今回の記事は、「劇場公開時」の記事の「リブログ」となっています(「元の記事」もあわせて、ぜひ、ご覧ください)。

 

こちらは、12月1日にアップされた、今作の主人公である、「岩戸鈴芽(すずめ)」役、原菜乃華さん(2003-)のナビゲーションによる、最新の「公開記念特番」です(撮影は「劇場公開前」)。

 

新海誠監督(1973-)を知る人々へのインタビュー、そして、映画に登場する、「あのメニュー」の「再現」も...。

 

「必見」です!!

 

 

はらなのか~はらじゃないのか~どっちなんだい~

はらなのか~ようか、ここのか、とおか~

はらなのか~からのはな~ならのはか~(「アナグラム」、しかも「しりとり」...笑)

 

...ただの「寝言」です。気にしないでください...(笑)。

 

 

こちらは、最新の「予告編2」です(9月29日公開)。

 

7月15日に公開された「予告編1」は、主題歌の「PV」という性格が強いものでもありました...。

 

こちらの「PV」、「CM」も、あらためて載せておきたいと思います。

 

 

(今作の「すずめ」は、まぎれもなく、新海誠監督作品史上「最強」のヒロインで、「君の名は。」の「三葉(瀧)」をも、もしかすると「上回ってしまう」かくらいの「強さ」と「勢い」を感じました...)

 

 

最初に挙げている「公開記念特番」でも、野田洋次郎さん(1985-, 「RADWIMPS」)が話しているように、この曲を歌っている十明さん(とあか)(2003-)は、当時、「デビュー前」で、「まったくの無名」でしたが、その、「偶然」で、「奇跡的」な出会いが、この「名曲」を生み出しました。

 

この曲は、「公開前」から幾度となく聴いており、「さすがに聴き過ぎて飽きるだろ...」という、大変「失礼」なことを思ったこともあったのですが(「サダイジン」が言わせてるのか、これ...笑)、ひとたび「映画本編」を見た後では、頭の中でも「繰り返し繰り返し」で流れているほど、本当に「愛おしく」て、「かけがえのない」曲となりました!! (これは、「本当に本当」です!!)。

 

 

こちらは、RADWIMPSによるもう一方の主題歌、「カナタハルカ」の「公式MV」です。

 

この曲も、大変印象に残る「名曲」です!!

 

 

こちらの「オリジナル・サウンドトラック」には、「両曲」とも「収録」されています。

 

 

こちらは、新海誠監督自身の手による「小説版」です。

 

 

 

映画公式サイト

 

 

こちらは、その「公式サイト」内の「ニュース」からですが、劇場にて配布されている、「入場者プレゼント」、「新海誠本」についての「情報」です。

 

(12月3日より、「第2弾」の配布が「開始」となりました。いずれも、「内容」は、従来の「パンフレット第2弾」と「同じレベル」か、もしくは、「それ以上」とも言えるくらいの「充実」ぶりです!!)

 

 

今作の、「日本の戸締まりプロジェクト」。

 

「福井」からの「協賛企業」はこちら。

 

「えがわの水羊かん」は、まさに、「福井の冬の風物詩」です...!!

 

 

こちらがその「CM」です(「映画公式サイト」内にも掲載されています)。

 

 

 

さて...

 

 

今年はもう、「映画の年」と言い切ってしまっても良いくらいの1年となりましたが(「新型コロナ」や、「かの国の暴挙」がなければ、「もっと良い1年」のはずだった...)、5月27日に公開となった、あの「巨大な黒船」、「トップガン マーヴェリック」(劇場にて、何と「71回(!!)」)と並んで、私にとっても、「今年最大級の名作」と呼べる映画となったのが、この「すずめの戸締まり」です。

 

 

「11月11日」という公開日は、私のような「雪国」に住む者にとっては、少なからず「リスキー」であるとは思いますが(「ロングラン」となっても見に行けないし、それが「原因」で上映回数が急減して、こちらだけ「打ち切り」となる可能性だってある....)、天候が、必ずしも安定していたとは言えなかった「公開日以降」でも、至近の「テアトルサンク」が、「最も良い条件」にて上映してくれていたおかげもあって、公開から1ヶ月にも満たない「12月7日」の現在で、何と、「21回」を数えるまでにもなりました!!

