今さら、年末年始のハナシ③ | おだんご日和

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Dango茶屋・いちのせの徒然記

年始恒例のフジフィルムのCMが、写ルンですでも、デジカメプリントでもなく、化粧品のCMになっている…。
フィルムで培った化学技術を利用して、化粧品の開発にも本腰を入れて行くという事なんだろうけれど…それ自体は明るい話題なんだろうけれど…。



なんというか…私がカメラ量販店でアルバイトをしていた頃は、まだまだネガフィルムを現像して焼き付けていたワケで…ちょっと寂しいような…複雑な気分になるのです。



8ミリムービーからビデオカメラに変わっていったように、少なくとも家庭用の世界ではフィルムというものはなくなって行くんだろうなぁ…。
これは文明の進歩によって、フィルムという文化がなくなるという事です。…という事は「文化は、少なくともある程度は文明によって規制される」ということになります。
こういう事実を目の前にすると「文明と文化は違う」という、よくある文明論も再考する必要があるなぁ。



なんだか、ちょっと論点がずれてしまいましたが…あの騒々しいCMを見るたびに寂しい気持ちになる人々が少なからずいるのだと言いたかったのです。