Washburn RX-10 ひとまず復旧 | ギターいじりは楽しい!

ギターいじりは楽しい!

ジャンク安ギターのリペアとカスタマイズ日記です。

7月最後にこちらのギターの現状復旧だけやっておこうと思います。

 

予定作業としては、

ピックアップ交換、トレモロユニット交換、ネック調整でしたが、ピックアップについては今回は行わず、音出ししてから考えることに。

 

なので、まずはトレモロユニット交換。

もともとザグリがズレているのか、幅が狭いのかは不明なのですが、とにかく純正以外のイナーシャブロックだとアームダウン時にキャビティ内部に干渉するので、ザグリを広げます。

将来的に大きいブロックをつけることも考慮すると30mm程度は必要だと思います。

 

 

トリマーのガイドを貼り付けて、

 

グィーンと。

 

1回目削り終えたらガイドを外して最初に削った面をガイドにしてさらに下に深く。

 

何度かそれを繰り返し。

手持ちのビットだとこの深さが限界。

ここまで掘ればブロックが干渉することはないでしょう。

 

削ったあとにはノイズヘル(導電塗料)を塗布。

 

そしてトレモロユニットの取り付け。

トレモロユニットは純正のプレートに余っていたブロックを取り付け、サドルも交換。

今回はビンテージタイプのプレスサドルではなく、上面がフラットなブロックタイプにしてみました。

こちらの方がブリッジミュートはきれいに鳴るんですよね。

あとはスプリングが弱くて3本ではベタ付け出来なったので、余ってた素性のわからないスプリングを2本追加。

 

次はネックの調整。

先に弦の方も張って弦高調整もあわてやります。

入手した時はそれなりに丁度良い弦高だったのですが、シム代わりにネックポケットに入っていた分厚いピックを薄いシムに交換していまして、それが影響してか、順反りで思うように弦高を下げられません。

もしかするとロッドがもういっぱいでシムでごまかしてたのかも!?嫌な予感…。

とにかくロッドカバー外してロッドを回してみたところ、幸いまだまだ回りそうだし、効きに関しても問題なし。よかった!

半回転弱ぐらいでちょうど良い感じ。

最初はもう少し絞めてみたのですが、ハイフレが少し音づまりするのでそこから音づまりが解消する位置まで緩めています。

これでネック調整としては問題ないように思うのですか、もともとネックポケットに入れてあったピックは何を意図していたのでしょうね…。

 

最後に音出し。

少しビビりが気になる箇所もあるので、そのうち擦り合わせは必要かもですね。

ちょっとスイッチにガリがあったので接点復活剤で解消。

さて出音ですが、なかなか良いですね。

がっつり歪ませた時にリアは割と私好みのきめ細かい歪み方をしてくれます。

SSHなのでフロントとセンターはシングルなのですが、リアとのバランスも悪くないです。

これはもうしばらくはピックアップ交換をしなくても良い気がしました。無駄に費用かけなくて良かったかも。

 

ということで、復旧作業としてはひとまず完了。

今後弾きこんでみて、気になるところがあれば随時修正してゆきます。

 

このボディカラーはあまり好きじゃないのでワッシュバーンらしくフレイムメイプルの突板張ってナチュラル系に変えたいところなのですが、今は他にも塗装作業中のギターもあるし、ネック折れ修理から上がればネックを再塗装しなきゃいけないギターもあるので、それはこれらが終わって余裕があったら。