先日テレビで
「廃業したホテルの名物カレーの再現に挑戦するシェフ」の
ドキュメンタリーがやっていました。
当時の厨房スタッフは行方知れずになっており、
お客さんの証言をもとに再現しようと奮闘していました。
「甘かった」とか「深かった」とか、抽象的な言葉を頼りに
カレーを試作しては「違う」とダメ出しされていました。
それを見ていた妻が
「食べた事のないカレーを、他人の話だけで再現するっていうのは、
他人の話だけでピカソの絵を模写するようなもんだね」と言いました。
まさに的確な表現で、ちょっと惚れ直しましたよ。
ちなみにその後、当時の厨房スタッフの行方がわかり、カレーは見事に再現されました。