Fernandes FRB-40 ナット、ジャックプレート交換 | ギターいじりは楽しい!

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ジャンク安ギターのリペアとカスタマイズ日記です。

先日ジモティを見ていたら、「ベース500円で譲ります。」というものが掲載されていて、取引場所もそんなに遠くないところだったので、お譲りいただきました。

状態については4弦側ナットの破損とジャックプレート破損ということで、パーツ交換で事足りそうな案件です。

さてこのベースですが、Fernandes FRB-40というミディアムスケールのベースです。
ピックアップはいわゆるPJタイプ。ボディは軽めで初心者にやさしいベースといったところでしょうか。

 

では破損箇所を見ていきます。

残念ながらジャック部の写真は撮り忘れていたので、ナット部だけになりますが、
このような感じでナットが4弦の溝から外側に欠損してしまっています。
どこかにぶつけちゃったんですかね?
しばらくはそのまま使っていたのか、指板の端が少し弦で削られています。
メインの指板側への破損がごくわずかだったのが良かったところです。

いつものように注文用にナットの幅を測ります。
厚みと高さに関しては純正のナットを測り、幅は欠損している部分があるためネックの幅を測ります。

厚み3.2mm、高さ5mm、幅は40mm弱といったところでしょうか。
純正ナットがカーブドボトムになっているので注文するナットもカーブドボトムを選択する必要があります。
純正が黒のナットだったので、GraphTechの黒のTUSQにしようかとも思いましたが、コスト高めなので普通の牛骨の溝加工済タイプを注文しました。
例によって少しサイズが合わないので最終的には現物あわせで調整し、最後に瞬間接着剤を数滴たらして接着です。

 

パーツがブラックというわけでもないのでナットが白になったところで特に違和感はありませんよね。

 

次にジャックプレートの破損箇所。
ジャックプレートって意外に高いんですね。
今回本体500円だからなるべくお金をかけないで直したいところなので自作することにしましたが、
ジャックの抜き差し時に押されたり引っ張られたりするため、あまり薄い板だと板がぺこぺことするのでそれなりに厚みのある板を使用する必要があるのですが、ジャックの箇所がボディ側面なので板を少し曲げてやる必要があるため、厚めの板は曲げ作業がめんどくさいなと作業場を見渡していたところ、家の補修時に使った黒い雨どいの端材を見つけまして、あ、これ最初から曲がってるからいいサイズに加工したら使えるんじゃない?

ってことで作りました雨どいプレート!(笑)
きれいに面取りはしてありますが、ほんの少し形がいびつだったりネジ位置が若干ずれていたりして不格好ですが、自分で使うものなので問題なしです。他人からはあまり見えない場所だしね。
強度的には全く問題ありませんよ。

 

最後に弦高調整とオクターブチューニングをして、
ボディ、ネック、フレットを磨き、作業終了。


このベース、普通にかっこいいですよね。

 

後日、友人の娘さん(高校生)がバンドを初めたくて、お父さんが持っていたおんぼろのサンバーストのジャズベで一生懸命練習しているらしいので、こちらをプレゼントすることにしました。
ミディアムスケールで弾きやすいはずなのでぴったりですよね。ビジュアル的にも◎

 

さすがに雨どいプレートはかわいそうなので、注文しておくかなぁ。