開催に先駆け、7月27日に「記者会見」が行なわれました。
当初は、「例年通り」のプログラム(「8日間」)が組まれていましたが、「新型コロナウイルス禍」のため、一時は、「開催」すら危ぶまれました。
こちらは、「最終決定」として「発表」されたものです。
「新型コロナウイルス禍」のさなかではありますが、今年も、「武生国際音楽祭」(音楽監督:細川俊夫)は「開催」されました。
今年は、「1990年」の初開催からはちょうど「30周年」となります。
また、「楽聖」ベートーヴェン(1770-1827)の「生誕250周年」でもあり、それを「記念」したプログラムともなっています。
昨年の記事(前半がシューマン、後半が、フォーレ、ラヴェルというプログラムでした)
一昨年の記事(この年は、ブラームスが特集されました)
2017年の記事(シューベルトがメインですが、「現代音楽」もあって、「幅広い」プログラムです)
2016年の記事(こちらも同様に、シューベルトがメインですが、やはり「幅広い」です)
「新型コロナウイルス禍」のため、「メイン会場」となる「越前市文化センター大ホール」の座席数は、「300席限定」(「通常」の定員は1062名。身障者席8名)となり、私が「予定」していた、「12日土曜日」の公演は「満席」となりました(=「足を運ぶことは出来ませんでした」)。
また、「日程短縮」のため、各公演の演奏時間は、通常よりもかなり「長め」となっています。
今回、音楽祭「初」の試みとして、「無料」の「ライヴ配信」が行なわれ、「アーカイヴ視聴」も「可能」となっていますが、「1週間限定」となっています(「演奏曲目」については、最後に掲載している、公式サイト「演奏曲一覧」から確認出来ます。また、当記事の本文中、「特記」されていない曲名はすべて、"ベートーヴェン"の作品となります)。
この機会にぜひどうぞ!!
「初日」(9月11日19時30分開演。「約3時間」)。
「J.S.バッハ&細川俊夫 独奏の調べ」。
「前半最後」の曲、山根一仁さん(ヴァイオリン)が弾くJ.S.バッハ(1685-1750)の「無伴奏パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004」(1720)は、最終曲「シャコンヌ」のみの予定が、「全曲演奏(全5曲)」に変更となりました(「47分33秒頃」から)。
「シャコンヌ」についての記事
「2日目」(9月12日19時30分開演。「約2時間40分」)。
「ベートーヴェン生誕250年に寄せて」。
「コンサート・プロデューサー」でもある、ピアニスト伊藤恵さん(いとうけい)(1959-)のピアノ独奏から始まります。
「エリーゼのために WoO 59」(1810)はもちろんのこと、「ピアノソナタ第14番 嬰ハ短調 op.27-2 "幻想曲風ソナタ(月光)"」(1801)もまた、「聴きもの」です。
「前半」では、毛利文香さん(ヴァイオリン)の弾く、「ヴァイオリンソナタ第7番 ハ短調 op.30-2」(1802)も「素晴らしい」です(「53分30秒頃」から)。
「3日目その1」(9月13日11時開演。「約1時間08分」)。
「サンデーピアノリサイタル」。
「後期3大ピアノソナタ」のうち、「第30番 ホ長調 op.109」(1820)、「第31番 変イ長調 op.110」(1821)が演奏されるという「豪華さ」(さすがに、「第32番 ハ短調 op.111」までは「無理」でしたか...)。
関連記事
「3日目その2」(9月13日15時開演。「約2時間15分」)。
「ファイナルコンサート」。
「ピアノ三重奏曲第5番 ニ長調 op.70-1 "幽霊"」(1808)、また、ラヴェル(1875-1937)の「ピアノ三重奏曲 イ短調」(1914)が演奏されましたが、「ラヴェル」は、「昨年」に続いての演奏です。
(再掲)「ラヴェル」の曲について「解説」しています。
「武生国際音楽祭」公式サイト
演奏曲一覧はこちらから。
越前市文化センター公式サイト
さて、この週末、ブログでお付き合いさせていただいている、「piano-pisces」さんの地元「栃木」でも、「若手アーティスト」を集めた演奏会が、「無観客ライヴ配信」にて開催されました(栃木県総合文化センターメインホール。宇都宮市)。
13日14時スタートの「2日目」には、「piano-pisces」さんが「声楽」を習っているという、「ソプラノ歌手」の西口彰子先生が、「トップバッター」として出演されました(とても「美しい」方です)。
「piano-pisces」さんの記事
「映像」はこちら。
西口彰子先生の公式サイト
「アメブロ」もやっていらっしゃいます(「開催前日」の記事です)。
以上、「てんこ盛り」でお届けいたしました。
それではまた...。
(daniel-b=フランス専門)