 

 

 

「公開初日」から「現在」までの「入場記録」は、以下の通りです。

 

 

11月(16回)

 

*11日(金)、14日(月)、17日(木)、18日(金)、19日(土)、21日(月)、22日(火)、24日(木)、*25日(金)、26日(土)、**27日(日)、28日(月/2回連続)、**29日(火)、30日(水/2回連続)

 

 

12月(暫定5回)

 

1日(木/2回連続)、*3日(土)、5日(火/2回連続)(「テアトルサンク/テアトル4」)

 

 

*「アレックスシネマ鯖江」

**「福井コロナシネマワールド」

 

 

(印のないものは、「テアトルサンク/テアトル1」。また、「月」、「火」、「金」、「土」は「夜勤後」です)

 

 

テアトルサンク「テアトル1」での上映は「12月2日」まで。

 

このスクリーンの座席数は「592」、サイズは「6.8×16m」と、近県では「最大級」の劇場で、「レーザー4K」の上映方式にも「対応」しています。

 

 

(参考)「テアトルサンク」公式サイト

 

 

(「私の心の声(笑)」...「週末」になると、制服姿の「高校生」でにぎわっていましたが、意外と「男子」が多かったのは、主人公の「すずめ」が「美少女」だったことや、その「声」を入れていた、原菜乃華さんの「人気」もあったんでしょうかねえ...)

 

 

 

「20回」と言えば、新海誠監督作品では、「君の名は。」(2016)以来となりますが、その「君の名は。」も、「12月3日」で「20回」でした。

 

もっとも、こちらは、「約3ヶ月」(公開は「8月26日」)かかっての達成だったのに対し、今回は、本当に、公開から「1ヶ月足らず」での達成となります。

 

 

(2019年の前作、「天気の子」は、近い時期に公開された「HELLO WORLD」、「空の青さを知る人よ」と仲良く「分け合う」形で、それぞれが「8回」ということにとどまりましたが、「これら」が、私にとっての、「2019年国内3大アニメ映画作品」ということにもなります...)

 

 

(参考)「君の名は。」20回目達成の記事。

 

 

 

今作はまさに、「君の名は。」以来の、「三部作」の「ラスト」という「位置付け」が出来ると思いますし、その「集大成」で、「最高傑作」というのも、まったく「その通り」だと思います。

 

 

新海誠監督の、「場所を悼む物語」、「散らかってしまったものを、一度ちゃんと閉じて(終わらせて)しまわないことには、その先には進めない」という言葉からも、「東日本大震災」という、「大変大きな(重い)テーマ」(および、それに挑む「大きな決意」)が思い浮かんで来ますが、「君の名は。」では、それを「直接的」に描いたものではありませんでしたし、「SF的要素」が強過ぎたこともあって、もしかすると、「理解が追いつかなかった方」も、多くいらっしゃったのではないかと思います。

 

 

続く「天気の子」では、公開当時、「現実世界の東京」でも、ずっと「雨」だったことを思い出しますが、「降り止まない雨」のため、ついには「東京が水没してしまう」というラストは「衝撃的」でもありました。

 

 

今作では、「ロードムービー」という形を借りることで、その「大変大きく重いテーマ」を幾分「緩和」しながらも、「人と人とのつながり」を「意識」しながら、「最後」まで、「丁寧」に描き切っていたことが、とても「印象」に残ったと思います。

 

 

 

今作に登場する「ミミズ」とは、「この世に災いをもたらす大もと」が「可視化(具現化)」されたもので(ただし、「人間」では、原則、「閉じ師」である草太たちにしか見えない)、具体的には、草太(CV:松村北斗)のセリフからも想像できるように、「目に見える地震エネルギー」とも言えるものです(このあたりが、「フィクション」としての設定の「妙」だと言えますね...)。

 

 

そしてその「ミミズ」は、「人の営みが消えた場所」(いわゆる「廃墟」)に現われる「後ろ戸」(*仏教用語)を通し、「常世(とこよ)」(=「死者の国」*神道用語)から姿を現わします。

 

