今回の記事も、「前回記事」の「リブログ」で、「3回目」の「リレー」ということになりますが、「2022年の振り返り」でももちろん触れていますし、「あの記事(笑)」でも...。

 

こちらは、「予告編2」(2022年9月29日公開)。

 

実際に公開された映画を何回か見ていると、「使われることがなかったテイク(音声)」が、やはりいくつかあることが分かりますね。

 

2022年7月15日に公開された「予告編1」は、主題歌の「PV」という性格が強いものでもありました...。

 

 

やはり、「聴けば聴くほど深い...」。

 

聴くたびに、そう思わせる名曲って、なかなか出合えないかも知れません...。

 

「安らぎ」も感じさせるもうひとつの主題歌、「カナタハルカ」は、とても「印象的」な「ラストシーン」を演出していました...。

 

 

こちらの「オリジナル・サウンドトラック」には、「両曲」とも「収録」されています。

 

 

こちらは、新海誠監督自身の手による「小説版」です。

 

 

 

「公式ビジュアルガイド」も発売となりました。

 

 

 

「劇場公開時」の「最初」の記事です。

 

「11月終了時点」での感想をまとめた記事が「こちら」です。

 

(注)コノ記事ハ、「コワレテ」イマス... (これも、「サダイジン」が言わせていたに違いない!!...笑)

 

 

映画公式サイト

 

 

こちらは、その「公式サイト」内の「ニュース」からですが、劇場にて配布されている、「入場者プレゼント」についての「情報」です(1月28日より、「第4弾(スピンオフ小説「芹澤のものがたり」編)」の配布が「開始」となっています)。

 

 

 

まず初めに、この度の「トルコ・シリア大震災」にて被災されたすべての方々に、謹んでお見舞いを申し上げ、犠牲になられた方々のご冥福をお祈りしたいと思います。

 

 

 

さて...

 

 

ついに「公開3ヶ月」となり、2月6日には、「公開87日」で「観客動員数1000万人突破」という「発表」も出された、映画「すずめの戸締まり」ですが、その「大人気」にともない、「様々な情報」が次々と上がっても来ていますので(特に、大変「興味深い」と言えるのが「考察」もの)、あらかじめ予定していた内容とは、かなり趣きが異なったものになるかとは思いますが、どうか、ご了承をお願いいたします。

 

 

思えば、昨年2022年は、いくら、「前作」を見て知っていたとしても、「あれほどハマる」ことは「まったくの予想外」でもあった、「巨大な黒船」、「トップガン マーヴェリック」のことがまずありました(「公開月」である「5月初め」の時点では、見に行くことを「迷って」もいたくらいで、どちらかと言えば、「消極的」な方でした...驚)。

 

 

それが、「約5ヶ月」という「ロングラン」の間に、私自身、これまでに「経験」したこともないような、「71回」という「入場記録」を打ち立ててしまったため、同時期の「他の話題作」はほぼ「完全スルー」という形ともなってしまい、そうした意味でも、「特異な1年」であったと言うことが出来ます。

 

 

そんな中でしたから、「11月11日公開」と発表されていた、新海誠監督(1973-)の最新作「すずめの戸締まり」も、本当に「最初」(「特報」、「予告1」のころ)の時点では、

 

 

「もちろん見に行くけど、果たしてどれくらいかなあ...」

 

 

と、どちらかと言えば、こちらもまた、「消極的」だったのです。

 

 

「トップガン マーヴェリック」への、「あまりの無茶さ加減」ということが、やはり「頭」にありましたからね...。

 

 

「公開時期」のこともあり(作中の設定が「2023年9月」ということから、本当は、「その頃」に公開したかったのではないかと思いました...)、「それほど回数を見られることもないだろう」とも思っていたのですが、何と何と、2022年の「年末」の時点ですでに、あの「君の名は。」(2016)の「32回」に迫る勢いの、「31回」にまで伸ばしていたのです!!

 

 

そして、それが「現在」(2月9日まで)では...

