さて、引き続きとーちゃんの話だ。
(1)子供達がいるから別れられない
「子はかすがい」
という夫婦にはならずにいようね、と甘~い夢を見ていたとーちゃんとかーちゃんだったが、そんな夢は、かーちゃんのうつ病罹患とともに崩れ去った。
つまり、子供がいなかったら、かーちゃん、捨てられてた可能性もあったってことですね、とーちゃん( ̄▽+ ̄*)
(2)妻がうつ病になった要因は、自分にもあるかもしれない
かーちゃんは、コレ↑に一番びっくりした!!(゜ロ゜ノ)ノ
とーちゃん、そんな風に考えてたの?!
かーちゃんはそんなこと一度も考えたことないぞ?!
「だってさ、オレと結婚してからうつ病になったわけだしね。
『オレがコイツを病気にしてしまった』
って気持ちになっちゃうよ、どーしても」
と言うではないか

それにしたって、責任感じすぎじゃないかい?
「いや、確かにうつ病になった原因はいっぱいあるんだろうけどさ。
オレがうつ病にさせてしまった可能性だって、ゼロじゃないわけじゃん」
はぁ~~~~…………
かーちゃんは、伴侶がうつ病になった時、こんな風に考えられるだろうか………

(3)実家に戻ることを本人が嫌がるなら、一緒にいてやるしかない
かーちゃんは、何かあれば実家に頼るカワイイタイプではない。
どちらかというと、
「こんな親と一緒にいたくな~い!」
と、蹴り立てて進学のために実家を出たぐらいだ。
特段不仲というわけではない。
ただ、親とは一線画している部分があって、同居などはしたくない存在なのだ。
だからとーちゃんに、
「しばらく実家帰れよ。その方がお互い楽だろう!」
と言われたとき、
「実家に行くのは絶対イヤ!!
うちにいるより気が休まらない

とーちゃんとも一緒にいたい!!」
と、全身全霊で拒否をした。
とーちゃんは、ここでタメ息をつくわけである。
「一時的に実家に帰ることすらこんなに嫌がるんじゃ、別れて実家に返すなんてことは、この人、絶対無理なんだな」
こんな経緯で、とーちゃんはかーちゃんを捨てられずに、一緒に苦しい闘病生活を過ごすはめになった。
かーちゃんの母は、
「よく離婚されなかったわねぇ。『とーちゃん』に感謝、としか言葉がないわ」
「すべて『とーちゃん』のおかげね」
「普通なら、『とーちゃん』のご実家に『離縁』と言われてもおかしくないのに、よく切り捨てられなかったわねぇ」
とよく言っている。
ちなみにかーちゃんの父は………
「まあなぁ、昔で言えば『キチガイ』って病気だもんなぁ。『とーちゃん』もよく耐えてるよな♪スゲースゲー!」
と、相変わらずデリカシーとは程遠い発言をしているε=( ̄。 ̄ )
言い方が下品なだけで、一応心配はしてくれているようだが。
とーちゃんは、こんな思いを抱えて、ずっとかーちゃんのそばにいてくれている。
回復してきたといっても、まだまだかーちゃんは病人だ。
でも少しはまともな人間らしくなってきたから、どうぞ捨てずに、引き続きかーちゃんと一緒にいて頂きたい。