夫は、妻のうつ病を職場にどう説明したか | ママのうつ病、家族の奮闘記~かーちゃん、うつ病と闘う

ママのうつ病、家族の奮闘記~かーちゃん、うつ病と闘う

第2子出産半年後にうつ病の診断を受けてからはや15年。病と共存しながら健康体を取り戻すべく、試行錯誤で暮らしてきました。
今では通院も服薬もありません。
そんな私の経験が少しでも参考になれば……。

かーちゃんがうつ病になって、とーちゃんは多忙になった。



仕事に育児、家事ももちろんだが、

病気療養中のかーちゃんから、仕事中に頻繁に電話やメールが入る。




「娘1号がこんなことしたよー。あんなこと言ったよー。」

「一人じゃいられないよー」

「とーちゃん今日泊まり勤務だけど、アレができないよー、これができないよー。」




この程度ならまだしも、ひどいときには、



「冷蔵庫のお肉腐らせちゃったよぅ。もったいないことしちゃったよぅ(TT)」



などと、バカバカしいことこの上ない電話まで泣きながらかかってくる。




とーちゃんとしては、ウンザリすること大連発なのだが、

適度に相手にしてフォローしないと、かーちゃんは切羽詰って何をするかわからない。




そんなときとーちゃんは、仕事中に電話に出たり、ムリを言って少しの間職場を抜けて帰宅したり《職場が近かったからできた)、職場にちょくちょく迷惑をかけることになる。





ではとーちゃんは、うつ病の妻のことを、職場にどう話していたのだろうか。

隠していたのか、伏せていたのか?








答え。

とーちゃんは、ありのままに(Let it go?)、かーちゃんの病名を職場の皆に話していた。






妻はうつ病

仕事を休職中

異常すぎて目が離せない




等々、すべてを話していた。





「ねえねえ、隠そうとは思わなかったの?あんまり大声で言える病名じゃないと思うんだけど」



とかーちゃん、後年聞いてみた。


とーちゃんが言うには、




「妻がうつ病ということは、隠したってしょうがないぞ。

きちんと話しておいた方が、仕事で何か迷惑をかけることがあっても、協力してもらいやすいだろ」




ということだ。


相変わらず、割り切るのがうまい男、とーちゃん。





かーちゃんは、とーちゃんの職場の方々にも助けられていた。