一生こじらせ女子道。 -3ページ目

初恋

中学1年の文化祭のあの夜。

気になっていた人が好きな人に変わった。


小学5年から気になっていた彼。

告白ニアミス事件でぐっと目で追ってしまうようになった。


授業中。

休み時間。

部活中。


そして朝は彼が学校に来たのをベランダから確認すると

急いで階段をおりていった。

たった一言

「おはよう」を言うために息をきらして走った。

ただし、走ってきたことはばれてはいけない。

相手に自分の気持ちをさとられるのが恥ずかしかった。


知ってもらいたいとか

もっと近づきたいとかそんなんじゃなく


ただ視界に入れればそれだけでよかった。



順調に初恋がはじまったかのように思るけど、

ひとつ大きな問題点があった。


それはみんなからの彼に対する評判がよくなかったこと。


好きって気持ちが外にでることも恥ずかしいのに

ましてや相手は彼だとばれると・・・と周りのことを意識してしまっていた。


だから好きな人の話になるといつもはぐらかしてた。

でも

隠せば隠すほど、

心の中で彼をおもう気持ちは高まっていった。


こんな風に言い出せないまま1年が過ぎたとき


また事件がおきた。ラブハプニング。


美術で消しゴムハンコを作ることに。

自分の名前をデザインするというテーマ。


わたしは彼の名前がほられたハンコの反対側をたまたまみてしまった。


そこにあったものは


わたしの


名前。



ドキドキが止まらなかった。



もしかして・・・


彼はまだわたしのこと・・・



もし許されるなら


もう一度あの言葉の続きを・・・


っておもうようになっていた。




だけど、その後はお互いに意識しながら

中学の卒業式を迎えることになる。


彼は野球推薦で私立の学校へ

私は女子高へ



二人は別々の道に進む


わたしは初恋心を心の中に秘めたまま


恋砂時計

25歳のわたしには気になる人がいる。

でも

彼女の存在すら聞きだすことができない。


わたしの中には臆病虫がいる。

年はとっても臆病虫はあの頃のまま。





「おれ、おまえのこと・・・」


「あっ、あたし知ってるよ!!J君の好きな人ってNちゃんでしょ?!」



そんな会話がかわされたのは中一の文化祭。

そのときは後夜祭ってのがあって、キャンプファイヤーの途中でフォークダンスがあった。翌年からなくなっちゃたんだけど。


それが終わった夜6時くらいだったかな?

真っ暗な体育館に彼と二人っきりになった。


実はその人のことは前から気になっていた。

体育館に二人というシーンにすでに心の中がザワザワし、なんともいえない緊張感が彼から伝わってきた。そのときだった。彼の口からあの言葉がでてきたのは・・・


「おれ、おまえのこと・・・」


うぬぼれてるとか、勘違いとかそんなんじゃなく

100パーセントそうだったとおもう。


本来なら両思い。

「うん、あたしも」ってかわいく言えば今のわたしはいなかったと思う。


でもあたしの口から飛び出してきたのは

「あたし知ってるよ」


彼はそれっきり何も言わなかった。

いまでも覚えてる。

あの時はうれしさより、どうしていいかわからないっていう気持ちの方が強くて、

その先を聞いてしまったら

あたしはどうしていいかわからなかった。


恋愛赤ちゃんのわたしには

そんなドキドキに耐えられないっておもった。


この時の一瞬がすべての始まりだったとおもう。

あたしの恋愛時計はココから動き出した。


ただし、ものすごくゆっくりと、そして時々止まりながら。



形的には何も始まらなかった文化祭の体育館。


だけど、私の中では逆に始まってしまった。

彼への思い。



そしてわたしはこの後5年間、

彼に片思いすることになる。


この文化祭の日の

あの言葉を後悔しながら。

はじまり~秘密~

好きな人に好きになってもらう

好きな人が好きになってくれる


きっとこんなことよりも大変なことは世の中にたくさんある

でも

今のわたしには何よりも難しいことのように思える

そんな今日


9月30日

9月が今日でおわろうとしている

ぐっと寒くなって行き交う人々の洋服から送られてくる情報は

もう秋


わたしにとっては就職して3度目の秋


今年の秋はどんな景色がみれるの?

どんな仕事ができるの?

人としてどんな出会いができるの?


そして

ちゃんと恋ができるの?




25歳

まわりは次々に結婚していっている

今年はもう3つの結婚式に出席

知り合いの結婚を心から喜ぶとともに さすがに考えさせられる


なぜ考えさせられるのか


それは


25歳のあたしの恋愛偏差値が低いから


だって好きな人と手をつないで歩いたこともないんだもん


このことをしられたら


きっとまわりはひくだろうな~って思ってしまうから

誰にも真実はいえていない

一応そんな風には見えないらしい

ほめられてるような気もするけど、実はそれがプレッシャー


ほんとのことがだんだん言えない歳になってきた


あたしだって人並に恋がしたい



こんな悩める25歳 

ダンディの


恋愛成就までの道物語 


はじまり、はじまり