「今回の記事」も、「最初期の記事」の「リブログ」です。

 

1984年9月、「パレ・デ・スポール(ドーム・ド・パリ)」での公演のライヴ録音からです。

 

アレンジも「一新」し、また、観客の「大合唱」も「聴きもの」となっています。

 

 

この曲の「オリジナル」となる、バンド、「clin d'oeil(ウィンク)」との共演も「最後」となった(一部メンバーは残留)、「オランピア劇場」での公演(1981年3月)のライヴ録音からです。

 

前回の曲、「lipstick polychrome "リップスティック・ポリクローム"」(1980)(下記参照)から引き続き、「後半」で歌われています。

 

 

この曲の「代表的な動画」とも言える映像で、「DVD」に収録もされています。

 

1980年11月15日放送のテレビ番組からで、ミシェル・ベルジェ(1947-92)の「特集番組」に「ゲスト出演」したものと思われます。

 

 

こちらは、バンドメンバーを「一新」した後の、1982年1月23日のテレビ番組からです。

 

この放送では、同じアルバムからの曲で、ダニエルの「最高傑作」のひとつでもある、「la vie ne m'apprend rien "人生は何も教えてくれない"」(1980)(後述)も歌われています。

 

こちらは「オリジナル録音」です(1980年8月録音/11月発売)。

 

 

「パレ・デ・スポール(ドーム・ド・パリ)1984」のCD。

こちらは、「全12曲」の「ダイジェスト盤」ですが、この曲は、もちろん収録されています(下に挙げている、「最新の大全集」には、「完全版」として収録されています)。

 

「オランピア劇場」公演では、「後半」で歌われています(この録音も、下に挙げている、「最新の大全集」に含まれています)。

 

「DVD」には、「3番目」に挙げている映像が収録されています。

 

こちらが、「最新の大全集」です。

「貴重な録音」が、数多く含まれています。

 

 

 

 

これまでの記事

 

 

(参考)ロックオペラ「スターマニア」の記事

 

 

さて、「2月5日」は、ダニエル・バラボワーヌ(1952-86)の「誕生日」です。

 

また、これまでにも書いているように、「1月14日」は「命日」で、今年は「没後35周年」という「記念の年」にも当たっています。これを機に、「これまでにない」くらいに、「貴重な録音」が発見され、「最新の大全集」に「収録」されたほか、ついに「全歌詞集」も出版されました(「厳密」に言えば、「すべて」ではありませんが...)。

 

 

今回も引き続き、そのダニエル・バラボワーヌの「名曲」について書いていこうと思いますが、その前に、いま一度、「前回」紹介の曲、「lipstick polychrome "リップスティック・ポリクローム"」(1980)をどうぞ...。

 

 

(参考)「前回の記事」

 

 

今回の曲、「mon fils ma bataille "僕の息子 僕の闘い"」は、数多くの「名作」を含む(と言うより、「すべて」が名曲)、「エポック・メイキング」とも言えるアルバム、「un autre monde "もうひとつの世界"」(1980)の「トップナンバー」であり、「最初のシングルカット曲」として、単体でも「50万枚」を超える「大ヒット曲」となりました。

 

 

まさに、「代表作」のひとつと言って良い「名曲」です。

 

 

今回の曲の「アイディア」としては、ダニエル自身も話している通り、前年の終わり(1979年12月8日)にアメリカで公開され、翌1980年4月5日には「日本」でも公開された「名作」映画(「アカデミー賞」受賞作品)、「クレイマー・クレイマー」(ダスティン・ホフマン/メリル・ストリープ主演 ロバート・ベントン監督)に「インスパイア」されたということでもありますが、同時に、「友人の実体験」に基づくストーリーでもあるということです。

 

このことは、すでに「ネット」などで「記事」として「一般公開」されている「事実」ですから、こちらの記事でも、あえて、「実名」を出すことにいたしますが、この「友人」というのが、「同じアルバム」に含まれている上掲の曲、「lipstick polychrome "リップスティック・ポリクローム"」(1980)で、「コーラス」も入れている、バンド「clin d'oeil(ウィンク)」のギタリスト、Colin Swinburneです(ダニエルは、名前の一部を「フランス語読み」にして、「コリン・スウィンビュルヌ」と呼んでいました。「イギリス」の出身です)。

