「予告編(ロング・バージョン)」です。

 

こちらは「60秒バージョン」。

 

こちらは、今回の「Blu-ray & DVD」発売に当たっての「CM」となります。

 

 

「約2年」もの間、今作のために、日向坂46に「密着取材」を続けていた、TBSテレビの「プロデューサー」であり、「映画監督」でもある竹中優介さん(画面向かって「左側」の方)。

 

「日向坂46」のドキュメンタリー映画「第1弾」である、「3年目のデビュー」(2020年8月7日公開)に引き続いて、監督を務められていますが、今作の制作に当たっての、その「裏話」も数多く聴くことが出来、なかなか「興味深い」内容となっています。

 

 

「商品盤」の「目玉」は、何と言っても、全長「226分」(ディスク2枚分)にもおよぶ「ディレクターズカット版(「未公開」部分を含む「完全版」)」...。

 

一応、「劇場公開版」(119分)が「本編ディスク」ですが、ひとたび、この「ディレクターズカット版」を見てしまうと、二度と、「劇場公開版」には「戻れない」かも...。

 

 

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さて...

 

 

昨年(2022年)7月8日に劇場公開された、「日向坂46」のドキュメンタリー映画の「第2弾」、「希望と絶望 その涙を誰も知らない」のBlu-ray & DVDが、12月21日に発売となりました。

 

 

私自身、昨年の「その頃」(劇場公開時)に「映画」と言えば、完全に、あの「巨大な黒船」(後に、「映画の年の2大横綱」と表現)の「一択」だったのですが、その「1回」を「もらう」ような形で見に行ったのが、この映画、「希望と絶望 その涙を誰も知らない」だったのです。

 

 

本来ならば「梅雨時」で、比較的「遠方」であるとも言える「福井コロナシネマワールド」まで自転車を走らせるということは「出来なかった」のかも知れませんが、その「不思議な愛の力の奇跡」によって、「7月」に入ってからもすでに「6回」も足を運んでいました(多少の「天候の崩れ」はあっても、「7月11日」の時点で、ちょうど「20回」という頃のことでした)。

 

 

しかし、今回のこの映画に関しては、「天」からは「浮気」(笑)と見なされたのか、「本来の梅雨空」に戻ってしまいましたが、「7月13日」(「13時20分」の回)、「この日」を逃してしまうと、「次」は、「夕方以降の上映」のみになってしまうということで、この日、「同方向」へ出かけるという「家族」に「便乗」する形で、劇場に足を運びました。

 

 

(ちなみに、「巨大な黒船」は、当時、「14時」、もしくは、「14時30分」からの開始でしたから、時間的にちょうど「カブり」ます)

 

 

現在、「最もパワーのあるアイドルグループ」とも評されるほどの「日向坂46」ですから、「グッズの購入」にも当然「規制」がかかっており、「入場半券」を提示しないことには、「パンフレット」すら買うことが出来ません。

 

 

なので、「思い切って(覚悟を決めて)」見に行ったというわけでしたが、このような「ドキュメンタリー映画」を見に行くことは、実は何と、私自身、「初めて」のことでもあったのです。

 

 

その「タイトル」からして、いかにも「重そう」な、「ただならぬ雰囲気」は感じていたのですが、実際に見てみたところ...

 

 

 

「本当に見てよかった!!」

 

 

 

と、「素直」に感じられたくらい、極めて「良質」な「ドキュメンタリー映画」だと思いました。

 

 

 

もちろん監督は、実際に「その場」にいて、「素の姿」、「ありのまま」を撮っていただけですから、一切、「やらせ」のにおいは感じられません。

 

 

佐々木久美キャプテン(1996-)も、映像の中で話していた通り、

 

 

「この2年間はあんまり見てほしくはない...」

 

 

「(この2年間を)ストーリーにしたくないというか、物語(美談)にしたくはないというメンバーも多いので... 楽しいことだけじゃないということは分かっていただけると思いますが... 思った以上に、いろいろとありましたね...」

 

 

という「そのまま」(まさに「それそのもの」)だという印象を、たしかに受けましたね。

 

 

 

今回のこの「希望と絶望」の中で描かれているのは、ちょうど、私自身が、この「日向坂46」に「興味」を向けるようになった頃に、時期的にも「重なっている」と思いますから(2019年12月の公演で「発表」されたものの、「新型コロナウイルス禍」のために度々「延期」となり、2022年3月、ついに「実現」した、夢の「東京ドーム」公演までの「道のり」)、実に「感慨深い」のと同時に、「知られざるその苦闘の日々」が「明らか」にされたことで、本当に、「衝撃」と同時に、「感動」をも覚えたのです。

