Washburn RX-10 確認とクリーニング | ギターいじりは楽しい!

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ジャンク安ギターのリペアとカスタマイズ日記です。

今週も土日は雨。ボディ塗装はまたお預けです。

早く梅雨明けしてほしい。

そんな感じなので室内での軽作業。

今回はWashburn RX-10。

中古なりのフレット減りやキズがそれなりにある動作未確認ジャンクってやつで、3,300円でした。

この機種はエントリーモデルでバスウッドボディ。ヘッドのメイプル部分をちらみせしているデザインが結構好きです。

さっそく動作確認してみたところポットやスイッチのガリなどはありませんし、音もちゃんと出ます。
若干ノイズは多めのような気がしないでもないですが、まぁそのあたりは許容範囲として、なんだかネックが弱い気が。
反ってるとかそんなのじゃなく、ジョイント部が不安定な感じ。
というのも、ネックを持ち上げた時に音程がわずかに変わるんですよね。

ギターの構造上こういうものなのでわずかにネックが湾曲して音程が変わるのはわかるんですが、違和感を感じるほど変わるのは怪しい。

ビスの締めがかなりあまくてネックが安定していないのかなぁなどと考えつつネックを外してみたところ、まずは確かにビスの締め方が緩めだったのもありますが、これ。

「ピック?」

Eliosのロゴが入ったピックが入ってました(笑)

そこそこ厚めのピックなのですがこれシム代わりなのでしょうね。恐らく以前のオーナーが入れたもので、絶対にプロの方の仕業ではないとは思いますが、これが何を意図して入れたものなのかは今後特定して対処します。

ついでに言うと、ネックジョイントはプレートなしの4点止めなのですが、ブッシュの下に薄めのワッシャーが入っていて、これが錆びて割れていたり。そもそもブッシュ入れているのでワッシャーなんていらないだろって感じなのですが、ビスが長かったため深さ調整してるんでしょうか。。。

なんだかネック周りは雲行き怪しくなってきました。

 

とりあえず他もバラしていきますが、電装系は大きな問題はないので今のところはこのままにしておいて、中身の確認だけ。

ピックアップはオリジナル(たぶん)でした。

シングルの方(ネックとミドル側)のキャビティがダイレクトマウントタイプにしては少し浅い気がします。

 

コントロールキャビティ。

部品は安っぽい感じです。一応導電塗料は塗ってはありますが、塗り方は適当な感じだし全く意味ない気がします。

 

トレモロスプリングは元々三本だったところに後付けで一本追加したんでしょうか。

それでもハンガーをいっぱいまで締め込んでベタ付けしてるということはスプリングが相当弱い?

イナーシャブロックはかなり薄い軽そうなものです。

外してみたら、アームの取り付け部分の金属が以下のように割れてました。

ブリッジは交換ですね。

 

お店側で簡易的なクリーニングはされているようなのですがあまりキレイではないのでこれから気持ちよく作業ができるよう、いつものように先に徹底的に除菌とクリーニングをして仮組み。

ネックジョイントはワッシャー無しでブッシュのみで止めましたが指板まで到達するようなこともなく無事止められました。

シムがわりに入っていたピックは使わず、もう少し薄目のシムを入れてあります。

 

クリーニング前とあまり見た目は変わりませんが、実際の手触りは全く違います。金属パーツの錆も完全除去。

トレモロユニットは面倒だったので手持ちのものを取り付けたのですが、トレモロユニットのザグリが、純正のトレモロユニットの薄いイナーシャブロックにあわせて加工してあるため、今回取り付けたトレモロだと中で木材に干渉してアームダウンがほぼ出来ない状態でしたが、トレモロユニットは交換予定のため結局は加工することになりそうなので今は気にしない。

 

最初はあまり手を入れることもなく、好きなピックアップを試して遊ぼうかなと思っていたのですが、そうはいかなさそうになってきました。

 

今のところ、

  • ピックアップ交換(とりあえずブリッジ側だけ)
  • トレモロユニット交換(ザグリ加工含む)
  • ネック調整
こんなところになりそうです。
 
あとはこのエントリーギター感はんぱない見た目を多少なんとかしたいところです。