M8 限定freestyle Hiphop 吉田実卯 | Dance Unit W+I&S ~慶應義塾大学SFC 公認ダンスサークル~

Dance Unit W+I&S ~慶應義塾大学SFC 公認ダンスサークル~

慶應義塾大学公認サークル Dance Unit W+I&S のブログです!

こんばんは!

M8限定freestyle hiphopを創作しました、22のよしだみうです。

op、むpop、むhouse、むhip、に出ています。役職はひなたと映像思い出係をしていました。アー写いっぱい撮りました。ひなた1年間ありがとう!

 

さて、創作者できることが決まって、ブログを書くことも楽しみの一つにしていました。この日が来た!

先に断っておきますが、めちゃくちゃ長くなってしまいました。3部構成なので興味のあるところだけ見てください。全部読む気で開いてくださった方は休み休み読んでくださいね。疲れちゃうと思うから。

 

・コマ生紹介

・創作に至る経緯

・創作者の話でした話

 

 

-----------------------------

 

 

《コマ生紹介》

 

わがままエゴ作品のM8には9人のコマ生が力を貸してくれました。全員が全員、自分にない魅力を持っていて、ダンスに熱心で、最高の仲間です。全員が他のMでも大活躍。本当にありがとうございます。

手紙に書くために取っておきたいからメッセージは割愛。

 

 

ゆいと

よっしゃぁぁ。研畜家だと聞いた。24そうたに向ける笑顔がすごく優しかった。ポッパーでありながらポップのぽの字もないfreestyle hiphopのオーディションにやってきた。ゆいとが決める引き抜きパートセンター、大好き。春公演あらゆるMでかましまくってる。ゆいとは臆することなく正直に意見と気持ちを伝えられる。ゆいとの芯の強さに圧倒されてしまったことも実はあったけど笑、そういった行動が作品を支えてくれていた。これからも、ゆいとの大事なことを大事に。いっぱいダンスで遊ぼうね!これからもよろしく。ありがとう。

 

みと

みと。おざきみと。私のことが好きすぎる。春公期間中DMやラインでめちゃくちゃお喋りして仲良くなった。感嘆詞に「です!」を付ける。わーいです!ひゃあーです!とか。感性の角度が私と近いので、楽しいことや苦手なこと、大事なことが似ている。でも似ているのは角度だけで、感性の鋭さはみとの方が30倍鋭い。周りからもらった沢山の練習メニューを毎日やり続け、なんでもどーじょはみとの練習日記と化す。指定一つ一つを絶対聞き逃さず意識し続ける。みとがこの作品に直向きに取り組んでくれたその姿勢が、この作品を作品にしてくれたって本気で思う。ありがとう。これからもよろしくね。

 

ちゆ

いいえ。って最近言わない。じう。大ぶりであり繊細。ダンスも、心も、行動も。常に周りをよくよく見ていて、それでいて自分としっかり向き合うことも怠らない。私はちゆのことを心から尊敬してる。余談だけど、自分は先輩とのコミュニケーションの仕方をちゆから学んだ。この話したことあったっけ?酣げんひっぷオーディションで、まこさんやりょうさんに質問しまくるちゆを見て、「こうやって先輩に尋ねるんだ、教わるんだ、伝えるんだ!」って衝撃だった。ちゆのおかげでヒップホップがもう一段楽しめるようになったよ。話を春公演に戻す。大事な大事な2春、たくさん悩んで、このMに懸けてくれてありがとう。楽しんでくれたら何よりです。これからもよろしく。ありがとう。

 

