点滴を打ちながら復職訓練を頑張るかーちゃん。
仕事は・・・・・ない。
ちょっとした雑用をする程度。
業務分掌もないし、他の社員も、上司の指示なしにかーちゃんに仕事をお願いしてはいけないことになっていたので、かーちゃんが「何かありますか?」と言っても、
「うーん・・・本当は勝手にお願いしちゃいけないことになってるんだけど・・・」
と、しぶしぶコピー取り程度の仕事をくれる。
そんなこんなで、かーちゃんは、ブラブラと時間を過ごしていた。
でも、隣りの上司と会話することもあったし、昼休みになれば、旧知の友人とお弁当を食べた。
無難に職場にいることはできたのだ。
では何がしんどかったか。
この当時は気づかなかったが、今になって思うのは、このときかーちゃんが一番ストレスだったのは・・・
定時で退社すること。
うつ病になるくらいのバカマジメだったので、
17時とともに、「お先に失礼します」と言うのが、なんとも後ろめたかった。
特に、かーちゃんの場合は、昼間特段仕事などしていないのだ。
そもそも、かーちゃんの会社には、定時退社する人など、
派遣さんか臨時さんぐらいで、正社員ではまずいない。
とーちゃんに「どうしよう」と泣きついた。
「訓練中なんだよ。会社もそれを認めているんだ。堂々としていたらいい。」
とーちゃんはそうフォローしてくれるが、まだまだ
「アタシってダメ人間」と強~~く思い込んでいるうつ病人間のこと。
「大して仕事もしてないのに、17時で帰るのは気が引けてしょうがない」
と思い続けた。
リワーク支援センターの担当者も、とーちゃんと同様のことを言ってくれたが、
定時退社はなかなか割り切れず、毎日かなりのストレスを感じながら、ぴったり定時で退社する努力をした。
ちょうどこの1年ほど前、テレビドラマでは「ハケンの品格」をやっていた。
「定時と同時に『お疲れ様でした』ときっぱり帰る大前春子さん」は、かーちゃんには憧れだった。
あんな風に帰れたらいーのに(TT)
と何度も思ったが、
大前春子さんがあんな風にできるのは、
エクセレントな業務遂行の結果なのだ。
大して仕事もせずに、とりあえず
定時に出社
就業時間中会社にいる
定時に退社
これをこなすだけのかーちゃんとは、大違いだ。
「アホみたいやな・・・」
我ながら自分を嘲笑してしまうような毎日であった。
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