M11 無限定Jazz ast.大川紗椰佳 | Dance Unit W+I&S ~慶應義塾大学SFC 公認ダンスサークル~

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どうもこんにちは^ ^

M11無限定jazzアシスタントを務めさせて頂いています、22の大川紗椰佳です。

ダンスに春公の運営にバタバタな日々が続いていますが、この生活もあと数日で終わってしまうと考えるとなんだか寂しいですね…。約100日間に及ぶ公演期間、毎日この公演のことを考えていて、気がつけば春公が日常の一部になっていました。ただ、この公演期間は楽しいことばかりではなく、葛藤と選択の日々の連続でした。

 

今までは自分本位で楽しめていたはずなのに、

「誰かに認めてもらいたくて踊っているのか」

自分がダンスを踊る目的を見失いそうになりました。

周りからの評価やプレッシャーに押しつぶされそうになり、

大好きなダンスから離れたくなる時期もありました。

 

でもその時、コマ生の純粋にダンスを楽しむ姿に救われました。

コマ外でも一生懸命練習してくれている子や、

みるみる成長を遂げるコマ生の姿を近くで見ていて、

「皆の熱意に応えられるように、自分も踊り続けなきゃ」

そう確信しました。

 

今回、同期アシスタントをつけているのはこのМのみで、

希望溢れる後輩ちゃんも多くいる中、

「こんな私がアシスタントでいいのかな」

と不安に思う場面も多くありました。

 

スキルや経験が未熟である分、

「私が皆に与えられるものってなんだろう」

と常に、常に考えていました。

 

今回、アシスタントとしてコマ生と関わっていく中で、

個々人が持つ”美しさ”にたくさん出会いました。

そして、それを生かしてあげることで、皆に

「自信を与えたい」

そう思ったのです。

 

美しさって人それぞれだし、多様な価値観があっていいと思うんです。

私は、自信を持つことがその人の美しさを引き出してくれると信じています。

さあ皆さん、輝く準備はできているでしょうか。

舞台上でたくさんの光を浴びて、

自信をもって踊ってもらえたら、私はとっても幸せです。

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続いて、今回の作品について少し触れたいと思います。

作品の背景については、創作者の采初のほうが詳しいと思うので、ここでは私なりの解釈でお話できればと思います。

 

今回の作品の一曲目は、「闇」を表現しています。

誰しもが辛い過去を経験したり、心に傷を抱えて生きているのではないでしょうか。

何もかも完璧にうまくいっているように見える人でさえも。

自分でいうのもおこがましいですが、

私は周りから、順風満帆な人生を送っていそうと言われることがよくあります。

今回は、私が抱えている心の傷について少し話したいと思います。

 

私が高校生の時にベルギーへ留学していた際、

ホストファミリーとの間でトラブルがあり、私はそのことをコーディネーターに相談していました。ただ、ホストファミリーとコーディネーターとの間には信頼関係があり、私の話はほとんど信じてもらえませんでした。

次第に状況が悪化していく中、どんなに自分が行動しても変わることのない目の前の状況に絶望を感じていました。また、信頼していた人に騙され、裏切られたことへのショックが大きく、人間不信に陥った時期もありました。

 

ある日、事件が起こりました。

即座に私はコーディネーターに連絡し、すぐにホストチェンジが決まりました。

事件の日の夜、私はホストファミリーに呼び出され、スマホの画面を見せられました。

そこには、

「日本人の顔はもう二度と見たくない」

と和訳された文章が綴られていました。

ショックのあまり何も声が出ず、ただただその言葉を呑み込むことしかできませんでした。

 

当時心に負った傷は、5年の時を経て少しずつ癒えてきたものの、

完全に消え去ることはなく、今でも私の心の奥底で疼いています。

 

二曲目は、miletの『Drown』という曲を使用しています。

私のお気に入りの歌詞に、

” I know no one’s there, I will stay right here.”

というものがあります。

クールな曲調と力強い歌詞からは、

自分のダークな部分に寄り添い、それを受け入れ、強く生きていく

そんな自立した女性の姿を想像することができます。

 

自分を受け入れられない、自分を許せない、自分を責めてしまう場面

って誰しもあると思うんです。

でも、そんな暗闇も自分の大切な一部であって、

そこにも目を背けずにしっかりと向き合ってほしい。

 

自分の嫌いな部分と向き合うことほど酷なことってなかなかないと思うけれど、

「いつか自分を許せる日が来る」

「自分を許してくれる人が現れる」

今回の作品が、みんなが強く生きる糧になってくれたらうれしいです。

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愛しのおジャ姫ちゃんへ👸🏼🖤

 

24ちゃんへ

まずはどぅぶに入ってくれて、春公演に出る選択をしてくれて、無限定jazzをとってくれて本当にありがとう!こころとあんりは、このМにとって不可欠な存在で、二人の愛くるしさと純粋にダンスを楽しむ姿にいろんな先輩が元気をもらっていたと思う。春公が終わってもまた同じステージで一緒に踊れると嬉しいな💛

 

23ちゃんへ

私がこんなこと言える立場では全然ないのだけど、本当にみんなうまくなったね!

特に23ちゃんズは一人一人踊り方に個性があって、この公演期間みんなのダンスと向き合うことがとても楽しかったよ。このМを成り立たせる上で、絶対にみんなの力が必要だったし、コマ外でもたくさんたくさん練習して最後まで頑張ってくれてありがとう!

 

 

21の先輩方

春公期間、多方面で本当にお世話になりました。21の先輩方なしでは、正直ここまで走り切ることができなかったと思います。私たちの目の行き届かないところでもたくさんフォローしてくださって、とてもとても心強かったです。最後まで温かく見守ってくださり本当にありがとうございました。

 

22へ

執行代の仕事も自分のМの創作も大変な中、無限定jazzをとってくれてありがとう!

気が付けば、このМの約半数を22が占めていました(笑)同期の皆がコマにいてくれたおかげで救われた場面も多くて、何よりも君たちの独特なお笑いセンスでコマを盛り上げてくれて本当に感謝しています☆千秋楽まで走り切ろうね!!

 

采初へ

まずは、創作お疲れ様でした!そして、こんな私に「アシスタントやらない?」って声かけてくれて本当にありがとう!ナンバー練の後に行った渋谷の居酒屋で春公の構想を語り明かした日のこと覚えているかな?あれから約半年の月日を経て、ようやく形になったね!この公演期間、どぅぶの活動以外でもいろいろと大変なこともあっただろうけど、作品のために身を削って、ぼろぼろになりながらも最後までかっこいい背中を見せてくれてありがとう!采初の世界観も振りもめっちゃラブだ〜❤️‍🔥

 

改めまして、愛しの20人のコマ生、貴重な助言をくださったOBOGの皆様、『4:27』に関わってくださった全ての皆様に感謝申し上げます。

 

大川紗椰佳