。small dande。 -5ページ目

好きな訳を訊く理由 (ハボック夢)

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「お前って、俺のどこが好きな訳?」



彼の部屋でコーヒーをいれていると、突然そんなことを訊かれた。


「…どうしたの?急に」

「聞いちゃ悪ィかよ」

「ジャンってそういうの拘るような人間だったっけ」

「俺にだっていろいろあるんだよ」

「何よ?いろいろって」

キッチンとリビングにあるソファの間を通しての遣取り。
徐々に部屋中がコーヒーの香りで充たされていく。

「……ある人に、なんでお前が俺なんかと付き合ってんのか分かんねーって言われたんだよ」

「それって、もしかしても若しかしなくても、言い出したの大佐?」

「もしかしてももしかしなくても大佐だな」

「命令以外であの人の言動にいちいち振り回されない方が身のためだよ」

呆れ溜め息を吐きながら、ポットに入ってるコーヒーをカップへと移す。

「俺も気になったから聞いてんだけど」

「はぁ!?って、結局ふりだしに戻るんじゃない!」

「で、俺のどこが好きなの?」

手にした二つのカップの内、片方をジャンに渡して隣りに座る。

「そんなこと言わないと伝わらない訳?」

「言ってくれないと俺のこと愛していないんだと見なすぞ」

「どういう脅しよ…」


案外、女々しい所もあるのね、
……でかい図体しといて。

コーヒーを啜りながら、考え出す。
ふと、テーブルの灰皿にできてる吸い殻の山に目を遣る。

「ん~…できれば煙草控えてほしいな」

「好きな所聞いてんだけど」

「えー…じゃあ、身長高いトコ」

「『じゃあ』ってなんだよ」

「もう、我が儘だなー」

「他には?」

「…声かな?」

「そうか、お前は俺の美声に惚れ」

「大佐には敵わないけどね」

「………。」

「それから、たまに優しい所」

「あとは?」

「逞しい所とか…?」

「妥当だな。他にねぇのかよ?」

「もう十分言ったじゃない!」

「どれも俺自身が自覚してる部分ばかりだ」

「……自意識過剰…。」

「で、他には?」

「うるさいな!!全部が好きなのっ!
これで満ぞく、……」

「おう、上等だ」


にやり、とジャンがしてやったような笑みを浮かべた所で、漸く自分が言ったことを恥じ、後悔した。

ちくしょー…

「何よ!じゃあジャンは私のどこが好きだって言うのよ!」

「簡単なことだ」


彼が私の耳元に、唇を寄せた。


「お前だから好きなの」





幾ら私が彼の好きな所をあげてみても、
奴はたった一言で済ませてしまう。


…幸せそうな表情まで浮かべて。

嘘じゃないって分かってるから余計反抗できないんだと、自惚れながらも互いに認め合ってる。


あぁ、きっと
どんなに賢明な科学者でも
複雑な式や理論をもってしても

この謎だけは解明されない





end



好きな訳を訊く理由も
結局は、愛の囁きを君に伝えたかっただけの辻褄合わせ


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偽者くさいハボ…(汗)

記憶 (ハボック/悲恋)

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あぁ…


「馬鹿みてぇだ…」



どうしようもなく、救いようもない


昔の俺だったら、簡単に忘れちまってただろうに…



本当、

「質わりぃ」


俺の記憶からあんたが離れてくれそうにもない



記憶だけじゃなくて、

頭を撫でてくれた手の平の感触だとか、
抱き締めた時の温もりだとか、
やさしい声だとか、やわらかな匂いだとか、……





俺はこんなにも泣きたいのに

どうしてだ


記憶の中のあんたは、ただ笑ってるだけなんだな







end



どうせなら、
最後くらいはあんたと笑っていたかった


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うそならいらない

う ずく感情
そ れを生みだすのは
な びく君の髪があまりにも
ラ イトに反射して綺麗にうつるから

い つもと同じ光景が
ら れつするだけの記憶が
な す術もなく
い きかわり死にかわり


き れいな星屑も
み 過ぎてしまえば目が眩むように
と なりで眠るきみを
し かたがないほどに
よ うしゃなく
う ばってしまいたい衝動に駆られる
め を瞑れば、 か
ん 単に闇を作り出せる
か ぜが窓から吹いて来て
ら ん悪にオレの心まで貪る

む ずかしい感情なんか
き 権放棄してしまえばいいのに
あ われな男は
い つまでも飽きることをしらない
た だひとつ望むのは
い たいほどにきみを
だ きしめたいだけ そう、まるで
け だものの、ごとく……



嘘ならいらない
本能のままに、君を求めたいから



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ちょっとした言葉遊び(?)をしてみたかったのです。

嘘ならいらない、
きみと正面から、
向き合いたいだけ
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