「社会人」への未練~会社を辞める決断がつかない | ママのうつ病、家族の奮闘記~かーちゃん、うつ病と闘う

ママのうつ病、家族の奮闘記~かーちゃん、うつ病と闘う

第2子出産半年後にうつ病の診断を受けてからはや15年。病と共存しながら健康体を取り戻すべく、試行錯誤で暮らしてきました。
今では通院も服薬もありません。
そんな私の経験が少しでも参考になれば……。

再び会社に行けなくなったかーちゃん。







さすがに2度目となると、もうしがみつく気力もない。









「このまま、もう辞めるしかないのかな」







という不安にさいなまれた。







当時のかーちゃんは、「専業主婦」をバカにしていた。



女も仕事していないと、家でワガママになる一方。

「夫に養ってもらう」だけの女なんて、サイテー。

働きもしないクセに、「旦那の給料が少ない」と言う女は信じられない。

年金と保険料払ってこそ1人前、将来に備えるべき。

自分の保険証を持っていないなんてカッコ悪っ!

一応「大企業」と呼ばれる会社に総合職で入ったのに、そこらのオバサンになるなんて。



そう思っていた。







つまり、





とてつもなくプライドが高く、見栄っ張りだった354354



そして・・・・





経済的な不安もあって、仕事を辞めたくなかったし、辞められなかった。




当時我が家は家を購入してまだ3年ほどで、↑上にも書いたように、

「ワーキングマザー至上主義」のかーちゃんだったので、自分が家庭に入ることなどまっっっったく予想していなかった。


だから、家のローンも、二馬力で働くことを想定した上での金額だった。

ここでかーちゃんが返済から離脱してしまうと、とーちゃん一人の収入ではやっていけないことは明白だったのだ。





かくしてかーちゃんは、


「今の職場辞めたくない!辞められない!」



と悩み続けることになったのだ。






悲しいかな、かーちゃんのような、

「スペシャリストではない無資格人間」という女性は、

いくら最初に就職した会社が優良企業でも、

一度退職したら、次の就職先は困難だ。

これが日本の女性の現実。

一度仕事を辞めたら、後がない。




プライドお高い当時のかーちゃんには、その現実は受け入れられなかった。

しかし、いくらワーキングマザーでキャリアウーマン気取りで専業主婦を見下したところで、



うつ病になり

家族職場に迷惑をかけ

家事もままならず

家は荒れ放題で汚い

ついでに経済的義務まで果たせない


そんな状況では、専業主婦よりタチが悪いではないか!!


・・かーちゃんも、相当な大馬鹿者であるガクリガクリ




しかも、この頃のかーちゃんは、自殺願望も強かった頃なので、

どんなぐぅたらの専業主婦でも、「生きているだけでスゴイ」「偉いなぁ」と本気で尊敬していたぐらいなのに・・・だ。








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