夏の思い出(1) | おだんご日和

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Dango茶屋・いちのせの徒然記

 今年の夏は、とにかく忙しかったです。
 職場が忙しいのと、夏に演劇をやるのは毎年恒例なのですが、その他に佐賀大学で人形アニメーションの指導をして欲しいとの依頼を受けました。
 少し迷ったのですが、大学生とアニメーションを作るという未体験の楽しさと、ちょうどお盆休みと重なっていたのとで引き受けました。たった3日間でしたが、実際とても楽しかったです。


 3DCGや、セルアニメなど、いくつかのジャンルに分かれて学生が個人制作をし、数人のスタッフとクリエイターが指導するという実習でした。
 私が受け持ったのは3人グループのクレイアニメ班で(なぜかクレイアニメだけグループ制作でした)教育関係学部の学生が2人と美術関係学部の学生が1人という陣容です。



 統一課題として「再生」というテーマが与えられました。各学生が自分なりの「再生」を考えて、企画書を書き、絵コンテを書き、完成作品のプレゼンテーションをするという、なかなか本格的な実習です。
 しかし、学生と話していると、どうも「ソフトウェアの使い方」は指導されているけれど、アイディアの出し方や、ブレインストーミングの指導は受けていないようです。この感じだと、プレゼンの指導も受けていないだろうと思いました。
 おそらく、この実習自体がそういう「プロデュース力」「プレゼン力」を養うための実習なのでしょう。
 実践的ですが、ちょっと学生を信頼しすぎのような気もしました。



 本来は、学生だけで企画書をまとめなければいけないのだと思いますが、私なりにちょっとだけ指導しました。



tenkaizu001-s.jpg

 
「再生」を中心に置いて、それについて思いついた単語を数珠つなぎに広げて行く、いわゆる「思考展開図」で使えそうなアイディアを片っ端から出して行きました。
 ちょっと字が汚くて(私の字です)見にくいのですが、これで「赤ちゃん、父、母」「たまご、ひよこ」「植物、昆虫」などのキーワードが見つかりました。この中から更に意見を出し合い、企画書を作りました。


kikaku002-s.jpg



 学生さんの許可はもらっているのですが、名前の部分は消しました。
 この企画書の様式は佐賀大学オリジナルなのかな?…企画書にしては、なかなか具体的です。これをもとにして絵コンテを描きました。

(つづく)