12月最初のギターです。
スパークルシルバーというのかメタリックシルバーというのかわかりませんがなんかラメっぽいシルバーのJunoのレスポールタイプです。
レスポールってなんだか若干気を使うんですよね。なのでもう少し気楽に弾けるものがあってもいいかなと。
スパークルシルバーのボディだとGretchとかによくある感じですが、これも少しそういうのを意識したモデルなんでしょうか。
BurnyとかPhotogenicあたりでも似たようなものを見かけた気がします。
で、このボディカラーを見ると年代的にどうしてもこれをイメージしてしまいます(笑)
「俺はご先祖さま」のマリアンさん。
こんな全身タイツでこんな胸見せられたら、そりゃ当時の少年たちは私も含めテレビに釘付けですよ(笑)
もうね、このギターはマリアンにしか見えない。
なので、愛称は「マリアン」に決定でw
さて、色々とチェックしていきましょう。
詳細はわからないのですが、それなりに年数が経過している割にはきれいな方じゃないでしょうか。
ピックアップはポールピースのアジャストできないタイプ。
裏側を見てみたけど何も書いてありません。フロントとリアは同じものでしょうか。
分解したときに抵抗値を測ってみようと思います。
ボディは普通のレスポールと比較するとかなり薄め。
横から見た感じはストラトですね。
ヘッド。
Junoって共和商会のブランドでしたっけ?
もちろん安ギターなんだけど、割に悪くないイメージ。
ペグは安ギターにはお馴染みの亀ペグ。ちょっとチューニングの時に回してみたけどこれはダメ。
まじめにこのギターを使うつもりなら交換は必須です。
ネックのチェック。
ひどい反りは無さそう。ラッキー。
バインディングが経年で痩せてきているので、ネックよりも下がってわずかな段差ができてしまっています。
バインディングを膨らませる事はできないので、ネックをバインディングに合わせて軽くペーパーがけかな。
ナットもまじめに使うなら交換かなぁ。音がビビったりは特にしないのでそのまま使ってもいいけど。
個人的にはTUSQに交換したい。
指板、フレットに関して、
ローフレットは少し減っていますが、この程度の減りは減ったうちに入らないと個人的に思ってます。
ハイフレットはあまり消耗なし。きれいなもんです。
コントロールキャビティを開けてみる。
なんだかキャビティの底を彫刻刀かなにかで彫ってある。
そしてケーブルが紙のガムテープで絶縁されている...。
削って露出した木材を見るとボディが間違いなくマホガニーではないことはわかります。
たぶんアルダーかバスウッド。ケーブルを外した時にでも匂いを嗅いでみます。
恐る恐る取り出してみたところ、フンではなくて樹脂製の何かでした。
組み合わせてみたところなんだかナットのような形。
ジャックがぐらついていたので、たぶん樹脂製のスペーサーか何かが劣化して割れたのかなと。
既にこのギターはバラしてしまいましたが、今回は最初からちゃんとギターの形をしていたので、バラす前に音出ししています。
特にガリもなくピックアップもそれなりにパワフル。そして歪ませた時の音がかなり好み。
もちろんレスポールらしい音はまったくしませんが、ハムストラトをもう少し音を太くした感じで、でも決してこもった音ではなく、これはこれで使いやすそうな音でした。
ということで結構気に入ってしまったので、少しまともになるようなカスタマイズをして、ブラッシュアップしようと思います。
チェックした結果からだと、
交換部品
- ペグ(優先度:高)
- ナット(優先度:中)
- ブリッジ(優先度:中)
- ポット(優先度:中)
- コンデンサ(優先度:中)
- ピックアップ(優先度:低)
- ネックとネックバインディングの段差修正(軽い研磨だけ)
- 少しノイズがあるので全ケーブルのリワイヤリング
- 指板・フレット磨き
な感じ。
届くまではFloydRose加工しようなんて思っていたのですが、予想外の音だったのでこの均衡を壊してはいけない。
ということでこのギターは案外作業軽めになってしまいそうなので、正月休み向けに何か大き目のを物色して仕込んでおこうかなと画策中。
こちらはこちらでぼちぼちやります。
#2021-12-02 13:00追記
ペグ、ナット、ポット、コンデンサの発注完了。
ナットはBlack TUSQにしてみました。
ペグについてはGotoh製や少しお安めのキクタニ製も検討しましたが、もっと安くてAmazonレビューが割と良い物を見つけて、こちらがBlackFridayセール対象だったのでお試しで買ってみました。