下高井戸シネマで鑑賞
こないだ「狩人」をみてテオ・アンゲロプロス監督作品に触れたばかりなのに立て続けに鑑賞。
この映画の雰囲気も「あー、アンゲロプロスだなぁ」という感じがビンビンに伝わってきた。
陰鬱な感じ、ゆったりしたテンポ、少ないセリフ。
ピンとこないオープニング。そして本編へ。
序盤はストーリーが展開しているが、すぐに劇中劇に入ってそのまま最後まで突っ走る。
鑑賞前に映画館で配っているチラシをみたんだけど一言もそんなこと書いてなくて見終わって調べてみたらそうだってことに気が付く。
物語はロシアに亡命していた親父が返ってきたところから始まる。その親父はたしか32年ぶりの母国帰りで死亡したものとして扱われている。
生まれ故郷の村がスキー場開発のために立ち退きに応じるという段階になって突如帰ってきたその親父が「わしはここにすむ!」と言い出して面倒なことになる。
まぁストーリーは対して面白いとは言えないんだけどね、、長尺のアンゲロプロスの映像でゆっくりと紡がれていくと身も心もリラックスできるね。ヒーリング効果があるのかも??なんてね
人によっちゃ眠気を誘われちゃうんだろうけど、今回はばっちり最後まで鑑賞することができた。「狩人」にくらべると大胆な場面転換もなくだらっと一本道の展開だったからかも。
あと、バックボーンがなくてもついて行ける話だったのも大きいね。「狩人」がピンとこなかっただけに。
最後の余韻をたっぷり残したシーンをみるとあー映画をみたなぁという充足感に浸れる。
しかし、早稲田松竹といい下高井戸シネマといい、この時期にアンゲロプロスの映画が立て続けにみられるなんて。。ツイてたかも。
来年にかけてキネカ大森や渋谷の映画館で「旅芸人の記録」もある。なんでこの時期にアンゲロプロス祭り??いや、うれしいんでいいんですけど。
