復職への道~③不純な動機?で、短期肉体労働のバイトをしてみる | ママのうつ病、家族の奮闘記~かーちゃん、うつ病と闘う

ママのうつ病、家族の奮闘記~かーちゃん、うつ病と闘う

第2子出産半年後にうつ病の診断を受けてからはや15年。病と共存しながら健康体を取り戻すべく、試行錯誤で暮らしてきました。
今では通院も服薬もありません。
そんな私の経験が少しでも参考になれば……。

さて、調剤薬局でのパートがわずか3ヶ月で失敗に終わり。


心療内科のクルクルパーマ先生には、

「なんでそんな頭使う仕事するのよぉ~~ショックショッククリーンスタッフとかさ、頭使わないで体使う仕事にすりゃよかったのにぃ」

と釘を刺され、しばらく大人しくしとくしかないかなぁ、と、再びハンドメイド作業にいそしむ日々を送っていました。
モチロン、寝込みながらですけどねニヤニヤニヤニヤ



その年の暮れのこと。
かーちゃんに超~~~~素敵な出会いがありました(「超」を使って親に叱られた世代ですニヤニヤニヤニヤ)。


ある夜、ハンドメイド作品を作りながら、BGMに、とーちゃんが貸してくれた「80年代オムニバス」を聴いていたときのこと。
一瞬アカペラで始まるシャネルズの「ランナウェイ」が響き渡ったとき。
あまりの衝撃に、ふと手が止まりました。
コレはもう大げさではなく、本当に。


「なんだ、この唄のうまさは?(゜ロ゜;ノ)ノ」


そして、すぐさまYouTubeで検索検索。
そして真っ先に出てきたのがゴスペラッツの「ハリケーン」。
も~~~~心が踊り出しましたよ爆笑爆笑
彼らのPVは、まさに「That's entertainment」キラキラキラキラ

「これだけ唄がうまい人は、ライブでの聴き応えは相当だろうな。ライブで聴いてみたいぞ!!」

と闘志がメラメラと燃え上がり、これまた検索してみたら、「鈴木雅之 デビュー30周年記念ライブ」が東京であるではないですかぁ‼爆笑爆笑


およそ3か月後のそのライブに行くため、とーちゃんに交渉です。

「行かしておくれよ~」と頼んでも、

「東京までなら飛行機で行って泊まりがけだろ?お金かかりすぎるよ、ダメ」といけずなとーちゃん。


・・・・・プンプンプンプンプンプンプンプンプンプン

自分のせいで家庭がビンボーになり、おまけに無職となると、圧倒的に立場が弱い・・・・ならば‼

「じゃあさ、自分で旅費かせいでくるからさ!それならいい?」と食い下がります。


「稼ぐってどーやって?」


・・・・う"・・・・そ、それは・・・・

「短期バイト!デパートの催事であるんだよ!探してみるからさー、ねーねー、だから頼むよぅ~~(T-T)」

とっさに思い付いたその方法。
もうここまでくると泣き落とし。


後で聞けば、

「何かに強烈に興味を持ってくれることが嬉しかったから許可した」

というとーちゃん。

「それ、単なるアンタのワガママよ!」

とピシャリと言ったダンスの先生滝汗滝汗



いずれにせよ、前置きが長くなりましたが、地元デパートの物産フェアで、運良く募集も見つかり、短期的に9日間ブッ通しでバイトをすることになりましたゲッソリゲッソリ



催事で、しかも接客、休まず9日間って・・・ダイジョウブカ?
という不安がありながら、結局どうにかこうにかやり遂げて、無事、チケットも入手して、キングオブラブソング、鈴木雅之氏を観に行けました。


モチロン、出発間際になるといろいろプレッシャーになってしまって、せっかく故郷の関東に飛べるというのに、「チケット取らなきゃヨカッタううっ...ううっ...」とまで思ったりもしましたが、東京一人旅、懐かしい東京湾の空からの風景、抜群の歌唱力を見せてくれたマーチンこと鈴木雅之、いいことずくめで、帰りの羽田でキャスターの富川悠太さんまでおがめて、大満足で帰宅しました。


うつ病の人間に労働意欲をわかせ、休みなしで朝から晩まで9日間働かせ、チケット入手から宿の手配、一人ライブに一人旅までさせてしまうとは、おそるべし、鈴木雅之の力爆笑爆笑



そもそも、ランナウェイを聴いたのは初めてでもないし、もともと洋楽派だし、誰かのライブになんて行ったこともないのに、なぜこんなことになったのか、いまだに謎です。
でもそれ以来、鈴木雅之のライブには、ほぼ毎年、地方公演ですが、行くようになりました。


思わぬきっかけで短期アルバイトをしましたが、これが「頭をあまり使わなくてすむ短期の肉体労働」であったことは、一つのポイントだったと思います。
とりあえず体を動かして、機械人形のような接客で許される催事スタッフ。
考えることができないうつ病さんには向いていたと思います。
しかも短期ですから、少々しんどくても、「9日間だけ働けばOK!」とハードルも低いです。
やり終えれば自信にもなりました。

クルクルパーマ先生の言うように、まだうつ病の症状が強いうちは、お掃除スタッフのような、体を使う仕事をやることも、選択肢としては良かったのだと思いますあひるあひる

~オマケ~
先日のバケーションで、今年も再び下関の関門海峡へ来たかーちゃん。
大好きなパワースポットラブラブ

 

 

【復職への道~①とにかく働きたい】

【復職への道~②短時間のパートでも異業種はアウト】

【復職への道~④臨時職員でリハビリ勤務(1)】

 

 

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