 

 

 

「56回(!!)」

 

 

 

ということにもなっています(ホントに、「ただのバカ」なのかも知れません...)。

 

 

 

そうしたこともあって、「2022年」を振り返る記事では、「トップガン マーヴェリック」と合わせて「東西の両(正)横綱」にたとえ、現在では、「正式」に、私にとっての「映画の年2022年の二大横綱」と表現してもいるのです...。

 

 

(「戦闘機パイロット レベル99」VS「新海誠監督作品史上 "最強" のヒロイン」...)

 

 

 

その「12月」から、「現在」までの「入場記録」は、以下の通りです(11月は「16回」)。

 

 

12月(15回)

 

*1日(木/2回連続)、**3日(土)、***5日(火/2回連続)、8日(木/2回連続)、9日(金)、10日(土)、***12日(月/2回連続)、***18日(日)、***26日(月)、***27日(火)、30日(金)

 

 

1月(17回)

 

3日(火)、4日(水)、6日(金)、7日(土)、9日(月)、11日(水/2回連続)、12日(木)、13日(金)、**15日(日)、***16日(月)、**17日(火)、20日(金)、21日(土)、22日(日)、23日(月/2回連続)

 

 

2月(暫定8回)

 

1日(水/3回連続!!)、2日(木/「まくをおろすな!」とダブル)、8日(水/2回連続)、9日(木/2回連続)

 

 

*「テアトルサンク/テアトル1」(座席数「592」、スクリーンサイズ「6.8×16m」、「レーザー4K上映」にも対応)

**「アレックスシネマ鯖江」

***「テアトルサンク/テアトル4、のちにテアトル5」

 

 

(印のないものは、「福井コロナシネマワールド」。また、「月」、「火」、「金」、「土」は「夜勤後」です)

 

 

「本作」は、「ドルビーアトモス上映」対応ではないため(ただし、12月24日より、「ドルビーシネマ」には対応)、特に、劇場にはこだわりませんでしたが、「11月」は、「至近」で、「迫力の大画面」でもある、「テアトルサンク/テアトル1」(12月2日まで)を選んで見に行ってもいました。

 

 

...というわけで、「残雪」にもめげず、現在「56回」です...(「雪解け間近」ではありますが、また雪の降る「予報」も...)。

 

 

 

こちらの「公開記念特番」を、あらためて載せておきましょう(撮影は「劇場公開前」。主人公「岩戸鈴芽」役の原菜乃華さんのナビゲーションです)。

 

 

この「特番」では、新海誠監督や、今作の「背景」について、関係者の「証言」の形で、とても「深い」話を、たくさん聴くことが出来ると思いますが、中でも、いわゆる今回の「新海飯」(作中で、最も印象に残る「食事」)には「要注目」です。

 

 

鈴芽が、愛媛から神戸に向かう際に出会った二ノ宮ルミ(CV:伊藤沙莉)は、双子の兄弟を育てながら働く、神戸市内のスナック、「はぁばぁ」のママ。

 

 

(「ダイジン」を追って、)突然いなくなり、「深夜」に店に戻って来た鈴芽を叱りつけながらも、「空腹」の様子に、「焼うどんを作ろう」ということになったのですが、鈴芽が「うちは、ポテトサラダを入れるんですけど...」と言ったとたん、草太(鈴芽の椅子)(CV:松村北斗)も含めて、「一同驚愕」になるという場面です(そうは言っても、直前に、バイトのホステス、「ミキ」の言った「ツナマヨ」も、「似たようなもの」だと思うがなあ...笑)。

 

 

ちなみに、「ルミ」を演じられた伊藤沙莉さん(1994-)は、「関西弁に苦労した」(伊藤さんは「千葉県」の出身)と話していましたが、「イメージ的」にも、まったく違和感がありませんでしたよね!! 

 

 

(伊藤さんの、あの「ハスキー」な声質、「良い意味」で、「関西人風」だと思います...)

