車窓として、「小松-加賀温泉間」の「木場潟」。

 

 

そして、「福井市内」に入ると、「新九頭竜橋」を渡って間もなく見えて来る、「エルパ」(「福井コロナシネマワールド」所在地)など、いわゆる「大和田新都心」(「福井」の、「駅候補地のひとつ」でもあった...)、そして、福井駅到着直前に見える、「北陸電力福井支店」さんの、「(壁面)恐竜アート」...。

 

 

 

これらを、「代表的な車窓」として「解説」いたしました。

 

 

 

 

今回、「行き」か「帰り」に「はくたか」を利用することが出来れば、「延伸区間内」での、「全列車種別コンプリート」ともなったのですが、それはまた「お預け」ということになりました。

 

 

 

ちなみに、「行き」も「帰り」も「W7系」でしたね...(ああ、谷村新司さん...)。

 

 

 

 

また、この日6月26日は、JRの「シーズン別特急料金」で言うところの「閑散期」に当たり、料金が、片道ひとりあたり「200円」もおトクなので、「この日」と決めていました。

 

 

 

「最繁忙期」には、「400円増し」(「5月1日」...)ということもあったので、最近では、「意識」するようにもなって来ましたね...。

 

 

 

 

今回は、「二人」で行ったこともあり、きっぷは、「行き」も「帰り」も、「記念」としてもらって帰りました。

 

 

 

 

おかげで、「大変良い思い出」になったと思います。

 

 

 

 

母も、大変喜んでくれたので、本当に良かったです...。

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

それではまた...。

 

 

(daniel-b=フランス専門)