旅GO!とっておきフィンランド①オーロラの地へ・・・1289
もし「オーロラ」が見られなければ、
他に何をする・・・。
そんな思いが北欧への旅を
いつも後回しにさせていた。
海外旅行も様変わりし、
行き先も、内容も豊富になり・・・
いつものように旅のパンフレットを見ているとき、
オーロラを見れずとも、内容の充実した魅力満載の旅を
見つけてしまったのである。
すぐさま、以前からオーロラの旅を約束している
十数年来の知人夫妻に連絡すると、同行OKとのこと。
半年以上も前から予約を入れたのである。
・・・かくして、
長年の念願を叶えるべく、
初の北欧、フィンランドの旅が始まった。
羽田からフィンエアでヘルシンキまで、約13時間。
乗り継ぎでキッティラまで、1時間半。
到着したのはラップランド最大のスキーリゾート「レヴィ」。
一面に広がる白銀の世界はまさにウィンターマジック!
三角屋根の建物が可愛い街並み。
到着後、ホテルのチェックインまでの間、
オーロラの観測場所を、昼間の内に視察。
観測場所の湖は、全て雪が積もり、陸地との境目が付かず・・・
さぁ腹ごしらえ、最初の食事は、
伝統料理のレストラン「ニリ、ポロ」へ
レストラン前で、初の食事にGO機嫌!
同行の江川ご夫妻と・・・
ここでは、先ずトナカイバーガーにトライ!
思った程クセの無いパテは、肉厚でボリューム満点。
その後、ショップを色々巡る。
小さな街は、どこでも徒歩圏内。
屋外のコーヒー屋さん・・・?
一通り散策を終えた頃、ホテルへチェックイン。
部屋からの眺めに、雪国らしい風情を感じる。
ベランダは天然の冷蔵庫。
快適な部屋でしばらく身体を休めてから、夕食に出かける。
暗くなった雪道を歩き、あらかじめ調べておいた候補の中から、
選んだお店は「アンミラ」。
夕食は「ロブスターのリゾット」。
お昼との合間が無く、夕食は軽く済ませる。
さぁ、いよいよ一回目のオーロラチャレンジ。
昼間の顔と違う湖のほとり。
防寒対策のせいもあり、夜中の寒さもそれほど感じる事も無く・・・
3時間近く粘ったものの、この日は雲が多く、
初のオーロラチャンスは終了・・・。
翌日、
先ずはレヴィの街を一望すべく、ゴンドラに乗って
スキーゲレンデの中腹にあるパノラマホテルへ・・・
レヴィの街を一望すれば、自然に囲まれている事が分かる。
ただただ、景色を眺める何もしない贅沢を楽しめるのも
又、レヴィの魅力だろうか・・・。
ゴンドラ横のカフェで一休み。
のんびりと景色を眺めるだけで、
充分にラップランドの情緒を味わえた、そんな一日だった。
夕食は、Pihvipirtti Steakhouseで、トナカイのステーキにチャレンジ!
前菜の魚のブッフェは種類も豊富。美味しくて取り過ぎ、これだけでお腹がいっぱい。
ソースとも相性抜群のトナカイステーキ。
レストランの素敵な外観。
夜のレヴィの街は幻想的。
食後は、2度目のオーロラチャンス。
昨日より更に雲多く・・・残念。
ぼ~っと明るく見えるのは、街の灯が雲に反射。
翌日は、
レヴィから60km程、ユッラスにある
期間限定のスノービレッジを訪れた。
建物に入ったら、先ずは腹ごしらえ。
昼食は、3種類のスープランチ。
お替りフリーなので、全種類制覇。
氷と雪で作られた建物内には、
氷雪の彫刻や彫像、宿泊できるホテルやバーがあり、
とても幻想的。
氷の椅子で王様気分。
氷の滑り台。スムーズに滑ることが出来ず苦戦。
ホテルの部屋。
この地方ならではのユニークな施設を寒さも忘れ楽しんだ。
一度、レヴィに戻り、
この日は、待望のノーザンライツビレッジに宿泊。
寝転びながらオーロラ観賞が出来るガラスイグルーの
快適な居住空間にGO機嫌!
さぁ、3度目のオーロラチャレンジに期待度MAX!
カメラの三脚をドアの外へスタンバイ、
シャワーを済ませ、何時でも写真が撮れるようにし、
ベッドに寝そべりながら、オーロラを待つ。
事前にインストールしておいた
オーロラアプリを随時チェックしながら、
ベッドからガラス越しに夜空と睨めっこ。
確率の高い時間まで、眠気との戦い。
・・・と、
まどろみの中、一筋の微かな光が姿を現した。
飛び起きて、ドアの外へスタンバイしている一眼のシャッターを押す。
はっきりとした緑の光。
一本の線は、徐々に全体に広がり始め・・・
部屋の中からもぼんやりと広がりが分かる。
部屋の中からスマホで・・・画面下には僕がカメラを構える様子が・・・
一眼で捕らえたオーロラは、薄い緑のカーテンの様に・・・
大きく広がりながら、やがて消えていった・・・
・・・ほんの数分間の儚い光だったかも知れない。
だが、これが僕の見た人生初のオーロラである。
旅GO!とっておきフィンランド②サンタクロースの街で・・・1290
・・・へ、続く。