 

 

 

そしてこちらは、もうひとつの「公開記念特番」ですが、短く「5分割」されているので、「見やすい」と思います。

 

 

これまであまり触れて来ませんでしたが、新海誠監督も高く評価しているように、「草太」役の松村北斗さん(1995-)も、とても「雰囲気」を持った声だと思いますね(「草太」役に選ばれた「理由」については、「公開時」の記事に貼りつけてある動画も、あわせてご覧ください)。

 

鈴芽役の原菜乃華さん(2003-)にしても、どのキャストにしても、「声に表情がある」と感じられ(新海監督も言ってました...)、時には、その「演技」に合わせて画が描かれているのではないかとも感じられるくらいに「リアル」でした(特に、「サダイジン」が乗り移った「環(たまき)」のシーン...。深津絵里さんはやはり「スゴイ」...)。

 

 

「主要キャスト」の多くが「アニメ初挑戦」とは、とても思えないくらいの「パワー」を、確かに感じます。

 

 

 

「CM」、「PV」もあらためて載せておきましょう。

 

 

最後の「CM」の曲、「すずめの涙」(RADWIMPS)は、「映画本編」では使用されていない「未使用曲」です(上掲の「オリジナル・サウンドトラック」には収録されています)。

 

 

 

 

以下に、今作の、大変興味深い「考察」の動画を集めてみました(「リンク」のため、「別ウィンドウ」が開きます)。

 

 

たぶん、これらはみんな、「正解」ではないかと思います。

 

みなさん、本当に「スゴイ」ですね...(「深読み」も、まさに、ここに極まれり...)。

 

 

ただし、もちろん「完全にネタバレ」ですので、その点はご注意を...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私からは、「ごく普通」に見た場合の「感想」と、「ツッコミどころ」を、少しだけ書いておきましょうかね...(後々の記事では「書けない」恐れもあることから、「今のうち」に...)。

 

 

 

最初に、草太が鈴芽に声をかけるシーンで、いきなり「この辺りに廃墟はない?」ときくのもどうかと思うが、それにしても「ものすごい急な坂」...(「誇張」のし過ぎ?)。

 

下りる時も「スピード」が付き過ぎて「危ない」のではないかと思うが、逆に、「登る」時に、果たしてペダルをこいで走れるものだろうか(「電動アシスト」でもなさそうだったし...)。

 

また、終盤で、叔母の環が、自転車に、「鈴芽」だけではなく、「ダイジン」、「サダイジン」も乗せて走っていたが、「被災地」に、「長年」放置されていたと思える「錆びついた」自転車が、あんなに走れるものだろうか...(移動距離「約20km」)。

 

 

「事実」だとするなら、鈴芽も環も、「オリンピック選手もプロの競輪選手も顔負け」の、本当に「ものすごい脚力」だと言える...(笑)。

 

 

鈴芽の幼いころの「えにっき帳」が、「2011年3月11日」以降、完全に「黒く」塗りつぶされていることに、大変な「衝撃」を覚えた。

 

こうした幼い頃の「心の傷(PTSD)」は、「普通」ならば、完全に癒えることはない。

 

映画の「結末」のような「出来事」があったにしても、やはり鈴芽は「強い」と思う。

 

 

神戸のルミのスナックで、草太が見ていた「夢」は、「最後のクライマックス」への「伏線」とも言える、大変「重要」なシーンだが、その前に草太君、「鈴芽さん」に「座られた」感想は? (笑)

 

 

上掲の「考察」でも触れられているが、新幹線で移動中に寝てしまって、「富士山を見逃してしまった」鈴芽...。

 

「長い旅の終わり」である「ラストシーン」(「母をたずねて三千里」を思い出させる...)でも、結局寝ちゃってるし...(笑)。

 

ただ、よほど空気の澄んでいる「冬」以外は、どのみち、「見えない」ことも「多い」と思うのだが...(「経験者」は語る...)。

 

 

「草太さんのいない世界が、私には怖いんです!!」という鈴芽に「大笑い」した、草太の祖父羊朗(ひつじろう)(CV:松本白鸚)...。

 

上掲の「考察」にもかかわらず、私は、「恋する乙女にゃ敵わんわ...」みたいに感じました(笑)。

 

