映画「すずめの戸締まり」Blu-ray & DVD発売を記念して、その「3部作」を振り返ってみたいと思います。

 

今回は、その「第1弾」、2016年8月26日公開の「君の名は。」で、「Blu-ray発売時の記事」を「リブログ」して書くことにいたします。

 

「予告編2」は、2016年6月28日の公開です。

 

「予告編1」は、2016年4月7日の公開ですが、この頃にはまだ、この作品の存在すら知らず、劇場でも、目にしたことは、たしか「なかった」と思います。

 

さらにそれ以前となる「特報」は、2015年12月10日の公開です。

 

 

 

 

 

 

こちらの「オリジナル・サウンドトラック」(CD)には、「主題歌」が、4曲すべて「収録」されています。

 

 

新海誠監督(1973-)自身の手による「小説版」です(この他、「外伝小説」も発売されています)。

 

 

 

 

映画公式サイト

 

 

「新海誠監督作品」がテーマの記事一覧

 

(旧「君の名は。」テーマの記事も、すべて含まれています)

 

 

 

さて...

 

 

9月20日、ついにBlu-ray & DVDが「発売」となった、新海誠監督(1973-)の映画、「すずめの戸締まり」(2022年11月11日公開)ですが、「アマゾン」にて「特典付き」を頼んでいるため、その到着の関係で、レビューも「週明けごろ」となる予定です。

 

 

映画「すずめの戸締まり」Blu-ray & DVD発売告知(CM)。

 

 

 

 

映画公式サイト

 

 

 

そこで「今回」と「次回」は、そのBlu-ray & DVD発売を記念して、「3部作」の「第1作」、「第2作」とも目されている映画、「君の名は。」(2016)、「天気の子」(2019)を、その「思い出」とともに、振り返ってみたいと思います。

 

 

 

それでは、まず「君の名は。」から始めましょう...。

 

 

 

「千年に一度」という「彗星」の来訪を1ヶ月後に控え、山深い地方の町で暮らす女子高校生三葉(CV:上白石萌音)は「憂うつ」だった。

 

「町長」である父の「選挙運動」に、家系の神社の古い風習...。

 

小さく狭い町で、周囲の視線も気になる年頃だけに、「都会への憧れ」は強くなるばかり...。

 

そんなある日、自分が「男子」になるという、「奇妙な夢」を見る。

 

見覚えのない部屋、見知らぬ友人、そして、「憧れ」だった「東京」の街並み...。

 

 

一方、東京で暮らす男子高校生瀧(CV:神木隆之介)も、「奇妙な夢」を見ていた。

 

訪れたことすらない山奥の町で、自分が「女子高校生」となっていたのだ...。

 

 

繰り返される「不思議な夢」。そして、明らかに抜け落ちている、記憶と時間。

 

 

二人は気付く。

 

 

「もしかして私たち/俺たち、入れ替わってる!?」

 

 

幾度も入れ替わる身体とその生活に戸惑いながらも、二人は、少しずつ、「現実」を受け入れようとしていたが...。

 

 

 

(「映画公式サイト」の「ストーリー紹介」を「要約」)

 

 

 

 

(それにしても、この「君の名は。」以降、それを「パロディ化」した「入れ替わりネタ」をよく見てるなあ...

 

 

特に「スーパー戦隊」!!

 

 

「キラメイジャー」でもあったし、「ゼンカイジャー」「ドンブラザーズ」も、どっちかでたしかあった...

 

そして、9月10日の「キングオージャー」でも...

 

 

「演技の勉強」や、「メンバーの親睦」には「役立つ」かも知れんな...笑)

 

 

 

 

本当に、「一番最初」に見た時の記事が残っています...(「2016年9月5日」付け)。

 

 

自分でも「驚く」ほど、「冷静」に、「淡々」と書いているところは、いかにも「最初期の記事」らしいですが、まだ「2回」というところでもありましたので、「完全」には、まだ「理解」が追いついてもいなかったからでもありましたね。

 

 

また当時は、記事でも少し触れていますが、直前の8月6日に公開されたアニメ映画「ルドルフとイッパイアッテナ」(原作は、斉藤洋さんの書いた児童文学)、あるいは、「ファインディングドリー」(7月16日公開)の方に興味が向いていました。