 

 

この「コロナの苦しい時代」に、何とか「人々の励み」、「心の支え」になろうとする、メンバーメンバーのその「想い」が「痛い」ほどに伝わって来るのですが、それは、かつて人々が「アイドル」という言葉に抱いていた「偏見」のようなもの一切を「吹き飛ばしてしまう」くらいの「強さ」も感じるもので、それだからこそ、

 

 

 

「人生で一番遊びたいような10代、20代にここにいて、同じ時間、いろんなことを経験した仲間だからこそ、よりよいグループとなって、みんなには絶対に、もっともっと幸せになってほしい。

 

ここは心の拠り所、家族のような存在であって、そういう温かいところがすごく好きです...」

 

 

 

2022年7月をもって、日向坂46から卒業した渡邉美穂さん(2000-)のこの言葉も、本当に「よく理解できる」というものです...。

 

 

この「日向坂46」は、2015年11月に、当時の「欅坂46(現「櫻坂46」)」から派生した「けやき坂46(通称「ひらがなけやき」)」が「前身」であり、その頃からすでに、「東京ドーム」を目指し、「高いモチベーション」で活動を続けていましたが、結果、2019年2月に正式に「独立」することとなり、その後の「活躍」を経て、「現在」にまで至っているわけですから、それこそ、「真の実力派集団」と言ってもまったく過言ではないことでしょう。

 

 

日向坂46のその「MV」ひとつをとっても、「その "表現意欲" には驚かされる」と、ことあるごとに、私も書いて来ました。

 

 

しかしそれは、ただ「傍観的」に、「外」から見ていたに過ぎないもので、実際に、今回の「希望と絶望」を見たことにより「初めて」、「内」、つまり、「実際の現場」に入り込み、その「ありのまま」を「共有」することが出来たのではないかと思いました。

 

 

たぶん、この映画を見ることなく、ただ単に、「ライヴ」のBlu-rayを購入して見ていただけであれば、本当に、「ただの普通の感想」に終わってしまったかも知れません。

 

 

それよりももっともっと「大切」な、「裏側を知る」ということにより、その見方が「変わった」だけでも、「価値のある」ことであり、「尊い」ことだと思いました。

 

 

 

2019年12月の公演にて、翌2020年12月に、「夢」でもあった、初の「東京ドーム公演」を行なうことが、「サプライズ」で発表されたため、メンバーたち自身の「驚き」も、それはもう「大変」なものでしたが、しかし、その後は、私たちも「経験」して、本当によく分かっている通り、「新型コロナウイルス禍」による「行動制限」、「活動制限」により、「イベント」は次々に「延期」、または「中止」となり、その「東京ドーム公演」も、当然のことながら、「例外」ではありませんでした...。

 

 

そんな中にあっても、「無観客配信ライヴ」や、番組への「リモート出演」など、「新しい方向性」を見いだしたことも「たしか」ではあるものの、

 

 

「誰もいない中だと、100%ではなかったのかな、と感じるように...」(齊藤京子さん)

 

「配信だけだと、会場に力を吸い取られるというか...」(佐々木美玲さん)

 

「無観客がしんど過ぎて、リハーサルの繰り返しのような印象...」(加藤史帆さん)

 

 

と、「1期生」の3人は口を揃え、佐々木久美キャプテンも、

 

 

「ずっと真っ暗な道を走っているような感じで、メンバー同士のすれ違い、亀裂が、この2年で起きた...」

 

 

と話していました。

 

 

そして、その2020年秋からは、体調を崩して「休業」するメンバーも増え...

 

 

 

「東京ドーム公演」の「延期」も、正式に発表されました。

 

 

 

しかし...

 

 

「休業したことによって、より "魅力" に気付けたし、早く戻って、(応援してくれた)みんなに会いたいなと思った」

 

 

と、「2期生」の松田好花さん(まつだこのか)(1999-)は、その「絆の強さ」を、「再確認」してもいたようでした...(まさに、「強くなって戻って来た」という印象...)。

 

 

 

2021年3月からは、徐々に、「有観客ライヴ」が「再開」されるようにもなり、

 

 

「無観客が続くと、ライヴが苦手になりつつもあった...」

 

 

と、加藤史帆さん(1998-)は話し、あらためて、その「喜び」と、「観客がいる」ということの「大切さ」を、かみしめてもいました。

 

 

 

しかし、その加藤史帆さん。私も「大好き」だった「この曲」の「裏側」は、それはもう、とんでもないくらいに「壮絶」なものでした...。

 

 

加藤史帆さんが、「日向坂46」となってからは初の「センター」を務めることになった、5thシングル「君しか勝たん」(2021年5月26日発売)。

 

この曲の記事(「歌詞」を掲載しています。「商品リンク」もこちらから)

 

 

 

「トップアイドルグループ」であるだけに、その「センター」を務めることは本当に「大役」で、グループを「代表」して「番組に出演」する機会も「増える」ことから、その「プレッシャー」も、想像を「はるかに超える」ものであることはもう「間違いない」とも思いますが...

