GW前半から私を苦しめていた歯痛がようやく落ち着きまして、少しギターも弄ろうかなという気分になったので、今日はネックの修復。
スカーフジョイント部分が剥がれてきていますので再接着を試みます。
接着にはタイトボンドを使用しますが、隙間からインジェクターで流し込むには少し粘度が高いため、水でほんの少しだけ希釈します。
ボンドを注入する前にボンドが垂れた際指板に付着しないよう、予め指板をしっかりと養生しておきます。
クランプで力を加えて注射針が入る程度まで隙間を広げてボンドを注入。
注入し終わったら何度かパクパクさせて隙間にボンドを行き渡らせます。
はみ出てきたボンドは水を含ませたウエス等で拭き取っておきましょう。
あとはジョイント部をクランプで押さえてボンドが乾くまで置いておきます。
ボンドを水で希釈していますので、通常のタイトボンドの接着時間よりは長めにクランプしておきます。
クランプ用の当て木は以前レスポールのネック折れを修復した時に作ったものです。
はみ出たボンドで当て木とネックが接着されないように間にラップを挟んでおきました。
本当はクッキングシートが良いのだけどちょうど切れていました。
ボンドが乾くまではネックには触れられないので、その間にブリッジについて考えてみようと思います。
現行のGRG170DXのブリッジには T102 というものが採用されていて、調べた限りそちらは一般的な2点支持のスタッドピッチなので汎用品が使えそうなのですが、今回のボディのスタッドピッチはなんだか広めでした。
どうやらこの時期のGRG170DXには、FAT-10というブリッジが採用されていたようです。
このFAT-10も2点支持なのですが、シンクロナイズドトレモロとしてはちょっと特殊で、左右のスタッドピッチがFloydRoseと同じ約74mmになっています。
※関係ない話ですが、このFATという名称、IT屋の私にはとても違和感。
通常の2点支持のスタッドピッチは56mm位なので、試しに手持ちのものをあててみるとこんなにスタッドの位置が違います。
- FAT-10を入手する
- FRTを付ける
- 穴を埋めて新たにあける
まずは純正品のFAT-10を入手するという選択。
これが一番手間なくて良いのですが、現行品ではないのでeBayとかヤフオクをこまめにチェックして探すという手間がかかります。
FRTにする場合はロックナットの加工も必要になる上、パーツのコストも若干増えるし、めんどくさい。