映画「箱入り息子の恋」を観ました。 | おだんご日和

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Dango茶屋・いちのせの徒然記

小学生の頃、夏休みの工作として、友達と一緒に大量の段ボール箱を貼り付けて、人が乗れる大きさの戦車を作ったことがあるDANGO茶屋のアニメーション担当 いちのせです。
担任の先生には「家?」と聞かれました。



仕事から帰ってきてテレビをつけるとCSで「箱入り息子の恋」という映画がやっていました。
雑誌の映画評か何かを読んで、「ナポレオン ダイナマイト (別名 「バス男」)」みたいな映画だと勝手に勘違いしていたのですが、けっこうまっとうな恋愛映画でした。



(以下、ちょっぴりネタバレあるかもです)



箱入り息子が恋する相手は全盲なのですが、障がい者の現実を描こうとか、そういう意図はないんじゃないかと思います。
彼女の純粋さを表現しつつ、恋の障害を作るための味付けみたいなものとして使われているようです。ちょっと食い足りない気もしますが、これは悪い事じゃなくて、エンターテインメントにするための仕掛けだと割り切ってみるべきなのでしょう。
(本当に全盲の現実を描くには、2時間の恋愛ドラマは短すぎるのかもしれません)



わざとカットを飛ばしているところがいくつかあって、それが独特の可笑しさを出していて、面白かったです。
あと、市役所の中から外までを主人公のフォローで撮影しているシーンが何度かあるのですが、移動がスムーズで見事でした。かっこいい。



予算とか、セットとか、いろいろ制約があっただろうと思うのですが、そういうものを感じさせない工夫された作りが勉強になりました。



あと、20代半ばに差し掛かった夏帆さんがかわいくて、色気もあって良かったです。