実はとってもいい映画 | おだんご日和

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Dango茶屋・いちのせの徒然記

学生時代に見た忘れられない映画の一つが「愛を乞う人」です。


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すぐに子供を殴る母親と、その娘の物語です。

そんな物語なので暴力的でショッキングなシーンもいくつかありますが、

そんな母親へ対する愛憎を乗り越えて成長しようとする娘の姿が清々しく、

鑑賞した後には気持ちの良い感覚が残ります。





戦後すぐから現代(90年代後半)までを

セットと特撮、コンピューターグラフィックスを駆使して違和感なく描いています。

当時(今でもだけど)特撮小僧だった私は、その違和感のなさに非常に感銘を受けました。





しかし、何より感動したのは、過去をカラーで描いている事でした。
過去と現在が入り組んだストーリーなので、

今画面に映っているのがどちらなのか一目でわからなければ観客は混乱します。

普通なら、そういう時は過去をモノクロで、現在をカラーで表現すると思います。
この作品では過去も現在もカラーで表現されており、それなのに一目でどちらなのかわかるようになっています。





今では忘れられた映画かもしれませんが、機会があったら見てみてください。

きっと楽しめると思います。





ちなみに、同じ監督さんの「学校の怪談4」もすごく良い映画でした。

撮っている映画のレベルに対して評価が低くすぎるような気がします。






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