二度目の小布施・・・1208
「・・・もう『朱雀』の予約をされましたか?!」
そんな知人からの連絡。
「いや、今年は行く予定がないので・・・」
と返事をしつつも、
寝た子を起こされた思いで、
改めてスケジュール帳を確認してみた。
『朱雀』とは、
小布施にある栗菓子の老舗「小布施堂」の「栗の点心」のこと。
「新栗」の季節の僅かな期間だけ提供されるため
例年長い列が出来ていたが、コロナ禍で密になる事の防止として
2020年からオンラインのみの「完全予約制」となる。
発売早々に完売となるほど、希少な人気商品。
非常に予約が取りづらい商品だが、
「小布施堂」が経営する「桝一客殿」に宿泊者した場合、
『朱雀』を味わうことが出来る。
「桝一客殿」のホームページを見れば、
希望日が、まさか予約可能状態・・・
急遽、予定を調整しての「小布施行き」となった訳である。
去年、行ったばかりの「小布施」。
憧れた「栗三昧」を、存分に楽しみ
十分に満足の旅だったのだが・・・
この『朱雀』を、頂けなかったことが、
心に残っており、いつかリベンジしたいと思っていた。
Gotoトラベル長野②小布施・・・1161 | GO風呂 (ameblo.jp)
と言う訳で、今回の旅のメインは『朱雀』。
とは言え、折角「小布施」に来たからには
やはり「栗菓子」を心ゆくまで堪能したい気持ちは
去年と同じ・・・
小雨降る中、10時過ぎに到着。
宿泊先に車を預け、
先ず向ったのは、「竹風堂」の「栗子餅」。
こちらも期間限定で収穫時期の約1ヶ月間、
午前9時~11時までの間のみ提供される貴重な逸品。
早起きして出発した甲斐があった。
程よい甘さとボリュームは、納得の美味しさ!
幸先の良いスタートで、一つ目の予定をクリア・・・
昼食へと向ったのは、「桜井甘精堂」の「泉石亭」。
ここでは、名物の「栗おこわ」といきたいところだが、
この後の予定(栗菓子の食べ比べ)を考慮しつつ
蕎麦処の信州らしく、手打ち蕎麦で軽く済ませる。
「鴨汁そば」
部屋から眺める「庭園」が美しい。
昼食後すぐに向ったのは、隣の建物「茶蔵」。
お目当てのソフトクリーム「モンブランソフト」のつもりが、
間違えて「栗あんソフト」を頼んだらしい事に、
食べている途中で気が付いた。
やむなく追加料金を払い、食べかけのアイスの上に、
モンブランを乗っけてもらうと言う荒技・・・
2種類のソフトが味わえて結果オーライ!
乗せてもらったモンブランクリームは、
「栗の木テラス」のモンブランと同じオリジナルの栗のペースト。
クリーミーな栗ソフトとモンブランのコラボ、美味しくない訳がない。
「カフェ茶蔵」外観。
3時のホテルチェックインまで、
お目当ての店や博物館を巡り「小布施」を徘徊。
人気のお店はどこも行列・・・
店内で食べると幾つも回れないが、
テイクアウトすれば、たくさん巡れてお腹も空く。
部屋でゆっくり味わうという作戦。
訪れたのは、洋菓子店「パティスリーロント」。
雨でも行列は、人気店の証・・・
ここでは、3種類の栗のケーキを取り置きしてもらう。
その間、「日本のあかり博物館」や「中野土雛館」
「高井鴻山記念館」などを見て回る。
腹減らしを兼ねたとはいえ、実に有意義な散策にGO機嫌!
「日本のあかり館」
「中野土雛館」
「高井鴻山記念館」
更に、「桜井甘精堂 泉石亭」の敷地内にある
「小さな栗の木美術館」を鑑賞。
「州之内コレクション」
敷地内の庭園の「栗の木」
いつの間にか止んだ雨に気分良く、「栗の里」を満喫。
「栗の木テラス」は、やはりいつもの人気!