その「後ろ戸」を閉めるのが、草太のような「閉じ師」というわけですが、これは、あくまでも「一時的にその活動を抑える」ということにしかならず、「東西」に2つある「要石」をもって封じ込めなければ、「完全」とは言えません。

 

今作では、主人公である「すずめ」(CV:原菜乃華)が、誤って「後ろ戸」を開いた上に、そこにあった「要石」(後の「ダイジン」)を抜いてしまったことから始まりますが、そこから「完結」に至るまでは、本当に「壮大な物語」であったと思います。

 

 

 

「ロードムービー」であるがゆえの、「各地の人々との出会い」も大変「魅力的」なのですが、やはり「最も印象に残った場面」ということで言うと、「前半」では、あの「最大のヤマ場」、「東京」でしたね...。

 

 

あの「不気味な予兆」を感じさせる音楽も、「主題歌」の「変奏曲」となっていましたが、本当に「怖かった」ですね...。

 

 

「これ」ですよ、この曲...(印象に残り過ぎていて、もう、「トラウマ」も同然...)。

 

 

「すずめ」や、「(「すずめの椅子」の姿に変えられてしまった)草太」の他には、「カラス」にしか見えていなかったあの「ミミズ」が、「東京の要石」が抜けたことで、一気に街を覆い尽くし...

まさに「前半最大のヤマ場」は、本当に、「緊張の連続する場面」でもありました....(ゲーム「ファイナルファンタジーⅥ」などを思い出させる...)。

 

 

すずめが抜いてしまった「西の要石」が、「白いネコ」の姿で現われ、草太を、「すずめの椅子」(幼少時に、「母親」に作ってもらったもので、その「形見」)の姿に変えてしまった(閉じ込めてしまった)上に、その「役目」まで押し付けて、「逃げ回っていた」のが「ダイジン」(CV:山根あん)だったのですが、この「東京」の場面で、すずめは、「要石」となってしまった草太を、「ミミズ」に挿して「大震災を防ぐ」という、「究極の(極めて重い)決断」を迫られることにもなってしまったのです...。

 

 

「要石」となった草太を「ミミズ」に挿したため、すずめは、気を失ったまま、上空から、「皇居の濠(?)」へと「落下」してしまいます(その時、「クッション」代わりとなって、すずめを救ったのは、実は「ダイジン」だったのですが...)。

 

 

その後、地下にあった「東京の後ろ戸」を見つけたすずめは、そこから見える「常世」で、「要石」となって「ミミズ」を封じている草太の姿を確認するのですが、やはり、どうしても、「扉の向こう側」へ渡ることは出来ず、まずは、この「後ろ戸」を閉め、近くの病院に入院しているという、草太の「祖父」、宗像羊朗(むなかたひつじろう)(CV:松本白鸚)に話を聞きに行くことにしたのですが...。

 

 

その「宗像羊朗」を演じている、「松本白鸚(まつもとはくおう)」さんとは、もちろん、あの「松本白鸚」さん(1942-)です。

 

 

「日本」で、「ラ・マンチャの男」ドン・キホーテ(「公式」)を演じているあの...。

 

 

「病床」というところからも、「ラ・マンチャの男」のあの「ラストシーン」を少し思い出させますが、「本編」では、このワンシーンにしか登場していないにもかかわらず、何という「存在感」!!

 

 

「アニメの吹替え」は「初めて」だったということですが、さすがは長年、「ラ・マンチャの男(「ドン・キホーテ」=「アロンソ・キハーナ」=「作家セルバンテス」)」を演じ続けて来ただけのことはありますよね...。

 

 

対する原菜乃華さんも、この「天下の名優」松本白鸚さんを相手に、決して負けることのない「渾身の演技」で、「説得力あり過ぎでハンパない」とすら感じました...。

 

 

(その「画」もさることながら、原菜乃華さんの「声」と、その「演技」によって、完全に、「命」が吹きこまれている...。これは、「どの場面」でも「同じ」。まさに、「大迫力」...!!

 

「序盤」こそ、「年相応」で、「お茶目」なところも多分に感じられた「すずめ」ではあったのですが...)

