Dollsひとり反省会(完結編) | おだんご日和

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Dango茶屋・いちのせの徒然記

 

11月20日の本番当日は音響を担当していたので、とても落ち着いて舞台をみることができませんでした。
後日、舞台のビデオを見た感想です。





役者の二人は、少々優等生すぎたかも知れません。

もっと爆発するような演技をさせても良かったと思います。
それでキャラクターが破綻してしまうような、力のない二人ではなかったとビデオを見ながら反省しました。
前半は、テンポも良いし満足しました。
後半の性急さは、ティム・バートンの「チャーリーとチョコレート工場」のラスト辺りみたいに、

もっとネタとして洗練させることができたはずだと思います。
お客さんが「???」となるくらい性急だとネタになるんだけれど、今の状態ではただの舌足らずです。
もう少しで「変な魅力のある作品」になりそうなのに、ギリギリで「変な作品」に止まってしまった感じです。
役者の頑張りを知っているだけに申し訳ない気もしますし、

現時点での私の実力を出しきったという自負もあります。
残念と言えば残念ですが、結果が全てです。






この作品のテーマは「身の程を知る」そして「身の程を知った上で、それを踏み台にして前進する」ですから、

私もこの作品を踏み台にして前進しなければいけないのでしょう。
あと、ラストの漫才も練習より上手くいっていたと思います。
さて、作家性と娯楽性の融合という実験は成功したのでしょうか?

その判断は見に来てくださったお客様それぞれにお任せしたいと思います。





それともう一つ、本番では音響・映像担当の私のミスが多かったことをお詫びしなければいけません。
音が時々割れていたのは私の調整ミスです。
関係ないところで一瞬ガンニョムおじさんが映ったのは私の再生ミスです。
馬場さんがセリフを忘れたように見えましたが、あれは私がセリフの再生を一個飛ばしてしまったせいです。
申し訳ありませんでした。