
早稲田松竹でやってたので行ってきた。
レンタルDVDでもあれば借りてみてもいいかなとおもったんだけど、DVDBOXはあるものの単品作品のDVDはないみたい。調べた限りでは。
となると見たいと思ってもなかなか見られるものではないなとおもい映画館に足を運んだ。
テオ・アンゲロプロス監督作品はこれが初めて。
途中何度か意識を失いかけたけど最後まで鑑賞した。
ワンカットがとっても長くて、俯瞰するカメラアングルが印象的。ぐるぐる場所を移動しながらなめまわすようなカメラワークもしつこく繰り返される。
あちこちのレビューで言及されているように内容はギリシャ近代史を壮大に描いたものでありギリシャ近代史の予習があると理解しやすいのかもね。
雪山から発見された遺体をめぐる現代(1977年)のシーンでは突拍子のない出来事がたびたび起こりわけがわからなくなってきた。
極め付けなのが1977年の大みそかから新年を迎えるパーティーのシーン。
これが圧巻のワンカット撮影。
10分くらいはまわしっぱなしだった気がする。
ぐるぐるなめまわすように移動するカメラワークが延々と続く。
途中から夫人が奇妙な踊り&身悶えを披露するわけだけどこれも延々とワンカット。
それを見守るパーティ出席者も微動だにしないで佇んでいる。
すごいとしか言えない。目が離せない。
監督の演出も特徴的ならば話の展開もものすごくて悪い夢を見ているかのような感じになってくる。
終わり方も唐突で「あっそうなんだ?」的な身もふたもない終わり方。
拾ってきた遺体を元の雪山に戻して埋める。
都合の悪いことは見て見ぬふりというのはギリシャ人の性質なのかしら?と思わせる。
(この見解は映画を見た人は必ずそう思うだろう)
映画はスタンダードサイズでフィルムも結構使いまわされていたようでノイズが結構目立ってた。途中ブラックアウトしたんだけどあれはオリジナルもそうなのかしら?
早稲田松竹の最終上映だったのでお客さんもまばらで快適に鑑賞することができた。
2本立て上映のときはラスト割引があるのでこれだけ快適だと通っちゃいそうだ。