 

 

参考記事(フランス語)

 

 

映画「クレイマー・クレイマー」の「オリジナル予告編」もどうぞ。

 

ちなみに、この愛らしい「テーマ曲」は、ヴィヴァルディ(1678-1741)の「マンドリン協奏曲 ハ長調 RV425」(1725)から「第1楽章」をそのまま使用しています(この映画により、「広く」知られるようになりました)。

 

 

 

この映画、「クレイマー・クレイマー」のように、ある日突然、妻が家を去り、息子と「2人」きりで生活することになった男が、またある日、「突然」に、「親権」をめぐる「争い」に巻き込まれるという、「ドラマ」にもなり得る、「リアル」な描写が、今回の曲、「mon fils ma bataille "僕の息子 僕の闘い"」の、「大きな特徴」であるとも言えます。

 

しかしながら一方で、「少々抑えた語り口」なのは、「多分、このとき子どもが欲しかったからだと思う」とも、ダニエルは話していました。また、「子どもに関する問題はもっと慎重に扱うべきだ」として、自作ながら「批判的」な意見も出しています。いろいろ「複雑」そうですね...。

 

 

今回の曲の「カバー」です。

 

 

「女性歌手」であるジェニファー(1982-)が歌っていますが、何しろ、「夫婦間」の問題は、男女が「逆転」しても起こり得ます。

 

「原詞」のまま歌っていますが、「優しさ」を感じさせる歌となっています。

 

 

 

今回の曲、「mon fils ma bataille "僕の息子 僕の闘い"」を含むアルバム、「un autre monde "もうひとつの世界"」(1980)は、自身が「主役」を務めた、ロックオペラ「スターマニア」(1979年初演)の「直後」ということもあってか、「多種多様なキャラクター」を、ダニエル自身が「演じている」という、「演劇性」すら感じる内容となっています。

 

 

たとえば、この「detournement "ハイジャック"」は、「シングルカット」された、「今回の曲」の「B面」にも収められた曲です。

 

「ありもしない国」を目指す「ハイジャッカー」を演じていますが、「パイロット」との「緊迫」したやりとりが、「臨場感」をかもし出しています。

 

 

こちらの「10.000 metres "10,000メートル"」では、そのまま、「10000メートル走の選手」を演じ、その「息づかい」が、やはり、「臨場感」を出していると言うことが出来ます。

 

 

そして、「mort d'un robot "あるロボットの死"」。

 

「2000年も昔」から、人類のためにつくしてきた「精巧」なロボット(ヒューマノイド)も、さすがに、その「回路」に「ガタ」が生じて来ていました。

 

「人類最後の日」とも言える、「最終核戦争の日」に、彼はただひとり、「地球」に残り...。

 

1981年3月の「オランピア劇場公演」も、大変「熱」のこもった演奏です...(にもかかわらず、「当時」のウケは「イマイチ」...)。

 

この曲の記事(「歌詞対訳」を掲載しています)

 

 

このアルバムを「代表」する、「最高傑作」と言える曲が、こちらの作品です。

 

「la vie ne m'apprend rien "人生は何も教えてくれない"」。

 

この曲の記事(「歌詞対訳」を掲載しています)

 

 

それでは以下に、「mon fils ma bataille "僕の息子 僕の闘い"」の歌詞を載せておくことにいたしましょう。

 

 

私自身、かなり「昔」に訳したときは、この曲中に出て来る、「tu(きみ)」や、「vous(あなた)」が、「誰」を指しているのか、さんざん「迷った」ことがありました。

 

特に、普通は「女性」が使うであろう、「le fruit de mes entrailles(自分がお腹を痛めた子)」を、「自分が苦労して育てた子」という感じのニュアンスで使っていることも、頭を「悩ませた」、ひとつの「原因」でもありました。

 

「英訳」など、いろいろな資料を参照しましたので、これでだいたいは「合っている」と思いますが...どうでしょうか。

 

あと、「ユトリロさん」からの情報でしたが(「いつ頃」の記事だったか、ちょっと思い出せません...)、この曲が「イージーリスニング」の曲として「日本」に紹介された時の「邦題」が、確か、「誰もいない街」だったとかで、私も「大爆笑」したことがありました。

 

「歌詞抜き」で聴くと、「そういう風」に「聴こえる」のでしょうか!?

