恐竜の夢からはじまる物語 | おだんご日和

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Dango茶屋・いちのせの徒然記



 こんばんは、一番好きな恐竜はトリケラトプスのDANGO茶屋・アニメーション担当 イチノセです。
 王道ですね。



 恐竜の夢からはじまる物語を作りたいと思っています。

 たしか、「僕の地球を守って」も、恐竜の夢からはじまっていたと思って読み返してみたら、恐竜の件は「弟の与太話」で、主人公はそれをガン無視していたのでびっくりしました。
 冷静に考えてみると、SFとはいえ「少女マンガ」なのだから、恐竜の話なんて、そのくらいの価値しかないのかもしれません。

 最初は近未来モノを作ろうとしていたのですが、すぐに行き詰まって、にっちもさっちも行かなくなってしまいました。悩み続けて、結局しばらく放り出していました。
 そんな時、恐竜の夢から目覚めるところからはじまる物語がひらめいて、やっと形になりそうな気がしてきました。

 恐竜は、大きくて、強くて、魅力的だけれど滅びました。
 その滅びと、近未来の情景を組み合わせることで、何かが表現できるような気がして、画コンテの断片のようなものをたくさん描いています。

「高橋宗太郎と雨の殺人事件」を作ってから、もう6年が経ちました。

 その間、何もしていなかったわけではなく、物語にならない大量の断片だけが積み上がっていました。断片の束を見るたびに、焦りが出てきて、何かを生み出そうとして、また断片が積み上がって行くことの繰り返しでした。
 どうみてもゴミの束にしか見えないものが、大事な本棚を侵食して行くのは、けっこうつらいものです。

 細い糸ですが、それらが「恐竜の夢」によってつながって、もしかすると物語になりそうな、そんな予感がしています。



 問題は、それが完成するまでどのくらいの時間がかかるかですな。
 今日は、もうねむいので寝ます。