 

 

「仕事があることはありがたく、がんばりたいのに、自分はいい感じに調節が出来ない。

 

ゼロか100かのどちらかで...」(加藤史帆さん)

 

 

「完璧主義というか、自分にすごく厳しいので、支えてあげたくても、どうすればいいか分からなくて... 見ていても何も言えなかった...」(佐々木久美キャプテン)

 

 

「肉体的」にも、「精神的」にも、「ギリギリ」まで追い込まれて、完全に、「倒れる寸前」にまでなっていた映像は、本当に「衝撃的」でした。

 

 

 

「しんどいって言ってたら仕事を減らされるような気がして...」

 

 

と、涙しながらも笑顔を見せた加藤史帆さん。

 

 

その「苦しかった日々」、その「涙」が「報われた」のであれば、本当に「良かった」と思いますが...。

 

 

 

さらにこの時期には、「日向坂46の絶対的(不動の)センター」という存在でもあった、「2期生」小坂菜緒さん(2002-)もついに「ダウン」...。

 

 

それは、誰もが「もう見ていられない」状態だったそうで、「休ませることが出来ると知った時には安心した」と、佐々木久美キャプテンも話していました。

 

 

 

「エース不在」のまま、「櫻坂46」と「合同」で行なわれた、2021年7月の「大型野外イベント」については、「リハーサルあたりから違和感を感じていた」、「正直楽しくない」、「他人事のような顔をしているメンバーもいてショックだった」、「いま、一丸とはなっていないことを肌で感じてしまって...」と、渡邉美穂さんが、当時の「不安」を話していましたが....

 

 

その初日「本番」...。

 

 

「30℃」を超える、「炎天下」の「過酷」な状況、「9000人」という「観客」...。

 

 

「余裕などない」、その「必死のパフォーマンス」にもかかわらず、

 

 

 

「がむしゃら感がなくなった」

 

 

 

という「厳しい指摘」が...。

 

 

 

そして、「気合い」を入れ直して臨んだ「2日目」も、やはり...

 

 

「もう一段階上を目指すための体力づくりが必要」

 

「もっともっと歌って、もっともっと踊って、

もっともっと自分のスキルを上げてください」

 

 

.............

 

 

 

そんな中で、次のシングルの「センター」に決まったのが、「2期生」金村美玖さん(2002-)...。

 

 

6枚目のシングル「ってか」(2021年10月27日発売)。

 

 

金村さんは、「(「1stシングル」から)4作連続でセンターを務めた小坂菜緒は本当にスゴイ」と話し、その小坂さんからは、「大丈夫、出来るよ」と、逆に「励まされた」ということですが、この話を聞くだけでも、「センター」という、その「重圧感」が、そのまま、こちらにも伝わって来るようです...。

 

 

この曲の記事(「歌詞」を掲載しています。「商品リンク」もこちらから)。

 

 

その金村美玖さんも、2022年12月20日に1st写真集、「羅針盤」が発売されましたが、本当に、とても「素敵」な写真集で、「お薦め」です!! (こちらでの金村さんは、表情が、とても「生き生き」していました...)。

 

 

丹生明里さんのこの写真集もほしくなって来たかな...(「笑顔」がホント「素敵」...)。

 

 

 

2021年秋の「アリーナツアー」では、「心も体も限界を迎えるというのはこういうことだな」(齊藤京子さん)、「人のこと考えている余裕がなかった」(佐々木美玲さん)、「崩壊状態みたいでどうしようと、みんなが不安を抱えていた。あの時期に戻りたくはない」(「2期生」丹生明里さん)...。

 

 

「体力的にもきついセットリストで、体力の配分をどうするか...」(「1期生」潮紗理菜さん)

 

 

「今回のセトリはけっこうハードで、早着替えも入っていたりするので、息つくヒマもなくて...」(佐々木美玲さん)

 

 

 

そこで起きた「変化」というのが...

