かーちゃんの母は、今では普通の「ばぁば」です。
近所に住んでいて、良い茶飲み仲間です

でも、昨今「毒親」という言葉が世に流れ出してから気付きましたが、昔はなかなかの毒親であったのではないかと思います。
今でも、時々ドギツイことを言って、かーちゃんを苦しめることもあるにはありますが
(人様には言えないような大学出て・・・とかね
娘が地方の国立大卒、というのは嫌みたいです┐( ̄ヘ ̄)┌)。
まあ今では一線引いてくれているので、母の戯言の一つで流していますが。
昔は、詳細に書くとツラくなるので書き連ねることはしませんが、人格否定から価値観の押し付け、上昇思考に束縛・・・・・etc・・・・・
「うちってなんでこんなに他のおうちと比べてもとびきり親が厳しいんだろう」
という思いは、幼少時からありました。
大人になってからしばらく、それで苦しむことはなかったのですが、娘1号が小学校高学年になるあたりから、母にされたことで苦しむことが出てきました。
考えたら当たり前なんですよね。
子育てで疑問・難問にぶつかるとき、
「こんなとき、親はどうしてくれてたっけ?」
と、過去に自分が親からされた子育てがロールモデルなわけですから、そのたびに昔親から言われたこと・されたことを思い出して、当時の傷を思い出すわけです。
子育てをするにつれて、自分が言われたり、されたりして辛かったことを、一つ一つ拾っていくような感じがして、思い出すたび泣けてきて、苦しかった時がありました。
でもね、ある日ふと気づいたのです。
これって、いわゆるアダルトチルドレンってやつじゃないのかい⁉️
と。
親からされてきたことは変わらない。
でも
だから何❓
親からされてきたことと、今かーちゃんが苦しむことはまったく関係ないじゃん、と思ったのです。
親からされてきたことは決して変えることのできない過去の事実です。
でも今は親から干渉されることなく、自分の人生を歩んでいるわけですから、過去の記憶がどーのこーの、と言って苦しむなんて・・・・・
それってそれって・・・・・
過去の親に負けることになるんじゃないか!?
そう気づいたら、一気に楽になりました

もう中年なんだもん、過去の親になんて負けていたらバカバカしい

この話、うつ病と何の関係があるの?
と思われるかもしれませんが、過去の辛かった場面をまざまざとリアルに思い出すフラッシュバックという症状があるのがうつ病。
もしフラッシュバックが自分の生い立ちという場面で発生する方がいるとしたら、ぜひ、
「親にあんなことされた、こんなこと言われた」
という思いは捨てて、
「その親に負けてたまるか~い🎵」
と思って頂きたいな、と思います。
だからかーちゃんは、母に
「何であんなこと言ったのよ!!」
「何でこんなことしたの!!」
「何で~してくれなかったの!!」
と言った類いの恨み辛みを真剣にぶつけることは決してしません。
冗談でたまーに言うことはありますけれど。
いつまでも親に負ける自分も嫌ですし、親もそもそも不完全な人間、しかもそろそろ70代。
今さら恨み辛みを言ってもねぇ

ちなみにかーちゃんの姉は、とんでもなく厳しく保守的で上昇思考の高い母親のいる家庭で育った環境が「恥」と思っていたらしく、「誰にも言えなかったけれど、去年似たような家庭で育った人から話を聞いて、私と同じような母親に育てられた人がいるんだ~❗️と安心した」のだそうです

「恥」ねぇ・・・かーちゃん、それはなかったですが・・・姉も結構しんどかったんだなー、と思いました


