イタリア村めぐり@チヴィタ、アッシジ・・・1267 | GO風呂

イタリア村めぐり@チヴィタ、アッシジ・・・1267

テレビやドラマ、雑誌などに登場する、

おとぎ話に出てくるような美しい村を訪ねて、

4度目のイタリアは、実在する空想の世界へ・・・

 

先ずは「天空の城ラピュタ」の舞台とされる美しい都市

断崖絶壁の上に立つ「チヴィタ・ディ・バーニョレッジョ」

 

展望台からの眺め

 

橋の手前にある展望台からの景色は、まさに「天空都市」。

 

チヴィタへと続く1本の長い橋。

 

今から2500年前とも3000年前とも言われる古い歴史を持つチヴィタだが、

現在、住人はほんの数十名と言われ、又、雨風の浸食により風化が激しく

「死にゆく街」とも言われている。

 

入口のサンタ・マリア門

 

チヴィタに入る唯一の入口。

門をくぐった途端、中世の街に迷い込んだような感覚。

 

聖・ドナート教会

 

チヴィタの街の中心にそびえ立つロマネスク様式の教会は、

5世紀にも遡る歴史が刻み込まれている。

 

教会の内部

 

教会の中はレトロでシンプル。
壁には1400年代のたくさんのフレスコ画があり、時代を感じさせる。

 

 

 

 

チヴィタ村役場

 

石畳に褐色の建物、窓に花が咲く情緒ある街には、

コンパクトながらレストラン、お土産屋、宿泊施設なども揃っている。

 

空想の様なその外観だけで無く、

中世の時代から時が止まってしまったかの様な街の様子・・・

その儚さと情緒が入り交じった素敵な村だった。

それだけに、滞在時間の短さを

残念に感じながら、長い橋を引き返した。

 

昼食

時間は前後するが、シャトルバスが発着する「バーニョレッジョ」で

昼食を済ませてから、チヴィタへと向っていた。

 

店内

 

キノコのリゾット

 

チキンとホウレン草

 

デザート

 

バーニョレッジョ旧市街にあるレストラン「Il Fumatore」


 

この後、アッシジに向う。

バスでの移動中、かなりの雨に降られるも、

到着した頃には小雨となり、やがて止んだ。

 

続いての都市は、

映画「ブラザー・サン シスター・ムーン」の舞台となった「アッシジ」

第2のキリスト清貧の聖人サン・フランチェスコの街であり、

全世界のカトリック教徒の巡礼の地となっている。

 

サン・フランチェスコ聖堂

 

サン・フランチェスコの死後、

聖人に列せられた彼の功績を称えるために建設された聖堂。

 

聖堂前の広場

 

石を積み上げた美しい広場と回廊にも神聖な雰囲気が漂う。

 

内部

 

2階は、ジョットによる28枚の壁面を埋め尽くすフレスコ画

「聖フランチェスコの生涯」が素晴らしいとの事であったが、

到着時すでに聖堂は閉まっており、写真は出口からこっそり撮影したもの。

 

広場からの眺め

 

聖堂広場からウンブリア平原の長閑な田園風景が広がる。

 

 

うわ~っ、リアル「ブラザー・サン シスター・ムーン」

 

サンタキアーラ聖堂

 

聖フランチェスコに帰依した最初の一人キアーラを奉り建設された聖堂。

白とバラ色の石灰岩を縞模様に積み重ねたシンプルで美しい教会。

 

ホテルでの夕食

 

 

地元のビール

            

バジリコのパスタ

 

ポークソテー赤ワインソース

 

ホテルからの眺望

 

神聖な雰囲気を放ち、心まで洗われたように感じたのは、

中世の時代から受け継ぐ風情なのか、夕刻の雨上がりのせいなのか・・・

予想以上に神々しい悠久の歴史の残る、素敵な村であった。

 

 

実はこの旅、スタートからトラブルがあった。

出発地の羽田から、予定の飛行機が飛ばなかったのである。

機材トラブルによる「ルフトハンザ」機の欠航・・・

やむなく「フィンランドエア」に乗ることが出来たものの、

午前中には旅立つ筈が、出発したのは、夜の10時、

およそ13時間を空港で潰しての出発となったのである。

 

・・・と言う訳で、ローマに1泊してから、

翌朝からゆっくりと村巡りが始まる予定は崩れ、

到着後そのまま、最初の村であるチヴィタに出発という、

出だしからの、強行軍になってしまったのだ。

 

スケジュールの変更と、

滞在時間も短縮せざるを得なくなった。

ベットに横になることなく始まった村巡り、

ことにチヴィタまでの長い橋の往復は、

思った以上の強行軍・・・

旅の始まりから長い一日を終えた。

 

明日はサンマリノへ・・・

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