現在作業中のギターが2本。
いずれもキャビティ加工など周囲に騒音をまき散らす作業が伴うので、平日の深夜でもちまちまいじれるジャンクギターがほしいなぁなんて思っていたら、見つけました。
B.C.Rich ASM1PBK。ペグ欠品で2,300円でした!
B.C.Richってモッキンバードとかワーロックとかトゲトゲの変形ギターのイメージが強いのですが、こういうディンキーなのもあるんですね。
キョーリツのサイトで2010年のカタログにこの機種が掲載されているのを確認しましたので、約10年選手ですね。
当時、税抜き価格が35,000円のASMシリーズの廉価グレードになります。
マホガニーボディ、メイプルネックにローズ指板、2ハムに1vol/1tone、ヴィンテージタイプのシンクロナイズドトレモロが搭載れています。
早速見ていきます。
値段からすると相当のオンボロジャンクだと思われるのですが、予想に反してめっちゃきれい。
目立つ傷もほとんどないし、金属部の錆も少なめ。
これは久しぶりにお買い得ジャンクに出会いましたよ(笑)
ボディが汚れているように見えますが、ボディカラーがパールブラックというもので、細かいラメみたいなのが入っています。
裏ブタにはまだ保護シールがついたまま。
こんなトンガリ形状のヘッドのジャンクギターだとほぼどこかが欠けているのですが、見てくださいこの鋭利なさきっちょ。
謎の逆ハの字3点掛け。
トレモロの後ろが浮いているとの事だったのですが、予想していた通り、単にビスの締めすぎです。
ジョイントプレートもきれい。
でもボディに固着していて外れません。
汚かったら外して洗うのですが、きれいなのでこのままにしておきます。
ピックアップ。
カタログ仕様だとB.D.S.Mピックアップという重厚で蠢くようなサウンドのものがついていると書いてありましたが、こちらはG&Bのピックアップ(韓国製)に交換されていました。PRSのSEやグラスルーツ等で使用されているピックアップですね。
重厚に蠢かれるのは少々困るので、私にはこちらの方が良かったかな。
キャビティ内に導電塗料が塗られていたり、バックパネルにアルミが貼られていたりと、廉価グレードでもそのあたりはちゃんとしようとしている感じ。
このギター、優良ジャンクなのでほとんど文句はないのですが、唯一ここだけが問題。
あと、ネックが軽く逆反りしているかもということでしたので、確認したところわずかに逆反りしていました。
でもペグがなくて弦が張れない状態なので弦を張れば問題ないかもしれませんね。
ただし、トラスロッドカバーを開けた形跡があるので、もしかするとロッドいじってるかもしれないなぁ。
最初はバラす予定ではなく適当にきれいにして終了!と考えていましたが、
ネックまわりの作業は外した方がやりやすいので、とりあえずバラしました。
ネックだけじゃなく電装まわりもリフレッシュする予定です。
あとはトレモロユニットのイナーシャブロックが安いやつなのでこれも交換予定。
しばらく平日深夜の暇つぶしはこれでいけそうです。
が、無駄遣いはこれだけでは終わらないのであった。。。つづく