しかし、「草太さんがいない(という)世界」と解釈して、「その存在が突然消えても、誰もがまったく無関心な(関心を示さない)世界」と言うのならば、それはそれで、確かに、「怖い」...(「別の意味」で)。

 

 

芹澤(CV:神木隆之介)が歌う歌は「超ヘタクソ」(笑)だが、「いい味」も出している。

 

それにしても、明らかに、自分が「その世代」ではない「懐メロ」を(「2002年生まれ」という設定。*ただし、「2001年生まれの誤りだった」という「発表」も出されたそうです)、本当によく知っている(「40歳くらい」という環でさえ、「リアタイ」では知らないであろう「古い曲」を...)。

 

「親からの影響」だろうか...(この「私」で、ちょうど、「それくらい」の世代)。

 

 

そういう「私」も、「1950~60年代のフランスの曲」をよく聴いているのだが...。

 

 

「サダイジン」の「巨大化」した姿や、「ダイジン」って、セガサターンのゲーム、「LUNAR SILVERSTAR STORY」(1992-96)の「ナル」(実は後の「白竜」だが、ずっと「ネコ」のような姿だった)を思い出すなあ...。

 

 

その「ダイジン」に対する「誤解」が解けたあと、鈴芽は、ダイジンを呼ぶ時、「あんた」から「お前」に変えているが、「ダイジン」、または「あんた」と呼んでいた方が「普通」で、良かったんじゃないかなあ...と、私は思った。

 

 

「2時間を超える映画」の、本当に「冒頭」の場面で、「子ども用の椅子」の姿に変えられてしまったため、せっかくの「イケメン」なのに、「その姿」で登場出来る場面が「ほとんどない」という、大変「不遇(かわいそう)」なキャラクターでもあるのが、この「草太さん」...(笑)。

 

 

よみがえって伝わって来る、草太のその「記憶」から、草太も鈴芽も、

 

「生きたい。死ぬのは怖い...」という結論に至ったのは、とても「力強い(心強い)」メッセージ。

 

 

やっぱり、「若者」というのは、そうでなくっちゃあ...。

 

 

...まだあったかな...。

でも、今回はもうこのへんで...。

 

 

 

上にも書いていますが、2月2日木曜日は、「こちら」の映画も、あわせて見てきました。

 

 

もともとが「舞台(ミュージカル)」という作品を「映画化」したもので、とても「斬新」な「時代劇」です。

 

「工藤美桜さん(1999-)が出演している」というので「見た」ということですが、その役(愛称「モン太」)は、「近松門左衛門」(1653-1725, 江戸時代の「劇作家」)という「実在の人物」で、現在の「福井市」、もしくは、「鯖江市」の出身と言われています。

 

「そのこと」もあったので見てみました...。

 

 

映画公式サイト

 

 

 

そして、「見てみたい」のがこちらの映画、「#マンホール」(10日公開)...。

 

 

「この結末、つぶやき厳禁」とありますので、見ても、「記事」は書けないでしょうね...。

 

(追記:12日に見てきましたが、やっぱり「ネタバレ厳禁」だな、こりゃ...)

 

 

映画公式サイト

 

 

 

...そして現在、「映画鑑賞マナー」のCMは、「松竹オーディション」で「グランプリ」を獲得したこの方のバージョンが、「福井コロナシネマワールド」でも流されています。

 

 

中島瑠菜さん(2006-)...いいですねえ...(...って、ま~た始まった!!...笑)。

 

 

 

映画「すずめの戸締まり」は、これまでで「最大規模」の、「199の国と地域」で、今後、順次「公開」となるようです(「フランス語版」は、やはり「興味」があります!!)。

 

また、「第73回ベルリン国際映画祭」の「コンペティション部門」(2月16~26日開催)への「出品」も決定しましたが、これは、「日本アニメ」では、「千と千尋の神隠し」(2001)以来、21年ぶりの「快挙」となります!!

 

 

今後は、さすがに「2回連続」で見ることは難しくなりそうではありますが、私は、引き続き、この作品、「すずめの戸締まり」を、「全力で応援」していきたいと思っています。

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

それではまた...。

 

 

(daniel-b=フランス専門)