イタリア村めぐり③ボローニャ、モデナ・・・1269 | GO風呂

イタリア村めぐり③ボローニャ、モデナ・・・1269

 

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・・・から続く。

 

<ボローニャ>

イタリアの北部エミリア・ロマーニャ州に位置する

赤煉瓦が美しい、美食と歴史の街。

 

マッジョーレ広場

ボローニャの中心スポット、マッジョーレ広場は人々の憩いの場。

周囲はサンペトロニオ大聖堂、市庁舎、ポデスタ宮殿、バンキ宮殿

四方を囲まれて、広場に立てば様々な歴史的建造物を見渡せる。

 

 

サンペトロニオ聖堂

外観は、大理石とタイルで出来たカトリック最大級の大きさで知られる

未完成のままのゴシック様式の聖堂。

内部は、撮影が有料となり、豪華絢爛な祭壇やチャペル、日時計などがある。

 

 

市庁舎(コムナーレ宮)

マッジョーレ広場の西側にあるのは市庁舎(コムナーレ宮)。

もともとは裕福な大学教授アックルーシオ氏の邸宅と言われ、

豪華な造りで中世らしい雰囲気が感じられる。

 

内部の様子

市庁舎の内部は、壁一面の豪華なフレスコ画が素晴らしい。

3階には20世紀の画家であるジョルジュ・モランディの美術館もある。

 

 

ポデスタ宮殿

 

 

アルキジン・ナージオに面したガルヴァーニ広場には、
ガルヴァーニの大きな大理石像があり、手にカエルの脚を載せた板を持っている。

 

アルキジン・ナージオ(旧ボローニャ大学)

ヨーロッパ最古の大学であり、

世界ではじめて人体解剖が行われた場所。

歴史上の著名な人物ダンテやガリレオ・ガリレイ、
コペルニクスも学んだと言われる。

今回は残念ながら、その建物を見逃してしまったが、

ボローニャの見どころとして定番のスポットとされている。

 

 

ボローニャの斜塔

イタリアで斜塔といえば「ピサの斜塔」だが、

ボローニャにも斜塔があり、観光スポットとなっている。

 

ガリゼンタ(左)、アジネッリ(右)
見る角度で、傾きが変わるこの2本の塔は、

共に12世紀初期に建てられ「ボローニャの斜塔」と呼ばれる。

 

 

ポルティコ(アーケード状の通路)

中世の頃は、職人の仕事場や商品販売の場として使用されていた、

建物の玄関に導く屋根付きアーケードのような柱廊。

 

ボローニャのある、エミリア・ロマーニャ州はイタリアの中でも

特に食べ物が美味しいとされている。

 

様々なパスタが販売されている。

 

「SIMONI」と言うお店で、チーズのお買い物。

 

ボローニャと言えば「ボロネーゼ(ボローニャ風)」等に代表される

美食の街というぐらいしか、知識は無かった。

中世の街の景観を維持しながら、イタリア各地を結ぶ要衝として、

又、世界最古の大学を有する学問の都として、
様々な顔を持つ、魅力溢れる街だった。

 

 

さて、ボローニャを後にし、近隣の都市モデナへ

 

 

<モデナ>

北イタリア、エミリア・ロマーニャ州にある

古代から交通の要衛として栄えた、中世の面影を残す古都。

イタリア料理に欠かせないバルサミコ酢の生産地。

 

先ずはアグリツーリズモでの昼食

 

アグリツーリズモとは・・・

農業と観光が合わさって出来た言葉。

農家が観光客へ敷地内の部屋や食事を提供する宿泊施設。

 

いかにもイタリアの農家らしい雰囲気。

 

雰囲気いっぱいの場所で食事。

 

本場のバルサミコ酢

 

パルミジャーノ・レッジャーノにバルサミコ酢をかけて食べる前菜。

 

ショートパスタ(・・・多分、ボロネーゼ)

 

ハムと豆のトマト煮?&ホウレン草

 

デザートはアイスにバルサミコ酢をかけて・・・これが以外と合うんです。

 

食後、敷地内を散策。

 

敷地内のバルサミコ酢のお店。色んな種類がありました。

 

もちろん本場のバルサミコ酢、買いました。

 

 

さぁ、食事を終えたらモデナ散策へ・・・

 

ドゥカーレ宮殿

先ずは17世紀建設のドゥカーレ宮殿。

2世紀に渡ってエステ家の宮殿であったが、

イタリア統一後から現在は、陸軍士官学校として使用されている。

 

 

グランデ広場と市庁舎

古都モデナを代表するのが、歴史地区にあるグランデ広場。

グランデ広場、モデナ大聖堂、ギルランディーヌの塔と合わせて、

1997年に世界文化遺産に登録されている。

 

 

ドォーモ(モデナ大聖堂)

建築家のラン・フランコ設計で1099年に建築が開始、13世紀に完成。

ロマネスク様式とゴシック様式の融合で建てられている。
近年では世界的オペラ歌手パヴァロッティの葬儀が行われたことでも知られる。

 

聖堂内の主祭壇に掲げられている十字架は、14世紀から保存されている木製。

 

内部の様子

 

振り返り正面扉を見れば、バラ窓の透かしが美しい。

 

 

続いて、モデナのシンボル。

 

ギルランディーヌの塔

高さ89.32メートルの白大理石のギルランディーナの塔はモデナのシンボル。
歴史的には、モデナの城門の開閉を知らせる見張りをする役割であったらしい。

 

アルビネッリ市場

生鮮食品をはじめ何でもある市場。
美食家モデネーゼの食を支える地元の人々の台所。

残念ながらこの日は日曜日の定休日らしく、

一部のカフェしか営業していなかった。

この市場の2階にあるトイレを使わせてもらった。

 

 

ボローニャと同様、

有数のバルサミコ酢の産地と言う「美食の街」としてだけでなく、

古来から数多くの文化や芸術、産業が生まれた重要な街として、

中世からの歴史が漂う、趣のある街だった。

 

 

この後、モデナからパルマへ・・・

イタリア村めぐり④パルマ、マントバ・・・1270 | GO風呂 (ameblo.jp)