 

その「ルドルフとイッパイアッテナ」を見に行った時に、上にも挙げている「予告編2」を見たのですが、これが「決定打」となって「見に行こう」ということになりました(「劇場配布チラシ」も、「後押し」してくれた「要因」のひとつです)。

 

 

「ルドルフとイッパイアッテナ」は、「期待度」は高かったのですが、結局、「1回」しか見ずに終わってしまいました。

 

 

この作品でも、舞台が「岐阜市」とあって(「金華山のロープウェイ」など、本当に、「実景」かと思うほどの「リアルさ」でした)、当時、「岐阜県」自体が、映画に「乗り気」だったようにも記憶していますが、「君の名は。」でも、「飛騨市周辺」が、三葉(みつは)の住む「田舎町」として表現されており、こちらは、後に、「聖地巡礼」にも出かけたほどです。

 

 

「2013年10月4日」は、劇中で、その三葉が住む「糸守町」(「岐阜県飛騨市」がモデルのひとつである「架空の町」)に、「ティアマト彗星」の「かけら」が「直撃」し、町全体が「壊滅」して、三葉を含む「500人以上の住民」が「死亡した日」でもあったため、この時にも「記事」を書いたのですが(「2016年10月2日付け」)、この頃で「7回目」で、「そろそろネタバレも...」と言うくらい、「理解」も進んだ頃でした...。

 

 

そして「決定打」となったのが、「12月3日」の「20回到達」です。

 

 

私自身も、「上映終了」を警戒して、劇場へ足を運ぶペースを「上げた」のですが、「大好評」のため、「続映」に次ぐ「続映」となり、ついに、「各回入れ替え制」となってからは「初」となる、「20回入場」を果たしたのです。

 

この頃にはすでに、「君の名は。ごっこ」(笑)を、「ブログ上」でもするようになっていたほどでしたが、この作品が、本質的に「SF」ということで、一般には「分かりにくかった」であろうシーンを、自分なりに「分析」して、「解説」もしてみました。

 

 

2016年12月3日付けの記事

 

 

 

この記事では、「入れ替わり」を重ねていた、「実際に生きていた三葉」(「2013年」時点で17歳)と、現在の「瀧」(「2016年」時点で17歳)との間には、「3年」という「ズレ」があったことを書いています。

 

 

三葉を「何とか助けたい」一心で、瀧自身が「お供え」した、三葉の「口噛み酒」を飲んで、「あの日(2013年10月4日)の朝」へと飛び、「奇跡」とも言える、「最後の入れ替わり」を果たすのですが、そのために、「2013年」では、「事実とは異なる流れ」へと進むことになります。

 

一方、「2016年」で目を覚ました三葉は、「事実通り」の、「町壊滅後の景色」を目にし、実は、自分がもう「(1回は)死んでいる」ことを「自覚」もしていますから(「彗星のかけら」が「直撃」したことを憶えている)、私自身は、「黄泉帰り」だと解釈しています(この部分には、「いろんな解釈/説」があります)。

 

二人は、「3年」も時間がずれた「同じ場所」にいて(これは、「背景」を「注意」して見ているとよく分かります)、「カタワレ時(「黄昏時」)」にのみ、「ともに存在することが出来た」のですが、この時点で、「入れ替わり」は「解消」もしています。

 

2013年の三葉に、「するべきこと」を伝えた後、「カタワレ時」が終わって、三葉もいなくなってしまったのですが、ここで、「3年前の事実が変わってしまった」ために、瀧は、「突然のタイムパラドックス」に苦しめられることになってしまいました。

 

どんなに必死に「抵抗」しようとも、今、「ここ」で、「誰」と会って、「何の話」をしていたのかまで「消去」されてしまい、もう思い出すことも出来なくなってしまって...