・・・だが、テイクアウトなら並ばずとも、すんなり購入。
購入したのは、去年「これが一番!」と思った「モンブラン」。
それから、ようやくホテルにチェックイン。
宿泊する「桝一客殿」は、
世界的な建築家ジョン・モーフォード氏により、
江戸時代からの文書蔵に加え、
砂糖問屋の蔵を移築して作られた純和風の木造建築。
「小布施に来たらこんな宿に泊まりたい」という
モーフォード氏の気持ちを具現化したと言われる。
居心地の良い部屋で、コーヒーをお供に、
さっそく買ってきたスィーツの食べ比べ・・・
先ずは「パティスリーロント」の小布施栗を使用した季節もの「小布施マロン」
和栗の香りと甘さが濃厚。コクがあるけど重すぎない。
続いて同じ「パティスリーロント」の通常の「モンブラン」
栗の風味は控えめで生クリーム感は強いが、軽めでさっぱりとした感じ。
そして、去年に続き外せない「栗の木テラス」の「モンブラン」。
質の良い栗の甘味と香り、ペーストと生クリーム、タルトのバランスは
安定の美味しさ。
栗のスィーツを堪能し、しばし部屋でのんびり腹ごなし・・・
夜は、小布施寄り付き料理「蔵部」で夕食。
信州の豊かな食材を生かした料理を提供してくれる。
前菜盛り合わせ 川エビの唐揚げ
信州太郎ポークの生姜焼き 酒蔵を改築した内装
接客が満点の店長と・・・
ホテルに戻って、
この日の終わりを、スィーツで締めくくる。
お店の名前にもなっている、濃厚なチョコレートクリームに栗が入った「ロント」。
チョコレートは普通に美味しいが、栗の存在があまり感じられない。
食べた「栗のスィーツ」は6種類・・・
お腹いっぱい、胸いっぱいの「小布施」初日となった。
・・・一夜明け、澄み渡る快晴。
朝食はイタリアンレストラン「傘風楼」で・・・
焼きたてのパンに旬のジャム。卵料理は「エッグベネディクト」
チェックアウトや買い物をすべて終え、
さぁ、そしていよいよ旅のメインイベント!
念願の『朱雀』を味わう為、「小布施堂 本店」へ
5分ほど前に到着するも、入り口には行列・・・
・・・が、「桝一客殿」の宿泊者は別。
行列の横をすり抜け、チケットを見せれば、
係の人に、スッスッーと、中庭を抜け
本宅の2階へと案内される。
通された2階のお座敷には、他のお客さんの姿は無く、
「好きな席へどうぞ」と促され、一番眺めの良さそうな場所を選ぶ。
「桝一客殿」の宿泊者以外は、
本宅の1階や、屋外の席になるらしいが、
2階でゆっくり『朱雀』を味わうことが出来るのは、
どうやら宿泊者だけの待遇のようだ。
大きなお座敷を独り占めに、気分もアップ!
部屋からの眺めも最高!
そんな中、いよいよ『朱雀』の登場!
お~っ、これが「朱雀」!! 想像より大きい!
味は・・・そのまんま「栗」。
今年の「新栗」を潰して蕎麦状にしただけ、余分な味付けは一切無し・・・
中心部分にだけ、甘い栗餡が入っています。
だけど、決してスィーツの「モンブラン」ではありません。
別物、まさに「栗の点心」です。
「栗好き」には堪らない逸品です。
が、口の中の水分を持っていかれるので、
お茶をガブガブ飲みながら、完食!ボリュームも満点!
結局、最後まで他のお客さんの姿は無く・・・
お座敷からの景色と共に、ゆっくりと心ゆくまで味わい、贅沢な時間を過ごす。
不意に訪れた、2度目の「小布施」
しかも予想以上の環境の中で食した念願の『朱雀』。
その旬の時期にしか味わえない「儚い」素の美味しさは、
まるで「栗の化身」に翻弄されているように思えた。
快心の秋のご褒美を満喫して、
この後、「善光寺」へ向う。











































