飯塚の嘉穂劇場を見学に行った時の事です。
壁や扉のところどころに「十二月二十五日」と書かれたお札が上下逆さまに貼り付けてありました。
劇場の人に質問すると
「これは泥棒よけのおまじないです」
と教えてくれました。
「どうして12月25日が泥棒よけになるんですか?」
「日本の泥棒の親玉が死んだ日なんですよ」
「親玉?」
「石川五右衛門の処刑された日です」
なるほどね~。
泥棒には迷信深い人や、ゲンをかつぐ人が多いと聞いたことがあります。
泥棒たちへの心理的圧力はなかなか強いものがあるかも知れません。