 

 

「今までは、言われたことをやるという感じで、自分たちのアイディアを出せるまでには至っていなかったのが、相談することによって、セトリを変えてもらえたり、一緒にライヴを作り上げていく感じになって、そういうことも大切なんだと思った」(佐々木美玲さん)

 

 

「まずメンバーで話して、まとめてから、私とかが代表で言いに行くという風に、まずは、"表現者" である自分たちが納得しないことには...」(佐々木久美キャプテン)

 

 

 

そうした末、2021年12月25日のステージで、メンバーの口から、あらためて「発表」されたのが、2022年3月の「東京ドーム公演」だったのです...。

 

 

 

その後、2022年の初めには、小坂菜緒さんが「復帰」されましたが、一方で、渡邉美穂さんは「卒業」を発表。

 

 

 

そうした中で、3月終わりの「東京ドーム公演」へと歩んで行くのですが、

 

 

 

「22人のメンバー全員で東京ドーム公演を迎えたい」

 

 

 

という、渡邉美穂さんの願いも空しく、公演数日前に、メンバーのひとりが「新型コロナ感染」のために抜けることを余儀なくされ、メンバーたちも「全員」、「検査」を受けなくてはならないという、「まさか」の大ピンチとなってしまいました。

 

 

この場面、思わず泣き崩れる、渡邉美穂さんの姿があまりにも痛々しくて、とても「見ていられない」という想いもしました。

 

 

メンバーの「まとめ役」みたいな感じで、それまで、渡邉美穂さんが「奮闘」していた姿に「感動」を覚えていただけに、本当に「つらい」場面だと思いましたね。

 

 

「当時の報道」では、ただ「(「メンバーが感染」という)事実」を伝えるだけだったと思いますから...。

 

 

 

幸い、他のメンバーは、全員「陰性」という結果が出て、公演は無事に行なわれましたが、その後、「17人が感染」というニュースも「話題」となりました...。

 

 

本当に、「そんなこと」が「取り沙汰される」ような「暗い時期」でもありましたが、これが、今年5月からの「5類移行」で、どのように変わって行くのか。

 

 

そのあたりにも「注目」です...。

 

 

 

というわけで、全長「226分」(ディスク2枚分)にもおよぶ「ディレクターズカット版(「未公開」部分を含む「完全版」)」を見て、「印象に残った言葉」を中心に書いてみましたが、本当に、この「完全版」を見てしまうと、二度と、「劇場公開版」(119分)には「戻れない」といった印象も受けました。

 

 

 

しかしながら、私自身、この作品を「劇場」で見ることが出来たことは、とても「素晴らしい経験」だったと思います。

 

 

そして、「パンフ」を無事に手に入れられたことも「良かった」のですが、このパンフ、「中身」はとても「素晴らしい」ものの、「装丁」を、せめて、普通の「映画パンフ」並みにしていただきたかったということだけは「言いたい」と思います(ちょっと「ぺらっぺら」な感じで、「ちゃんとした袋」に「補強材」でも入れて持ち帰らないと、「自転車」だったら、本当にどうなっていたことか...)。

 

 

ちなみに、「映画公開」を記念してして作られた「ガチャガチャ」が、小ぶりの「クレーンゲーム」のような感じで、現在もなお、「福井コロナシネマワールド」にありますが、けっこう、「売れて」もいるようです...。

 

 

 

最後に、今回の映画でも見ることが出来る、その「東京ドーム公演」の模様を、先に発売されているBlu-rayの「ダイジェスト映像」からどうぞ!!

 

 

 

 

「私たちが、こんなに大き過ぎる夢を掲げても、こうやって実現出来るっていうのは、"おひさま(ファン)" のみなさんが、いつも、私たちの味方でいてくれるからで、ホントに信じて進んで来て良かったです。ホントにありがとうございます...」

 

 

「私たちはいま、道を作りながら歩いてる感じがする。みんなでこう、道を作りながら...。

 

いろんなものをかき分けながら、自分たちの足で歩いている感じで、それをやっていること自体が、日向坂46なのではないかと...」

 

 

(ともに佐々木久美キャプテン)

 

 

 

映画の「エンディング」はこの曲です。

 

7枚目のシングル「僕なんか」(2022年6月1日発売)全タイプ共通カップリング曲。

 

「飛行機雲ができる理由」。

 

シングル「僕なんか」についての記事(「商品リンク」はこちらからどうぞ)。

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

それではまた...。

 

 

 

(daniel-b=フランス専門)