りくと

りっくん、とは意地でも呼ばない。絶対にベイビー扱いしない。みんなりくとに甘いんだよって話をしたら「ガキ扱いしてるだけ」って返されたけど、わかってない。同期同ジャンラーの義理で出てくれたんだと思うけど、それでも自分はこの作品にりくとのいることが本当に嬉しいんだ。このMを受けてくれて、続けてくれて、踊ってくれて、心からありがとう。ソロ引き受けてくれてありがとう。私の踊りを解釈しようとしてくれてありがとう。そして何より、無限定ヒップホップ(最高作品)を作ってくれてありがとう。好き勝手やらせてくれてありがとう。限定freestyle hiphopはりくとのおかげで生まれた作品。春公期間、お互い数々の苦しい瞬間をたくさん乗り越えてきて、それでもダンスを愛し、どぅぶを愛して、ここまで来れてよかった。りくとと上手く話せるようになれたらいいな。これからもいっっぱいよろしく。ありがとう。愛。

 

さこま

さこちゃん。オーディエンスに届けるアティチュード。照明を鎖骨に反射させ、首筋で客に訴える。お互いのダンスと精神を信頼しあっている同輩。同名。同期同ジャンラー。M8ティーザーロケ地提供者。さこまのお部屋めちゃくちゃ綺麗でかわいい。pinterest。さこちゃんはどんな振り付けも誰とも違う「迫間美羽」の踊りとして昇華させる。オーディション時からただ一人「迫間美羽」のニュアンスで踊る。ファスユニセンターは、一人浮くさこまを隠すのではなく、むしろ一番前でみんなを引っ張ってほしいと思いお願いした。通しではobogの良い出しを総なめ。straigtパートは自分の理想を最も反映した仕上がりで大好き。たくさんのMに出て、大所帯OPを抱えて、それでも みうの作品楽しい って言ってくれてありがとう。freestyleの名を冠す作品を春公演に刻んだ。一緒に刻めた。この作品を一緒に作ってくれてありがとう。これからもよろしく。

 

えみり

えむりー。えんみりぃ。22の大人担当。まとも。常識人。それでいて、朗らかで、心遣いがあって、ユーモアもある。まぁえみりが一人で笑ってることも多いけど。一人でげらげらしてるえみり見るの楽しいからヨシ。大好き。日本語だと出ないけど、実は毒舌Emilyらしい。えみりの初限定になれて本当に嬉しい。最初で最後の限定の可能性もあるらしい。鶴岡行っちゃうの寂しい。春公期間いっぱい一緒にいた。コマ中、えみりの存在がすごく救いだった。ラインでもリアクション絶対してくれる。常に味方でいてくれた。味方がいると教えてくれた。えみりなしではここまで来れなかった。えみりの踊りは癖があって、でも私のやりたいニュアンスはそつなく咀嚼してくれて、この作品の味として欠かせなかった。Straigtパート大好き。えみりのダンス見てて楽しい。温かさ、素直さ、聡明さ、尊敬してる。えみりが自分の人生にいることに感謝。この作品を一緒に歩んでくれてありがとう。これからもよろしく。

 

あゆみさん

オールラウンドトップ華ジャンラー。お調子者モードで油断させて、physical emotional sexy movementでトドメ。えぐい大役をえぐい量こなす。4月あゆみさんが合流してから、コマがパッと一段明るくなった気がしています。常に笑顔を振りまいて周囲を照らし、血流を促す存在。盛り上げ係。オーディションの時、ヒップホップのニュアンスを大きく求めるMになる(あゆみさんにやりづらさを感じさせるかもしれない)ということを伝えた上でも、限定の中で一番出たいと言ってくださって嬉しかったです。freestyleの先輩であるあゆみさんに踊ってもらうことで、自分のfreestyleを認めてもらえた錯覚がしています。この作品に力を貸してくださってありがとうございます。これからもよろしくお願いします!