 

 

まさに、「突然の断絶」です。

 

 

...なので、最後の「階段のシーン」は、「カタルシスそのもの」だと書いたのです。

 

 

 

その後、「冬」には、見に行く機会もぐんと減ってしまいましたが、それでも、最終的には、新海誠監督自身の口からも、「4月21日終映」と発表のあった、2017年4月15日の、「舞台あいさつ付き上映」の「32回目」までは伸ばすことが出来ました。

 

 

2017年4月16日付けの記事

 

 

 

「観客動員数1928万人/興行収入250.3億円」(「日本映画歴代3位」)

 

 

 

...この「輝かしい記録」...。

 

 

 

当時は、「文化庁」からの「助成金」を得ての「制作」「公開」でしたが、この作品で、新海誠監督の名は、一気に、「全世界」に知れ渡りました。

 

 

私も、途中からは、「何とか勲章を取らせてあげたい」との「想い」が先に立っていましたね。

 

 

後に訪れた「飛騨市」の「みやげ店」(「パネル展」も開催)には、「ファン心理」をくすぐる商品で「いっぱい」でもありましたが、「32回見た」と話すと、本当に「驚かれた」ことを思い出します。

 

 

2017年7月6日付けの記事

 

(この直前の「5月」には、「東京」の「聖地」も訪れています...)

 

 

 

それでは、せっかくなので、「主題歌4曲」を以下に載せておくことにしましょう。

 

 

どの曲も大変「印象」に残っていますが、特に終曲、「なんでもないや」は、「詞」も「曲」も「歌」も、そして、その「深遠なアレンジ」も加わって、まさに「パーフェクト」!!

 

「君の名は。」の中では、本当に、「最も好きな曲」で、「これを聴きに行っていた」と言っても、あながち、「間違い」ではないでしょう...。

 

その「なんでもないや」については、最後に、歌詞も載せています。

 

 

 

オープニング主題歌「夢灯籠」

 

メインテーマ「前前前世」

 

クライマックス「スパークル(Sparkle)」

 

 

こちらは「Movie Version」(フル)ですが、なぜか「選択」が出来なかったので、「リンク」とします(「別ウィンドウ」が開きます)。

 

 

エンディング主題歌「なんでもないや」

 

後に、ヒロイン「三葉」の声を担当した、上白石萌音さん(1998-)自身も歌っています。

 

 

 

 

次回は、「天気の子」を振り返ってみたいと思います。

 

 

ありがとうございました。

 

 

それではまた...。

 

 

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なんでもないや(Movie Version)

 

二人の間 通り過ぎた風は どこから寂しさを運んできたの

泣いたりしたそのあとの空は やけに透き通っていたりしたんだ

 

いつもは尖ってた父の言葉が 今日は暖かく感じました

優しさも笑顔も夢の語り方も 知らなくて全部 君を真似たよ

 

もう少しだけでいい あと少しだけでいい もう少しだけでいいから

もう少しだけでいい あと少しだけでいい もう少しだけ くっついていようか

 

僕らタイムフライヤー 時を駆け上がるクライマー

時のかくれんぼ はぐれっこはもういやなんだ

 

嬉しくて泣くのは 悲しくて笑うのは

君の心が 君を追い越したんだよ

 

 

星にまで願って 手にいれたオモチャも 部屋の隅っこに今 転がってる

叶えたい夢も 今日で100個できたよ たった一つといつか 交換こしよう

 

いつもは喋らないあの子に今日は 放課後「また明日」と声をかけた

慣れないこともたまにならいいね 特にあなたが 隣にいたら

 

もう少しだけでいい あと少しだけでいい もう少しだけでいいから

もう少しだけでいい あと少しだけでいい もう少しだけくっついていようよ

 

 

僕らタイムフライヤー 君を知っていたんだ

僕が 僕の名前を 覚えるよりずっと前に

 

君のいない 世界にも 何かの意味はきっとあって

でも君のいない 世界など 夏休みのない 八月のよう

君のいない 世界など 笑うことない サンタのよう

君のいない 世界など

 

 

僕らタイムフライヤー 時を駆け上がるクライマー

時のかくれんぼ はぐれっこはもういやなんだ

 

なんでもないや やっぱりなんでもないや

今から行くよ

 

僕らタイムフライヤー 時を駆け上がるクライマー

時のかくれんぼ はぐれっこ はもういいよ

 

君は派手なクライヤー その涙 止めてみたいな

だけど 君は拒んだ 零れるままの涙を見てわかった

 

嬉しくて泣くのは 悲しくて 笑うのは

僕の心が 僕を追い越したんだよ

 

(daniel-b=フランス専門)