ムーランルージュという映画が大好きです。
この映画を語る人たちは、みんなその斬新な表現方法を評価するけれど(もしくは否定するけれど)
大切なのはそこではないと思うのです。
この映画の本当に大切なところは、
ラスト手前にニコール・キッドマンが「カム ホワット メイ」を歌い始めるあの瞬間です。
あの瞬間から数分間の美しさの為に、この映画は存在しているのではないかと思います。
理想と現実が合致する至福の数分間、あんな数分間を私は一生のうちに一度でも体験できるのだろうか。
そして、あの数分間を経験したサティーンに訪れる悲劇は物語上の必然です。
これ以上の幸せはないのですから、あれ以外、物語の幕を引く方法はなかったでしょう。
本当につらくて仕方のない時、私はムーランルージュを見て元気を補給します。
もしかすると、私にもこんな瞬間が来るかもしれないと夢を見る為です。
…あ、それと…年上おねぇさん大好きの私にとっては、
ニコールキッドマンの肌の荒れ具合がたまりませんね。
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