 

りこさん

ストリートも華ジャンもかますキャパ無限大総監督。りこさんといえば異常な出演M数でおなじみなので今回は物足りなく感じるけど全然7Mでてた。Wow。バミリアの先輩。どぅぶに入った当初からたくさんお世話になった一人。挙動や表情の可愛らしさに騙されるが、元舞台監督xオールラウンドダンサーx看護の超人。どんな振りも器用に咀嚼して踊ってくださる。だからファスユニは自分のシンメに置いちゃいました。大外シンメで守れるの嬉しいな。境目パートもりこあゆみの螺旋を愛しています。先輩ダンサー目線でも舞監目線でも至らない点ばかりのMだったと思うのですが、最後まで見捨てずにいてくださり、作品に力を貸してくださりありがとうございます。これからもよろしくお願いします!

 

あかりさん

首と胸と腕をぶん回すミドルポッピンガールザー。関節大事にしてください。どぅぶに入って最初にしゃべった人(むひっぷアシスタント)。バミリアの先輩。ずっとすごく近くにいたのに心の距離が遠いままだった。この期間を通してお互い一歩心が近づいたんじゃないかと自分は感じています。そうだとしたら春公演で地味に一番嬉しいかもしれない。あかりさんに、このMは何をしたいの?と詰められ、グダグダのコマ進行に喝を入れてもらった日が、このMのターニングポイントでした。あの時あかりさんの言葉、行動がなかったら、今頃どうなっていたことか。無印限定ヒップホップを繋げることができずごめんなさい。この作品があかりさんの大きな負荷になってしまっていたこともあったと思うのですが、最後まで一緒に来てくださってありがとうございます。あのソロはあかりさんにしか任せられなかった。作品に力を貸してくださりありがとうございます。これからもよろしくお願いします!

 

 

 

あれ、結局めっちゃ長くなっちゃった。

 

-----------------------------

 

 

《創作に至る経緯》

 

私がこのMを創作しようと決心した経緯は、まず20引退公演酣のりくとのブログを読んでもらうとわかるのですが、りくとが「俺無限定作るよ」と言ってくれたことに始まります(bj middleコマに向かうツインライナーに二人で乗ってた時)。私はどぅぶに入った当初から、限定hiphopを踊るヒップホッパーたちに憧れる一方で、ジャンルとしてはfreestyleに惹かれる気持ちが強く、葛藤していました。割愛しますが、外部ナンバーに出たり色々悩んだ末、2春の時に「自分が自分の好きなスタイルのfreestyleを上手くなるにはミドルの基礎を積む必要がある」という考えに至り、2秋は限定hiphopに専念することにしました。

私が無限定hiphopを作らなかった理由は、簡潔に言えば自信がなかったからです。春公の無限定Mの担う「24ちゃんがWヒップホップに出会う場」「21,23ヒプホッパーの輝ける場」といった役割を全うできる自信は、様々な理由から、去年の夏の自分にはありませんでした。ヒップホッパーであると認められたいと思う一方で、主ジャンをミドル一本に絞ることは心に嘘をつくことでした。20引退公演が始まって少し経つまで、私にとってどぅぶるべは帰れる居場所でありながら、一方で味方のいない孤独との闘いの場でもありました。正直本当に苦しかった。溺れそうだった。ちなみに春公を終えようとしている今の自分でも、無限定hiphopを作れる自信はありません。だから本当にりくとが無限定hiphopを繋いでくれてよかった。というかげふぱほへの熱狂を共感できる友達ができたことだけでも相当嬉しかった。ありがとう。

 

 

メインの3曲目Infatuationを見つけたのは、りくとにむひっぷ宣言をされるほんの数週間前だったと思います。「この曲文セで流せたらめっちゃいいだろうな〜」なんて淡く思って聞いてました。曲を選んだ過程もいっぱい話せるけどまた割愛。りくとの宣言を聞いて、「じゃあ私はヒップホップを作らなければいけない縛りから逃れて、好きな曲で好きな作品を作れるんだ!」と解放された気分でした。(こう書くとすごく無責任で奔放な奴みたいですね。)

