今回の記事は、「前回記事」の「リブログ」で、「2回目」の「リレー」ということになります...。
最新の「予告編2」です(9月29日公開)。
7月15日公開の「予告編1」は、主題歌の「PV」という印象があります。
こちらの「オリジナル・サウンドトラック」には、2曲の主題歌の「両方」が「収録」されています。
こちらは、新海誠監督自身の手による「小説版」です。
「公式ビジュアルガイド」の発売も「決定」しました。
発売日は、2023年1月16日の予定です。
Twitter(公式)
https://twitter.com/suzume_tojimari/
https://twitter.com/shinkaimakoto
映画公式サイト
というわけで、12月10日土曜日、無事に行ってまいりました。
公式には、「3年ぶり」となる新海誠監督(1973-)の「来福」ですが、「全国縦断」ということで、この日は、石川県内の「2館」(金沢市/白山市)に続いての「来場」となり、「福井コロナシネマワールド」での「15時40分の回」終了後に、監督による「舞台あいさつ」が行なわれました。
キャンペーン概要(「映画公式サイト」より)
この「舞台あいさつ」の回の「予約」は、「1週間前」である「12月3日」から「開始」となりましたが、その時点での「予報」は、実は、あまり「良い」とは言えない感じでした。
もう「12月」ですし、まだ「雪」こそ降ってはいないものの、天候は「不安定」で、「雨」マークが、付いたり、消えたり...。
「帰り」もやはり、「19時」近くとなることから(実際に劇場を出たのが、やはり「そのくらい」でした...)、最初のうちは、ちょっと予約を「ためらっていた」ところもあったのですが、「曜日NG」ではありませんし、「新海誠監督ファン」としては、やはり「ぜひ会いに行きたい」という想いの方が勝って、天候は「運任せ」ではなく、「愛の力」で「晴れろ!!」と願って、思い切って予約を入れたのが、「5日」のことでした。
その「想い」が通じたのか、「雨」マークは「晴れ」に変わり、まさに「絶好の条件」で、「福井コロナシネマワールド」へと向かうことが出来たのです!!
「福井コロナシネマワールド」には、全部で「10」のスクリーンがあり(「スクリーン(シネマ)10」が、「ドルビーアトモス上映」対応)、その中でも「最大」の、「スクリーン(シネマ)1」(「338席」)での開催となりましたが、「予約時」には、まだまだ「かぶりつき」の席も「残っていた」と思います。
しかし、そこが私の「小心者」なところ...。
本当に「いつも通り」の、「最後部座席(「N26」)」を選んでしまったのですが、そうは言っても、逆に「最前列」あたりだと、「本編上映時」に画面が「大き過ぎ」て、「見上げないといけない」ことから、「疲れてしまう」ことも確かであり、やはりその点が、「マイナスポイント」となりますね。
(実際、「コロナ禍」前に、「満席」の「ドラえもん」で経験あります。こちらは、「アレックスシネマ鯖江」での、やはり「最大」の「シネマ7(302席+車いすスペース)」でのことでした)
劇場に着いた時、「駐輪場」もすでに「満杯」だったことに驚きました...(それも、本当に「いつも以上」に...)。
それも無理はありません。
「THE FIRST SLAM DUNK」(3日公開)をはじめとして、公開されたばかりの、二宮和也さん(1983-)主演の「ラーゲリより愛を込めて」(9日公開)などなど、「今冬の話題作」で「いっぱい」なのですから...。
劇場側も、(普段は使っていない?)「駐車場」側の「駐輪スペース」を開放していましたので、そちらを使うことにしましたが、ただ、「野ざらし」ということにはなりますから、「突然の雨」が、ちょっと「心配」ではありました...。
エスカレーターにて、「2階ロビー」へ上がると、やはり「密」な状況に驚き...(本当に、「コロナ騒ぎはどこに行ったんだ!!」というくらいの感じで...。「大丈夫」かな...)。
「この回」の「すずめの戸締まり」が「満席」ということもありましたが、まるで、「ONE PIECE FILM RED」(8月6日公開)の「公開直後」を、ちょっと思い出させるような様子(行列)でもありました(それでも、「検温」には、「増員」して、「ハンディタイプ」のものも活用して対応していたので、意外と「スムーズ」でした)。
