Squire '51 スイッチポット修復 | ギターいじりは楽しい!

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ジャンク安ギターのリペアとカスタマイズ日記です。

先日スイッチポットを交換しようと思ったら手持ちのスイッチポットではシャフト部が長くてポットがキャビティに収まらなかったSquire 51の続きです。

安易に新しいポットを注文してもよかったのですが、せっかくなので一度ポットの状況を確認して修理できるようなら修理、だめなら注文ということにしようと思います。

作業するためにまずはポットの配線を外します。

状況としてはシャフトが回らない、PUSH/PULLができない。
考えられるパターンとしては2つで、
・PULLした時にボリュームノブに衝撃が加わってシャフトが曲がってしまった状況で無理やりPUSHして戻したらそのまま動かなくなった。
・錆などによる固着

 

とりあえずポットをばらします。
シャフト側は4か所のツメをラジオペンチなどで起こせは簡単にはずせます。


今回の問題はシャフト側だけなので、スイッチ部まではばらしませんでした。
 
この写真の前の写真ではシャフトもばらしていましたが、こちらの方が少し前の写真で、シャフトが外れずそのままになっている状態。
抜くこともできず、当然回りもしません。

裏側から軽くハンマーで叩きながらシャフトを抜いて確認してみましたが、特に曲がっている様子はないので、やっぱり固着してるだけですね。
 

シャフトの方はきれいに磨いておきました。

穴の方はダイソーの細い丸棒ヤスリで穴の内側を軽く削ってみたところ、白錆の粉のようなものが出てきました。
多分これが原因で穴の径がせまくなってしまったのでしょうね。

シャフトを入れて確認しながら少しずつ穴のうちがを研磨してゆきます。

 

うまく収まってPUSH/PULL、回転もスムーズになったので、最後に穴の内側とシャフトに綿棒でグリスしてポットを組み直してできあがり。

 
できあがったポットを前回作った配線図を頼りに配線に戻して、動作チェック。
問題なさそうだったので、キャビティを閉じました。

 

これでようやくこの子も普通のギターと同じようにボリューム調整とタップができるようになりました(笑)

 

で、初めてこのギターでタップした音を聴いてみたんですが、浅めの歪みやクリーン時はいい感じですね。
リアタップ時のフロントとのミックスのクリーンは結構好きな音かも。

 

とりま、このギターはオリジナル状態への復旧という意味では完了なんですが、
今後もう少し弾く機会が増えるようであればもう少しカスタマイズしてもいいかと思っています。

カスタマイズといっても、ナット、ブリッジサドル、ピックアップぐらいですけどね。