それから構想を練って、現役のどぅぶるべのダンサーを使って自分の憧れの作品像を実現するにはどうしたらいいか等を考えた結果うまれたのが、ミドルを軸に置いたフリースタイル作品、限定freestyle hiphopです。

 

 

固定のジャンラーでくくることのできない限定作品で、他の限定作品とは少し異なる壁にたくさんぶち当たりました。通しの度にヒップホッパーとそれ以外の分離を指摘されたり。ジャンルの違うバラバラなダンサーを一つの生命体として作品をまとめ上げることはすごく難しかったです。それでも、うまく言葉にできなくても、粘り強くコマ生に伝えることを諦めなければ、もふもふのM8羊毛フェルトをちくちくし続ければ、いつしか形が見えてくるようになりました。

 

 

p.s.

こんな作品を作る後輩が今後いるかわからないが、いつかの誰かの役に立つように書いておきます。この作品で重要だったのは「創作者vs.コマ生のコミュニケーション」でした。ありきたりですね。ごめんなさい。

この際、正直コマ生→創作者は二の次で、大事なのは創作者→コマ生。まず創作者発信。創作者がなにかを発さなければ、コマ生からのレスポンスはない。自分の場合、「このMはこういうことを表現したい」「この振りはこういうニュアンスで踊りたい」といった、コマ生が振りを消化する上で必要な情報が頭の中のイメージにしかなく、人に伝えられる形になっていなかったことが問題でした。言葉でも、動画でも、ジェスチャーでも、コマ生に伝える手段はいろいろありますね。いつも同じ基礎練をしているメンバーじゃない分、プラスアルファ、プラスアルファで説明をして、初めてみんなの認識が揃えられるようになっていったかな。という経験談でした。

 

 

-----------------------------

 

 

《創作者の話でした話》

 

"ダンスは自分の体を使った表現だから、覚えた振り付けやスキルの他にも、体調や感情、気持ちも実際のダンスに影響する。今あるこの状態って一生続くものじゃない、今この瞬間、しか、今この私、はいない。例えば、

①ダンス楽しい!自分最高!てコンディションばっちりのダンス

②上手く踊れない!体が思った通りに動かない!苦しい!と感じながらやるダンス

の二つあるとき、自分は双方に優劣なく、どっちもいいじゃん!て思う。どっちも素晴らしい自己表現。春公演本番だったらきっと①が評価されるだろうが。②は①の状態では現れないものが現れるから。"

 

みたいなみたいな話をしました!

これ、ダンスの自信を一番失っていた2年生の頃ぼんやり思っていたこと(へたでもへたな味いいじゃん、みたいな)なのですが、昨冬ごろ自分の尊敬しているプロダンサーの方もおんなじ話をされているのを見つけてびっくりしたんです!

 

自分のダンスに自信が持てないのを、無理に自信つけよう!っていうことじゃないです。むしろ逆で、自信がなくて動きが縮こまるなら、それはそれで自信なくて緊張してる時にしか現れない「縮こまりムーブ」が勝手にでてくるってことです。

 

(自分はバトラーでも、ダンス大会経験者でもない、ただダンスを趣味として楽しんでいる人です! 勝つためのダンスをしようと思ったら、こういうのは通じなくなっちゃうかな。)

 

今この瞬間の自分を大事にする(存在を認識する)

嫌っても自信なくても大好きでもいいよ!

欲しい人に、届いたら、幸いです!

 

 

-----------------------------

 

M8限定freestyle hiphopを一緒に作ってくれた、あかりさん、あゆみさん、りこさん、えみり、さこま、りくと、ちゆ、みと、ゆいと。約3ヶ月半、最後まで共に歩んでくれてありがとう。

 

引退しても現役部員を気にかけてくださり、忙しい中時間をさいて通しにいらしてくださりアドバイスをくださった、OBOGの先輩方。先輩方の背中が私の志です。本当にありがとうございました。

 

-----

 

春公演、よいものにしましょう!

 

22 吉田実卯