「入場口」から「すぐ」のところに、「スクリーン(シネマ)1」はあるのですが、そのすぐ「脇」に、「新海誠監督へのメッセージ」を短冊に書いて貼り付けるスペースが用意されており(「貼り付け」は、「劇場スタッフ」が行ないます。実際に、来場された新海誠監督も読まれたということです)、私も、「前日(9日)」に「2枚」書いて帰りました。
「イベント終了後」、ちょっと「混雑」したものの(ホントに「大丈夫」...?)、ちゃんと貼られているかの「確認」も兼ねて、あらためて、その、集まった「メッセージ」を読んでみたのですが、みなさん、「思い思い」のままに書かれていて、私としても、「ちょっとした発見」となりましたね...。
ちなみに、「私」が書いたのは、やはり、「主人公」である「鈴芽(すずめ)」を演じられた原菜乃華さん(2003-)のこと...。
「原菜乃華さんを見つけてくれてありがとう。
まさに "最強のヒロイン" です」
と書き、あわせて、「幼少時のすずめ」を演じた、三浦あかりさん(2012-)、そして、「ダイジン」を演じた、山根あんさん(2014-)という、二人の「スーパーキッズ」の「発掘」についても、「感謝のことば」を添えました。
「夜勤明け」ながら、「本編」、「舞台あいさつ」ともに、「睡魔」に襲われることはなく、「正気」を保っていられたのはやはり、「愛の力の成せるわざ」だったのか...。
「久々の満席」でしたので、「隣の席」の方が、「最終盤」で「涙」を拭っていらっしゃった様子も分かりましたが、本当に、それだけ「胸に迫る作品」であるということは、あらためて、「強調」しておきたいと思います。
「本編上映」終了後すぐ、「テレビカメラ」も入って、さっそく、「舞台あいさつ」となりましたが、新海誠監督の「登壇」前には、「劇中」に登場する、「扉(後ろ戸)」や、「すずめの椅子(草太)」の「実物大模型」(「劇場関係者」の手による。上掲の、「監督」、並びに、「映画」の「公式Twitter」をご参照ください)が舞台に運び込まれ、その、「熱烈な歓迎ぶり」に、監督も大変驚かれていましたね。
(こう言ってはなんですが、昔から「福井」は、「芸能関係者」に対する「憧れ」が「強過ぎる(=「飢えている」)」からか、「その盛り上がり方は尋常ではない」と、「ご高評(?)」をいただいてもいるくらいの「土地柄」なのです...)
私自身、新海誠監督の「舞台あいさつ」には、これまでに「2回」、参加が叶っていますが、「その時」の模様を書き記したのが、次の2記事です。
「君の名は。」上映終了告知の「舞台あいさつ」(2017年4月15日「アレックスシネマ鯖江」にて)の模様ですが、新海誠監督自身が、「RADWIMPS」の「サンドーム福井」公演に「参戦」するということもあって、この「舞台あいさつ」も、「急きょ決まった」ということでした...。
続く「天気の子」では、「興収100億円突破」の報道直後のタイミングで「来福」されましたが(2019年8月23日「テアトルサンク」)、この時には何と、監督の退場時に、思わず「がっちりと握手」という、「嬉しいハプニング」もありました...。
今回もやはり、監督は、その制作の「苦労話」について語ってくれましたが、実際に、「企画」の段階から、現実の「上映」に至るまでには、何と、「第4稿」とも言えるほどの脚本の「手直し」があったということで、それでもまだ、
「もっと面白く出来たんじゃないか」
「実際に受け入れられる(ちゃんと伝わる)かどうかは不安」
といったことを話されていました...。
監督もやはり「人の子」ですし(「天才」であるとは感じますが)、「多くの方々」の手を借りて、そして、「さらに多くの方々」に見ていただくためには、「世間の評価(声)」というものも、やはり気にはされているようです。
その「才能」と、「苦労」の一端がうかがえるものとして、新海誠監督作品の場合、あらかじめ、監督自身が、「すべてのキャラクター」を実際に演じている、「V(ビデオ)コンテ」というものがあり、「君の名は。」、「天気の子」の両作でも、「特典映像」として、「商品盤」に、特別に「収録」されてもいるものですが、「これ」こそがまさに、監督自身が描いている「明確なビジョン」とも言うべきものであり、「実際のアフレコ」でも、「演技指導の指針」となってもいるものです。
新海誠監督は、何と今回、その「V(ビデオ)コンテ」に、「自身」が吹き込んだその「セリフ」の一例を、本当に「特別」に、その場で「披露」してもくださいました!!
