おだんご日和 -25ページ目

おだんご日和

Dango茶屋・いちのせの徒然記



パラサウロロフスや、ティラノサウルスでは、プラモデル用のパテと樹脂粘土で骨組みを作っていましたが、樹脂粘土は値段が高いので、できればもう少し節約したいのが本音です。

 


安いのは紙粘土ですが、柔らかすぎたり、もろかったりして、骨組みには使いにくいのです。
撮影中に骨組みが壊れると、目も当てられません。

メーカーや種類によって、紙粘土は硬さや粘性がかなり違うようです。
いろいろな紙粘土を調べてみたのですが、どうやら成分表の中に「石粉」が入っていると、硬く、丈夫になるようです。しかし、石粉が入っていると重くなります。

値段、丈夫さ、軽さ、扱いやすさのバランスから考えると、私には「プチフォルモ」が使いやすいようでした。

 

少しざらっとしているのですが、形が作りやすく、乾くと非常に固くなるので使いやすそうです。

  

近頃、いろいろと話題の新書「コンテンツの秘密」を読みました。

著者は、ニコニコ動画を運営しているドワンゴの会長として有名な「川上量生(かわかみ のぶお)」さんです。
川上さんは、スタジオジブリのプロデューサー見習いとして2年間、鈴木敏夫プロデューサーの助手のような仕事(本人が言うにはカバン持ち)をしたそうで、その時に考えたこと、学んだことをまとめたのが本書とのことです。
面白いのは、本書の中で気付かれないように、さりげなく「鈴木プロデューサー批判」をしているんですね。いや、鈴木プロデューサーというより、ロートル批判かもしれません。
たとえば、13ページ


『鈴木さんは昔、アニメージュという雑誌をやっていました。ぼくがニコニコ動画の話をすると、すぐに「それは昔、ぼくがやっていたことと同じだ」というようなことを言われます。』


なんでもなく、さらっと書いているけれど、前後の文脈からは
「同じって言っても、アンタがやってたのとは無関係だし、何倍も市場規模はでかいし、そもそもアンタがそんなことやってたなんて知りもしないんだから、先輩面するのはちょっと違うんじゃない?」
という雰囲気がそこはかとなく漂っていて、敬意は払っているけれど、反論もあるって感じが、面白カッコいいじゃないですか。



内容は4章構成です。

第1章 コンテンツの情報量とはなにか?
第2章 クリエイターはなにをアウトプットしているのか?
第3章 コンテンツのパターンとはなにか?
第4章 オリジナリティとはなにか?

となっています。
圧倒的に面白かったのは、コンテンツやその内容を定義して行く第1章でした。他も面白いのですが、映像をやっている人なら、この第1章だけは、とにかく読む価値があります。
2章以降は、アニメとかジブリが好きで、詳しい人の方が楽しめると思います。



話しは変わりますが、著者の下の名前「量生(のぶお)」って珍しいですね。
こういうのもキラキラネームになるのでしょうか?




ティラノサウルスと対決する恐竜として、ディプロドクス系の草食恐竜を登場させることにしました。

 


ティラノサウルスが闊歩していた白亜紀、ディプロドクス系の恐竜は、かなり種が減っていたらしいです。もしかすると、ティラノサウルスとディプロドクス類が出会うことは、ほとんどなかったかもしれません。
私は、「ティラノサウルスなどの巨大肉食恐竜によって、武装を持たず、比較的に動きがのろかったディプロドクスは狩り尽くされてしまった」と解釈し、“最後の一匹(?)”とティラノサウルスの戦いを描く・・・というか、描けたらいいなぁ・・・。

 

見栄えのするブラキオサウルスの方にしようかとも思ったのですが、
ディプロドクスの方が「盛者必衰」という感じがすると考えました。
 

樹脂粘土は、水分を含んだ小麦粘土に直接触れていると、もろくなる性質があるようです。
ティラノサウルスの骨組みを補強するために、3種類のニスを準備しました。
(ニスを塗って、樹脂粘土が水分を吸わないようにするわけです)

・プラモデル用の「クリアカラー」
・工作用ニス(自然由来の成分)
・工作用のツヤ消しニス(化学成分)

樹脂粘土で小さな部品を作って、三種類のニスを塗ります。
乾いたら水につけて、どのニスが一番水分に強いか調べてみました。

ちらの03 
  
ちょっと意外だったのですが、プラモデル用の「クリアカラー」は、すぐに水を吸って白くにごり、やわらかくなってしまいました。

自然由来の工作用ニスは、水には強いのですが常に若干べたついています。

結局、工作用のツヤ消しニスが一番良いようです。


ニス 


とりあえず、このニスを使うことにしました。
臭いもきつくないし、乾くのも早いので快適です。

後日、たまたま読んでいた本で
「ウレタン系のニスは非常に丈夫だ」という文章を発見しました。

そういえば、うちの屋根を塗ってくれた職人さんも
「ウレタン系のペンキで塗りましたから、安心です」と言っていたなぁ。

今度機会があったら、ウレタン系のニスも試してみたいと思います。

パラサウロロフスと同じ手順で、ティラノサウルスも作りました。


ちらの01 
  
まずは、針金(ホームセンターで手に入る電線)で全体像を作って、プラモデル用のパテで骨に当たる部分を作って行きます。
足のような、よく動く部分は針金一本ではなく、二本をこよって作ります。
腰や背骨のように、体の重さを保持する必要がある部分は、さらにたくさんの針金を使います。

針金は、動かしながら撮影しているうちに、いずれ関節部分が折れてしまいます。
複数本の針金で作ってあれば、関節が長持ちします。

針金をたくさんほど丈夫で長持ちしますが、動かしにくくもなります。
私は、動かしやすさ優先で、少なめの針金で作っています。
(ちゃんと、金属のボールジョイントで関節を作るのが一番なのでしょうが、溶接の技術がないと自作できないらしいので・・・)

ちらの02 
  
そして、樹脂粘土のコスモスを使って、骨組みを足して行きます。

先日のパラサウロロフスの撮影で、
樹脂粘土は、小麦粘土に触れていると、水分を吸ってもろくなるのがわかりました。

この状態に、耐水性のニスを塗って補強した方が良いのだろうと思います。
数種類のニスを買ったので、試してみたいと思います。