 

 

そしてついに、「草太を救うための旅」に出ることを「決意」した(まさに、「悲壮な決意」...)、大変「重い」場面で流れたのがこの曲です...。

 

 

 

今回の物語の「前半」では、先述のように、「各地での人々との出会い」を中心に描かれていますが、「後半」では、草太の「親友(悪友?)」でもある「芹澤朋也」(CV:神木隆之介)の運転する車(「中古(オンボロ)」で「爆安(笑)」のオープンカー...)で、すずめを追って、「宮崎」から上京して来た、叔母の「環(たまき)」(CV:深津絵里)も交えて、「家族の物語」へと「帰結」していく感があります。

 

その「芹沢朋也」役、神木隆之介さん(1993-)の歌う「懐メロ」が、妙に「ヘタクソ」で(特に、「夢の中へ」は笑えました...)、逆に、「なかなかいい味」を出していたようにも思えますが(「歌がうるさいわ...」 by 環...笑)、途中、「シリアス」なシーンをはさみながらも、その「珍道中」は、とても「楽しかった」と思います。

 

いずれにせよ、「小気味よいテンポ」でストーリーが「進行」していったという印象があり、まるで、「母をたずねて三千里」のようなエンディングも、「ロードムービー」ならではだと思いました...。

 

 

 

(新海誠監督は、年齢的にも「近い」ので、「影響」を受けているものが、やはり「近い」という印象を受けますね。

 

また、「環」の話す「宮崎弁」は、隣りの「大分県」出身の深津絵里さんが「声」を入れているので、それで「正しい」のかとも思いますが、「~がね」というのは、「名古屋」でもよく聴くので、私自身は、それこそ、「名古屋の伯母」を思い出してしまったのですが...。えっ? それこそ「どうでもいい話」?...笑)

 

 

 

「ファンタジー的要素」を(少し、「SF的要素」も...)やはり絡めながらも、結局は、「人間ドラマ」にこだわった点も、大変「素晴らしかった」と思います。

 

 

 

「消えてしまったあの日の声」に耳を傾けることの「大切さ」と、その「意味」....。

 

 

 

それを思うと、私自身が過去に訪れた「あの街」が、「あの大震災」で「被災」し、多くの方々が「亡くなられてしまった」ことを、やはり思い出してしまいます...(「宮城県女川町」...!!)。

 

 

 

ちなみに、「ロケ地」ということでは、やはり「東京」はもっともなじみ深く(「御茶ノ水駅」で「下車」することは、本当に「まれ」ですが、隣りの「水道橋駅」をよく利用するため、「乗り換え駅」としては、すっかり「おなじみ」です...)、「神戸」がそれに次ぎますかね。

 

 

「宮崎」は、「宮崎駅周辺」、「宮崎空港駅」の訪問のみにとどまっていますが、「愛媛」は、「宇和島市」にまで足を運んだことがあるため、今作の「舞台」となっている、「八幡浜市」の周辺も、何となく分かります。

 

 

 

「今作」と言えば、やはり何と言っても、主人公「岩戸鈴芽(すずめ)」役を演じた、原菜乃華さんの、とにかく「ひたむき」な演技(というか、もはや、「演技」とは思えない...)に、本当に「強く」、「胸(心)」を打たれたのですが、「幼少時」の「すずめ」を演じられた、三浦あかりさん(2012-)(!!)も、決して負けてはいないくらいの「大熱演」でしたし、「ダイジン」役の山根あんさん(2014-)に至っては、さらに「年下」なのに、あの「表現力」...!!

 

 

二人とも、まさに「スーパーキッズ」だということを、心底「実感」しました...。

 

 

(参考)三浦あかりさんの「情報」については「こちら」...。

 

 

山根あんさんは、「動画」もありました!!

 

(「リンク」のため、「別ウィンドウ」が開きます)

 

 

 

さて、いろいろと書いて来ましたが、12月10日、新海誠監督が「来福」されることが「決定」となりました。

 

 

こちらの「イベント(舞台あいさつ)」ですね(「福井コロナシネマワールド」公式サイトより)。

 

 

 

私も、もちろん「参戦」を予定しております(「記事」を書くつもりでもいます)。

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

それではまた...。

 

 

(daniel-b=フランス専門)