ノウイング | おだんご日和

おだんご日和

Dango茶屋・いちのせの徒然記

「ノウイング」

主演 ニコラス・ケイジ



先日、日曜ロードショーで見ました。
サスペンス調の前半部から、SFホラーっぽくなって行く途中までは面白かったのですが、ラストはちょっとついて行けませんでした。
たぶん聖書を下敷きにしたSFなのだろうと思います。
ジョディ・フォスターの「コンタクト」の時もそうだったのですが、宗教的な基礎知識を持っていないので、どうしても「これは、こう思って欲しいんだろうなぁ」と冷めた視点で見てしまいます。
きっとキリスト教徒の人はもっと楽しめるのだろうと思いますが、私にとってはB級映画でした。文化の違いで理解できないのは仕方ないですよね。
こういう作品を見ると、多少ショボくても日本映画は作られ続けなければいけないなと思ってしまいます。
日本人が実感を持って楽しめる作品という意味でも、日本人が何を考えて、どう生きているのかという記録という意味合いでも。



それはともかく、いかにもB級っぽくなってしまいそうな前半部分をこれだけ重厚に、意味あり気に撮って楽しませてくれるアメリカ映画は、やはりスゴいと認めざるを得ません。