再び会社に行けなくなったかーちゃん。
さすがに2度目となると、もうしがみつく気力もない。
「このまま、もう辞めるしかないのかな」
という不安にさいなまれた。
当時のかーちゃんは、「専業主婦」をバカにしていた。
女も仕事していないと、家でワガママになる一方。
「夫に養ってもらう」だけの女なんて、サイテー。
働きもしないクセに、「旦那の給料が少ない」と言う女は信じられない。
年金と保険料払ってこそ1人前、将来に備えるべき。
自分の保険証を持っていないなんてカッコ悪っ!
一応「大企業」と呼ばれる会社に総合職で入ったのに、そこらのオバサンになるなんて。
そう思っていた。
つまり、
とてつもなくプライドが高く、見栄っ張りだった
そして・・・・
経済的な不安もあって、仕事を辞めたくなかったし、辞められなかった。
当時我が家は家を購入してまだ3年ほどで、↑上にも書いたように、
「ワーキングマザー至上主義」のかーちゃんだったので、自分が家庭に入ることなどまっっっったく予想していなかった。
だから、家のローンも、二馬力で働くことを想定した上での金額だった。
ここでかーちゃんが返済から離脱してしまうと、とーちゃん一人の収入ではやっていけないことは明白だったのだ。
かくしてかーちゃんは、
「今の職場辞めたくない!辞められない!」
と悩み続けることになったのだ。
悲しいかな、かーちゃんのような、
「スペシャリストではない無資格人間」という女性は、
いくら最初に就職した会社が優良企業でも、
一度退職したら、次の就職先は困難だ。
これが日本の女性の現実。
一度仕事を辞めたら、後がない。
プライドお高い当時のかーちゃんには、その現実は受け入れられなかった。
しかし、いくらワーキングマザーでキャリアウーマン気取りで専業主婦を見下したところで、
うつ病になり
家族職場に迷惑をかけ
家事もままならず
家は荒れ放題で汚い
ついでに経済的義務まで果たせない
そんな状況では、専業主婦よりタチが悪いではないか!!
・・・かーちゃんも、相当な大馬鹿者である
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しかも、この頃のかーちゃんは、自殺願望も強かった頃なので、
どんなぐぅたらの専業主婦でも、「生きているだけでスゴイ」「偉いなぁ」と本気で尊敬していたぐらいなのに・・・だ。
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