 

それではまた...。

 

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mon fils ma bataille  僕の息子 僕の闘い

 

ca fait longtemps que t'es partie

maintenant

je t'ecoute demonter ma vie

en pleurant

si j'avais su qu'un matin

je serais la

sali, juge, sur un banc

par l'ombre d'un corps

que j'ai serre si souvent

pour un enfant

 

君が行ってしまってから、もう、かなりになる

でも今は

僕の生活について君が話すのを

涙ながらに聴いている

もし分かっていたなら、ある朝

僕は行っていただろう

汚され、裁かれた、あの法廷の席へ

かつてはいつも抱きしめていた

その身体の影によって

子どものために

 

tu leur dis que mon metier

c'est du vent

qu'on ne sait pas ce que je serai

dans un an

s'ils savaient que pour toi, avant

de tous les chanteurs

j'etais le plus grand

et que c'est pour ca

que tu voulais un enfant

devenu grand

 

君は僕の仕事なんて

風のようなものに過ぎないって彼らに言う

一年先には

どうなっているのか、誰にも分からないって

昔は、君にとって

僕は誰よりも一番だったと

彼らが分かっていたとしても

だからこそ

君は僕の子どもを欲しがっていた

もうこんなに大きくなった

 

les juges et les lois

ca m'fait pas peur

c'est mon fils, ma bataille

fallait pas qu'elle s'en aille

oh je vais tout casser

si vous touchez

au fruit de mes entrailles

fallait pas qu'elle s'en aille

 

判事たちや法律も

僕を怖がらせたりはしない

この子は僕の息子 僕の闘いだ

彼女は、出て行くべきではなかったんだ

もしあなた(判事)たちが

この子に手出しをするというのなら

僕はすべてをぶち壊すことだろう

彼女は、出て行くべきではなかったんだ

 

bien sur c'est elle qui l'a porte

et pourtant

c'est moi qui lui construis sa vie lentement

tout ce qu'elle peut dire sur moi

n'est rien a cote

du sourire qu'il me tend

l'absence a des torts

que rien ne defend

c'est mon enfant

 

もちろん、この子を産んだのは彼女だけれど

それでも

この子の人生をゆっくりと築き上げて来たのはこの僕だ

僕について、彼女が言えることのすべては

この子が僕に見せてくれる笑顔に比べれば

大したことではない

「いなかった」ということが過ちのすべて

弁護の余地もない

この子は僕の子だ

 

les juges et les lois

ca m'fait pas peur

c'est mon fils, ma bataille

fallait pas qu'elle s'en aille

oh je vais tout casser

si vous touchez

au fruit de mes entrailles

fallait pas qu'elle s'en aille

 

判事たちや法律も

僕を怖がらせたりはしない

この子は僕の息子 僕の闘いだ

彼女は、出て行くべきではなかったんだ

もしあなた(判事)たちが

この子に手出しをするというのなら

僕はすべてをぶち壊すことだろう

彼女は、出て行くべきではなかったんだ

 

les juges et les lois

ca m'fait pas peur

oh fallait pas qu'elle s'en aille

oh je vais tout casser

si vous touchez

au fruit de mes entrailles

oh fallait pas qu'elle s'en aille...

 

判事たちや法律も

僕を怖がらせたりはしない

彼女は、出て行くべきではなかったんだ

もしあなた(判事)たちが

この子に手出しをするというのなら

僕はすべてをぶち壊すことだろう

彼女は、出て行くべきではなかったんだ...

 

(daniel-b=フランス専門)