それは、「愛媛の後ろ戸」を閉める際の、「草太」から「鈴芽」へのセリフ(「君が鍵をかけろ!」の件)だったと思いますが、「妙な照れは排して、本気で演じる」の言葉通り、まさに、実際に松村北斗さん(1995-)が演じられた通りの(もしかすると、「それ以上」かも...)「渾身の演技」で、会場を驚かせました。
私自身も、監督自身が「演技」をしているところを見るのは「初めて」だったのですが、普段は、いかにも「穏やかな人柄」といった監督が(何しろ今回、「私しか来ていないから、静止画の撮影ならOKですよ」とも言っていたほどです...)、あのような「大熱演」を見せられるということは、本当に、「演出家」としての「才能」も感じるほか、「俳優」としても「超一流」なのではないかと思うくらい、その「偉大さ」に、「圧倒」されてもしまったわけです...(この人は、「本当にスゴイ」...驚)。
その後の「質問コーナー」でもやはり、もはや「基本的な質問」ではなく、かなり「突っ込んだ質問」となってもいましたね。
そのことにも、あらためて驚かされました...。
今作での松本白鸚さん(1942-, 草太の祖父「宗像羊朗」役)の出演についても、白鸚さんのお孫さん(松たか子さんの娘さん?)から、「絶対に出た方が良い」と「後押し」されてのことだったそうで、神木隆之介さん(1993-)の、「芹沢」役としての出演についても、「興味深い話」が聴けたと思います。
というわけで、本当に、その「得難いひととき」に、ただただ「感謝」するしかないのですが、今後、天候は、どうも「崩れそう」ですね...。
12日には、「テアトルサンク」へ、「26回目」、「27回目」(「2回連続」)も見に行きましたが、この「状況」は、本当に、「君の名は。」の時に「そっくり」...。
何とかまた、「愛の奇跡」が起きることを願っています...。
12月24日より、「入場者プレゼント第3弾」の配布が「決定」したとのニュースが、本日(12月12日)、「発表」となりました。
(*以下「追記(12月13日)」)
記事を書いている間には間に合わなかったのですが、12日夜放送の、「クローズアップ現代」(NHK 19:30~57)を、13日に視聴いたしましたので、その「感想」についても書いておきたいと思います...(これにともない、「記事本文」も、一部「修正」いたしました)。
番組の「後半」で、新海誠監督が話されていた、
「(東日本大震災を)経験した人と、経験していない人の2つに分かれてしまった」
という言葉に、本当に「重み」を感じました。
「簡単に答えられることではありませんが、
"何かを作って発信する" こと自体が "暴力" のようなもので、
人の心を "強く揺さぶってしまう" ということは、
"ものを作るという行為" からは切り離せないこと」
「誰も傷つけないような表現ということは、
誰の心にも触れないように、注意深く、"そこには近づかない" ということで、
すべてを "回避" して、距離をとって作れば、
人を傷つけないかも知れないけれども、きっと心も動かせない」
「心を動かすような、力のあるものを作りたい」
...まさに「至言」だと思いますね。
また、「日本映画大学」、藤田直哉准教授のコメント、
「忘却にあらがうとか、多少刺激をしてしまったとしても、
そこで何が起きて、そこにいた人が何を感じていたのかを、
"伝えることの方が大事" という判断をされたのではないか」
も、実に「的を射た」ものだったと思います。
今回の放送についての記事
NHK公式サイトより(「見逃し配信」も「こちら」から)
最後に、「アニメソングの帝王」として、長年にわたってこの分野の「牽引役」を務め、「生涯現役」を貫いた水木一郎さんが、6日に「逝去」されたことが報じられました...。
「公式サイト」より
この場をお借りしまして、謹んで、水木一郎さんのご冥福をお祈りしたいと思います。
合掌...。
水木一郎(1948.1.7-2022.12.6)
(daniel-b=フランス専門)