かなり間があいてしまいました。
このギター、ネックに対する弦の位置を見ていただくとわかりますが、不良品レベルでかなりのセンターズレを起こしています。
これはもうブリッジを移動させるしか修正方法はないのでしばらく放置していましたが、本日はこちらの作業を。
改めて水糸を使って弦の位置を確認しながらブリッジの位置を決めていきます。
ブリッジの位置は決まったのですが、
決定位置だとトレモロブロックの穴が見えてしまいますので見た目を気にするのであれば埋めた方が良いのですが、ここはとりあえずこのままとします。
トレモロの穴自体がズレている（少し左にズレいる）ので、トレモロブロックがボディと干渉して正しい位置まで右にずらせないため、穴を右側に広げる必要がありそうです。
目安になるようマスキングテープでマーキングしてベルトサンダーで削りました。
事前に元のビス穴は3mmの丸棒で埋めておきました。
新しい位置にビス用の下穴を開けてブリッジをビス止め。
ついでにコントロールキャビティのパネル止め用のビスもキャビティの開け方が悪く（削りすぎ）きちんと止まっていなかったため、エポキシパテを盛って整形しておきました。
吹っ飛んで消えたストリングガイドも復活させました。
これでようやく作業完了。
1弦側のフレット浮きがあるため弦落ちさせるとフレットに弦が引っかかる場合があるのですが、これはそのうちリフレットの実験台になってもらう時までこのままでいてもらうことにします。