「あぶない年ごろ」
モノクロ、実写ドラマ、
監督 今泉善珠、 脚本 皆川滉
(あらすじ)
ナカジマとキムラという二人の生徒がいる。
不良仲間の車で遊びまわったり、二人は一緒に非行の道に走り出そうとしていた。
そんなある日、教室でお金がなくなる。
ナカジマは、キムラの仕業だと知っていたが、キムラは認めようとしない。
友人の金まで盗むキムラを何とか反省させたいナカジマだったが、思いは届かず、キムラは不良集団の窃盗に手を貸して補導されてしまう。
家に帰ったナカジマは、キムラや非行少年たちをこのまま見捨てて良いのだろうかと悩むが、彼にはどうすることもできなかった。
(感想)
教育映画なので、ナカジマが悩むところで映画は終わってしまいます。
実際の教室では「自分ならどうするか」と、映画の後に生徒たちがディスカッションするのでしょう。
娯楽映画ならば、ナカジマがどうやってキムラを改心させるかという熱い青春映画になるのでしょうか。
北野武監督ならば、二人は別々の人生を歩んで行き、挫折や成功を経験しながら数年後に邂逅する…「キッズリターン」になるのでしょうね。
描かれなかった「この先の物語」を考えるのも面白そうです。